2010年5月24日月曜日

CHAMPAGNE RUINART

WHITE SPARKLING WINE
NON VINTAGE
RUINART
LONDON HOME

近所のワインショップで購入
店員の強力な薦めが決め手


泡の決め細やかさは、さすがに名門シャンパーニュでは当たり前
いやみのない酸味は、この季節にに良く合う
柑橘系のフレッシュな味わい
こうばしさが前面にでた香り

1729年設立の世界最古のシャンパーニュメゾンの実力を堪能
地下には全長8キロにも及ぶカーブを保有
最大の深さは36メートルにもなるという
ランスはロンドンからも車でいける距離なので、一度このメゾンを訪れてみたい

CHATEAU HAUT-BRION

RED
2004
CHATEAU HAUT-BRION
PESSAC LEOGNAN
LONDON HOME

昨年のワインセールで購入
しばらく寝かせておくつもりだったが、お祝いを兼ねて抜栓
お祝いのネタは「さようなら終身雇用」
会社が大きく変わる中、個人的にも契約形態を変更
10年前と今では何もかも変わっている
次の10年もきっと予測不可能なまでに世の中や自分の置かれている環境も変わっているのだろう


さすがに5大シャトーなので抜栓後デキャンタで一時間半放置
この凝縮感、果実味、アフターの長さ、透明さ、複雑さ、何もかもが一流
アタックが強いと感じるのに、アルコール度数はたったの13度

ただ、以前飲んだセカンドワイン(バーン・オー・ブリオン)との差をあまり感じさせない
飲み手の問題かもしれないが、このシャトーのセカンドはお買い得な気がした

※備忘録


2010年5月20日木曜日

RULLY

WHITE
2007
RULLY MONTMORIN
DOMAINE JEAN CHARTON
LONDON HOME

夏のブルゴーニュで買ったワインのひとつ
ピュリニーモンラッシェ村の入り口近くにある小規模ドメーヌ
夏休みで従業員がいないので、マダムが直接ワインを説明
試飲の上購入を決定


RULLYのワインは華やかでミネラル感が豊富というイメージ
このワインもその公式に当てはまる
ただ若さゆえか、酸味が最後まで抜けない
やはり2017年に飲むべきワインなのだろう
そんなに待てないのだが

2010年5月17日月曜日

RESERVE DE LA CHEVRE NOIRE

WHITE
2007
RESERVE DE LA CHEVRE NOIRE
BOURGOGNE
MONOPOLE
LONDON HOME

ブルゴーニュ訪問のときに頼りにしたパスカル先生お勧めの一本
いわゆる広域ワインでも素晴らしいワインがあることを教えてくれるワイン

色ははっきりとした黄色
2007年という若さゆえのフレッシュさと、香りの広がりと深みを両立している
一口のむと洋ナシやグレープフルーツがが渾然一体となった風味を感じる

時間と共に味が変化、常温に近づくと香りが広がるが、少し冷やした状態でフレッシュさを味わうほうがいいかもしれない

数本買ってきたが、ストックは一本になってしまった
飲むたびに夏のブルゴーニュを思いださせるワイン
また買いにいきたくなった


CHATEAU LE PUY

RED
2005
CHATEAU LE PUY
BARTHELEMY
BORDEAUX COTES DE FRANCS
LONDON HOME

ジュネーブ出張の時にワインショップで購入
グレートヴィンテージであったこと、テレビ版神の雫で「神の雫」に選ばれていたことが購入動機


400年間の長きにわたり一度も農薬を使わず、葡萄の木は地下70メートルにまで及ぶとのこと
そのためか、ラベルには「Expression Originale Du Terroir」と記してある

最初は還元臭がきつく、温泉卵のようなにおい
しばらくして、酸味がでると、急激に味が変化
深みのある、それでいて素朴さを感じるワインになる

・・・疲れていたせいか、悲しいことに2グラスを飲んだところで撃沈
後は奥様がゆっくり飲むといういつものパターン

その後2時間に渡り味がゆっくり変化して、最後は非常にエレガントなワインになっていたとか
彼女いわく、今年のトップ5に入るらしい

いいワインは体調が万全のときに飲むべし
今回の教訓

2010年4月28日水曜日

NUITS-ST-GEORGES

RED
2004
BUITS-ST-GEORGES
LES BOUDOTS
1ER CRU
DOMAINE JEAN GRIVOT
LONDON HOME

近所のワインショップで購入
一度ジャン・グリヴォのワインを飲んでみたかった


2004年なので抜栓後すぐに飲みはじめる
酸味を若干感じるものの、しっかりした骨格をはっきりと感じる
個人的にはジュブレシャンベルタンに似た味覚
ピノの味わいを十分保ちつつ、熟成感を表現したワイン
ニュイ・サン・ジョルジュとはこういう味なんだと改めて思わせる

最後まで味の変化は大きくは感じない
やはり2004年は少し難しいか

※備忘録(パーカー)
聡明で、思慮深く、じっくりと物事を考えるタイプのエティエンヌ・グリヴォは、ブルゴーニュの新世代の指導者立場にある人物の一人で、この神格化された地域の輝かしい名声に見合うだけのワインを生み出している。

議論好きのギィ・アカと何年も一緒に仕事をしたあと、グリヴォはついに、独自のブドウ栽培法と醸造技術をつくり上げた。以前のグリヴォのワインは、若いうちからおいしく飲める代わりに、すぐに衰えてしまうものだったが、今や、彼のワインは、ブルゴーニュで最もすばらしいもののひとつとなった。このブドウ園は、確実にランクに入りつつある。

CHAMPAGNE G.H.MUMM

WHITE SPARKLING
NON VINTAGE
CHAMPAGNE
G.H.MUMM
CORDON ROUGE
LONDON HOME

ロンドンのスーパーで安売りのときに購入
初めてシャンパーニュの聖地ランスを訪問したときにマムを飲む
その時の味が忘れられない


深夜残業で疲れて帰宅
赤を飲むほどの気力がなく、白を飲むほど軽快な気分ではない
そういう時には泡が飲みたくなる

優しい泡
何か暖かさを感じるから不思議
決め細やかな泡の中に、ドライさを微塵も感じさせないブレンド
メゾンの実力を感じる
自分の中では現在ナンバーワンのシャンパーニュ

※備忘録
G.H.MUMM(ジェ・アッシュ・マム)はモエ・シャンドン、ヴーヴ・クリコに続いて、業界3位の生産量を誇る大手シャンパン・メゾンです。日本人F1ドライバーの佐藤琢磨氏の活躍で日本でもF1人気が高まりましたが、その表彰台で勝者が行うシャンパン・ファイトで使われているのがF1のオフィシャル・スポンサーをつとめるマムのシャンパンなのです。
創業者のG.H.マムはドイツの裕福なワイン商の家庭に生まれました。1827年にマムの親族がランスに設立した会社に、1838年自らの名前を付け今日のG.H.Mummが誕生しました。マム社は最上級のブドウだけを用いるという手法で、世界中のエリートたちをそのシャンパンの虜にしてきました。1875年、パーティの招待客に敬意を表するため、レジオン・ドヌール勲章をモチーフにした赤いリボンで装飾しました。これが現在マム社の売り上げの75%をしめるマム・コルドン・ルージュ・ブリュットの始まりです。

2010年4月24日土曜日

BRUNELLO DI MONTALCINO

RED
2003
BRUNELLO DI MONTALCINO
CASANOVA DI NERI
TENUTA NUOVA
LONDON HOME

週末出勤のストレス解消に、と帰りに会社近くのワインセラーを持つスーパーを訪問
このワインのみ40%近く値下げされていたため、なにも考えずに購入
予備知識ゼロ


最初の一口からいきなり濃厚
液面もシロップのように粘りをもって動く
それでも30分ほど放置
すごいことになっている
圧倒的な主張、深み、余韻の長さ
スパイシーさも感じるが、一番直感的に感じるのがスミレの香り
そのあとカカオ、そしてリオハのワインに感じる葉巻タバコのフレーヴァーが重なっていく
一方、タンニンはそこまで強くなく、しなやかさを備えている

衝撃的なワイン
今年のワインランキングで上位に入るかもしれない
あと1本あったが買っておけばと後悔

CHAPELLE-CHAMBERTIN

RED
2002
CHAPELLE-CHAMBERTIN
GRAND CRU
DOMAINE DROUHIN LAROZE
LONDON HOME

昨夏ジュブレシャンベルタン村のドメーヌに訪問したときに購入
地下セラーに整然と保管されてあったものの一本


一時間半まえに抜栓
酸味は消え、葡萄本来の姿がはっきりとわかるワインに
ピノノワールのイチゴを感じさせるエレガントさ
弱弱しい感じは一切なく、どこまでも深い味わい
いいワインには必ずあるフィネスも備わっている

このドメーヌでは、ドメーヌ自身が自らのためにキープしているものを除き、すべてリテール販売しているとのこと
つまり数年おいてから売る、ということはない
実際地下のセラーにはビンテージごとにまばらに数本残っているという感じ
バックビンテージは私が訪問したときには2001年が最古のものになっていた
ドメーヌではこうしたバックビンテージを中心に購入したい

※備忘録
1850年ジャン・バプティスト・ラローズがジュヴレ・シャンベルタンでワイン農園を開始しし、その農園はフェリックス・ラローズに引き継がれ、1919年フェリックスの娘であるスザンヌは、シャンボール・ミュジニィの畑を持ったアレクサンドル・ドルーアンと結婚し、ドメーヌの名前はドルーアン・ラローズとなりました。現在はフィリップとクリスチーヌ・ドルーアンが運営しています。
 ドルーアン・ラローズは、コート・ド・ニュイのジュヴレからシャンボール、ヴージョにわたる素晴らしい畑を合計11.5ha持っています。
彼らは素晴らしいワインを提案し続け、最高のテロワールとピノ・ノワール種の素晴らしさを広めるという志を持って仕事をしています。
 彼らの畑での仕事の基本は、季節のリズムに合わせることと、テロワールの個性が発揮できるよう自然のポテンシャルを最大限に引き出すことです。
 畑では、グリーンハーヴェスト、キャノピーマネージメント、手摘みにより最高の品質のブドウを得る努力をし、摘み取ったブドウは慎重に醗酵槽まで運ばれます。
 醗酵の後、1815年に建設された2階建ての内部に美しいアーチをもつセラーの中で、3つの有名樽業者の小樽に入れて(特級は50%が新樽で、村名クラスは一年落ちの古樽)最低18ヶ月の長い自然な熟成を行います。
 熟成の後、フィルターも清澄もせずに瓶詰めをします。
 毎年、ドルーアン・ラローズは約5万本のワインを算出し、46%特級、14%一級、40%村名という比率です。

2010年4月20日火曜日

CHATEAU MARGAUX

RED
2004
CHATEAU MARGAUX
MARGAUX
LONDON HOME

ロンドンの某有名スーパーの特別ワインセラーで購入

いつ飲むかと考えていたが、今日が最適な日だと考え抜栓
本当はお祝いになるかもしれなかった日
世の中様々理不尽なことはあるが、それを嘆き続けても得るものはない
今日が新たなスタートと考えてまた一年がんばろうと決意


先日の反省を踏まえて、飲む1時間半前にデキャンタ
ちなみに最初の一口はやはり酸味が
ただし、その一口のスケールの大きさはすでに普通のワインではない
2004年と若いワインにもかかわらず大量の澱

がんばって2時間待ち、グラスに注ぐ
その瞬間、強烈な香りが部屋を埋め尽くす
言葉にならない
フランス5大シャトーでは、最後の未飲ワイン
圧倒的なスケールと圧倒的な主張力
あえて詳細な表現は避けたい
あるいはできない

気軽に飲めるワインではないが、来年また同じ日に飲みたいワイン
そのときは祝い酒になればと期待しつつ