2010年4月20日火曜日

CHATEAU MARGAUX

RED
2004
CHATEAU MARGAUX
MARGAUX
LONDON HOME

ロンドンの某有名スーパーの特別ワインセラーで購入

いつ飲むかと考えていたが、今日が最適な日だと考え抜栓
本当はお祝いになるかもしれなかった日
世の中様々理不尽なことはあるが、それを嘆き続けても得るものはない
今日が新たなスタートと考えてまた一年がんばろうと決意


先日の反省を踏まえて、飲む1時間半前にデキャンタ
ちなみに最初の一口はやはり酸味が
ただし、その一口のスケールの大きさはすでに普通のワインではない
2004年と若いワインにもかかわらず大量の澱

がんばって2時間待ち、グラスに注ぐ
その瞬間、強烈な香りが部屋を埋め尽くす
言葉にならない
フランス5大シャトーでは、最後の未飲ワイン
圧倒的なスケールと圧倒的な主張力
あえて詳細な表現は避けたい
あるいはできない

気軽に飲めるワインではないが、来年また同じ日に飲みたいワイン
そのときは祝い酒になればと期待しつつ


CHATEAU POTENSAC

RED
2000
CHATEAU POTENSAC
MEDOC
LONDON HOME

ロンドンのワインバーで格安でみつけ購入
歴史に残るグレートヴィンテージ

今回も失敗してしまった
最初の一口を飲んで酸味があるなとおもいつつ
デキャンタに移した直後から飲み始める

1時間半が経過して最後の4分の1になった頃
このワインの真の姿が現れる
芳醇な香り、プラム、ブラックベリーやフルーツケーキが混ざった複雑な味覚
アルコールが低いのにまったりとした舌触り

グレートヴィンテージのワインはやはり最低1時間から2時間前に開けて飲むべし
心に刻んだ

※備忘録
サン・ジュリアンのスーパーシャトー、レオヴィル・ラス・カーズのオーナーであるドゥロン家が所有する名高いブルジョワ級シャトーが、このポタンサック。
ドゥロン家と、醸造責任者のミシェル・ローラン氏の努力により、バランスの良い、長期熟成に耐えうる格付けワイン並みの品質を持つワインを造り上げてきました。(ちなみにこのミシェル・ローラン氏は、ポムロールを中心に活躍する醸造コンサルタントのミシェル・ローラン氏とは別人。)

「数年前までポタンサックはいくぶん通向けのワインだったが、もはやそうではない。だが、このワインは、熱心なボルドーの愛好家なら試さなければおかしいとさえ言える高品質なワインである。」byパーカー

2010年4月13日火曜日

SAINT ROMAIN

WHITE
2006
SAONT ROMAIN
SAUS LE CHATEAU
HUBERT LIGNER
LONDON HOME

サン・ロマンを訪問した後、ボーヌのワインショップで同村のワインを物色
店主にサン・ロマンのワインについて聞いたところ、即座にこのワインを勧められる
全く予備知識なし
サルディニアで買ってきたカラスミのパスタと共にいただく

サン・ロマンののワインは、サントーバンとならんで好きな村
山間にひっそりと隠れるように佇み、ブルゴーニュを思わせない雰囲気を持つ
当然名前も売れておらず、ワインの品質の割りに価格が非常にリーズナブル
いわゆる、バリューワインの宝庫

このワインも素晴らしい香りを放つ
ハチミツ香もあるが、プルーンを少しあまく焦がしたような香りもする
青りんごのような、すっぱさも兼ね備える

サントーバンと同じくミネラル感もたっぷり
あの山間の風景とミネラル感がしっかり重なるから不思議

デキャンタは特に必要がないと思う

2010年4月11日日曜日

MAJORA

RED
2003
MAJORA
BENANTI
SICILIA
LONDON HOME

シシリアはシラクサのワインショップで店主の薦めにしたがって購入


ポテンシャルを感じ、最初からデキャンタに移す
直感的にボトルの最下部から1.5センチほど液体を残したが、これが正解
2003年のワインなのに、オリが大量に残存

タンニンは少ないが深い味わい
ブラックベリー、カカオ、チョコレートの味わい
複雑な香り
樽の香りもほのかに漂う
いいワインに必ずといっていいほどある、控えめな酸味も備わっている

同社のHPによると、このワインがトップキュベ
たった8300本しか作られていない
さすがに日本には入っていない模様

やはりというか、さすがというか
世の中は広い
こういうワインに出会うと、シチリアをさらに探求したくなる
そんなワイン

CHATEAU SEGUIN

RED
2005
CHATEAU SEGUIN
PESSAC-LEOGNAN
LONDON HOME

パリ出張の時に、ユーロスター北駅の近くのスーパーで買ったもの
好きなペサックレオニャンのワインでグレートヴィンテージだったことがポイント

タンニンが強い
香りはそれなりにある
瑞々しさと、ダークチェリーの深みが同居
エレガントさにもかける
雑味も少々

これだけみると今いちだがワイン辞典で調べると意外なことがわかる
1988年から現在のオーナーが徐々に木を植え始めて、畑全体が完成したのが2004年という新顔
初ヴィンテージは1999年
そのことを考慮すると非常にいいワイン
いわゆる発展途上のワイン

葡萄はすべて手摘み、手仕分けという手のかけ方
新しいことを、いつ何歳で初めても丁寧に、情熱をもって続ければ、よい結果が出てくるのだと思わせるワイン
10年後のシャトーは今とは見違えているはず
再会が楽しみなワイン

2010年4月6日火曜日

DUCKHORN VINEYARDS

RED
2006
DUCKHORN VINEYARDS
NAPA VALLEY
MERLOT
LONDON HOME

昨年のワインフェアで買ったもの
オバマ大統領の就任晩餐会で出されたワインと聞く


アルコール分が高いせいか、アタックが非常に強い
やわらかいメルローにも力強さを感じる
きわめて高い凝縮感

時間が経つと前に出てくるやわらかさ
奥様に言わせれば、「女性の腰からお尻にかけての丸みを帯びた優しい曲線」
言われてみればそんな気がする

デキャンタで一時間おいて飲むべし
ワイン経験があろうがなかろうが、誰でもその味わいを楽しめるワイン

HOSPICES DE BEAUNE

RED
2005
HOSPICES DE BEAUNE
SAVIGNY-LES-BEAUNE
1ER CRU
CUVEE ARTHUR GIRARD
C.D. CHANZY
LONDON HOME

昨年ブルゴーニュで買ってきた一品
専門書を読むと決して高い評価を得ないオスピス・ド・ボーヌ
個人的には決して「ダメ」と思った経験はない
今回のサヴィニー・ル・ボーヌはどうだろうか

酸味が最初にくる
しかしこれは開くワインの証
一時間ほど置いてみる
酸味が緊張感にかわり、果実味が前面にでてくる
ボーヌのオスピスとは違う点がある
それは少し水っぽい点
ただそれはネガティブな意味ではない
太陽のまばゆい夏の小川がさらさらと流れている風景を思い出させる

デキャンタがMUST
素晴らしいワイン

2010年4月4日日曜日

NYETIMBER CLASSIC CUVEE

SPARKLING WHITE
2002
NYETIMBER
CLASSIC CUVEE
LONDON HOME

近くのスーパーで発見したイギリス産の有名スパークリング
日本でも紹介され一時ブームになったと聞く
日本の値段を調べるとびっくりするほどの価格差
一度試そうと思い購入


非常に強いトーストの香り
一口目は泡と酸味を感じる
泡は良いシャンパーニュほど洗練されていないが、強すぎることはない
酸味は、白ワインの酸味ではなく、レモンに近い酸味
いやらしい酸味ではないが、少し顔が引きつる酸味(レモンや梅干を食べたときのよう)
これは好き嫌いが分かれるところ
全体の味わいはハッキリしている

サセックスに畑があり、このイースターにでも訪問しようと思っていたが一般に公開されていないとのこと

※備忘録
ナイティンバー(「新しい木の家」という意味)でワインが作られていたという記録は古く、11世紀までさかのぼります。
地理的にも気候的にも理想的なナイティンバーの土壌に、フランスのシャンパンに勝る世界級の高級スパークリングワインの元となる最高品質の10万ものブドウが栽培されています。ナイティンバーは、自家栽培以外のブドウを一切使用をせず、畑、原料、技術のすべてに、こだわりと誇りを持って醸造をおこなっています。
最近では、例年のエリザベス女王結婚記念式典や、 2002年のブレアー首相が主催の女王即位50周年記念(Golden Jubilee)式典晩餐会のテーブルを飾りました。また今は亡きエリザベス皇太后もご自身の生誕100周年記念パーティーに起用され、ナイティンバーのワインをご愛飲されました。
英国王室、エリザベス女王、セレブ中のセレブ、そして世界のVIPが愛飲する銘品です。

BAROLO ODDERO

RED
2005
BAROLO
VITICOLTORI ODDERO
LONDON HOME

会社のワイン会で名のあがったスーパー売りのバローロ
ためしに購入


香りは凝縮感を感じさせるもの
色は若干明るめ
果実味もあるし、雑味もなくそれなりに美味しい
ただ、私が期待するバローロの味からは、残念ながら遠い

デイリーにしては、少し高めで、特別な日に飲むワインとしては
若干ものたりない印象

2010年4月2日金曜日

CHABLIS GRAND CRU

WHITE
2007
CHABLIS GRAND CRU
LES VAUDESIRS
DOMAINE LONG-DEPAQUIT
LONDON HOME

イースターホリデー第一弾として飲む
購入場所は失念

若く酸味が前に出すぎる
一時間以上放置して再トライ
白い花のにおい、ハチミツの香り、そして樽香
上品な、そしてドライではないシャブリの極上な味

シャブリと名のつくワインは数多くあるが、いいワインは全く別物
セラーに寝かせておく我慢ができず飲んでしまったが、
10年後のこのワインを飲んでみたい