2011年3月31日木曜日

CHAMBOLLE-MUSIGNY

RED
2004
CHAMBOLLE-MUSIGNY
MILLESIME
DOMAINE PATRICE RION
LONDON HOME

ワイン会3本目
このワインは、日本に帰国したワイン会メンバーが残してくれたもの
もう一年くらい預かっていたが抜栓のときがきた

http://www.patricerion.com/

神の雫では「陰性ワイン」の典型としてこの村のワインが取り上げられているが、このワインにはそれを感じない
むしろしっかりとした骨格をもち、かつ華やかな印象のあるワイン

このワインも時間の経過とともに返信し皆を驚かせた
30分もしないうちにピノノワールの持つ力を十分に発揮するワインとなった

デキャンタ必須
1時間は待つべし

※備忘録
ニュイ・サン・ジョルジュのダニエル・リヨンは、ダニエルの長男であるパトリス・リオン氏が醸造を担当するようになり、名声を復活させた。 アンリ・ジャイエからの強い影響を受け、 オレゴンなどで、コンサルタントなどで 活躍するなど、天才的な醸造のセンスを開花させたパトリス・リオン。
ブルゴーニュでも更なる高品質を目指したが、保守的 な彼の兄弟そして、父親と対立し 2000年に自らのドメーヌを立ち上げた。
「私の仕事は、テロワールを如何にこの一瓶の中に引き出すかだ。」テロワールの体現に非常に意欲的なパトリス氏は、常に葡萄の取り扱いに細心の注意を払う。収穫の際は合計で3度の選別を行う。まずは畑での選別、更に房の選別、最後に最新鋭のゆっくりとしたスピードで進むソーティングテーブルを合計10~12人で囲み、徹底的に粒選りする。最新の栽培技術、最新の醸造技術、そして最新の熟成技術に絶えず関心をよせる。

PULIGNY-MONTRACHET

WHITE
2007
PULIGNY-MONTRACHET
CLOS DU CAILLERET
MONOPOLE
DOMAINE JEAN CHARTRON
LONDON HOME

ワイン会二本目
このワインは二年前のブルゴーニュ旅行で直接ドメーヌから買い付けたもの
この畑は、本来グランクリュだったが、その昔、この畑の持ち主が節税のためあえてプルミエ・クリュに格下げ申請を行なったという逸話を持つ(グランクリュ畑に課せられる税金は非常に高かった
)。古地図で確認したがまさにその当時はグランクリュ畑として線引きがなされていた。期待できるワイン。

最初の飲み口は、その香りの華やかさに反比例し、サラリとしたもの
瑞々しさはあるが、特筆すべきものでもない
一部をリザーブして赤ワインに移行

2時間後このワインの本当の姿がわかる
ハチミツの香りを存分に放ち、ミネラル感、複雑味、程よい酸味が一体となってバランスのよく取れたワインに変貌
化ける白の典型

デキャンタ必須
飲み頃は1時間半を経過してからか

CHAMPAGNE

WHITE SPARKLING

2004
HEIDSIECK & CO
GOLD TOP
MONOPOLE
LONDON HOME

今年度最終かつ今年初めてのワイン会
自宅で開催
このシャンパーニュが最初の一本

泡は決め細やかで繊細
酸味のなかに見られる華やかさ
ビンテージシャンパーニュに見られる奥行きと香ばしさ
バランスの取れたよいシャンパーニュ

QUINTA DO CARMO

RED
2005
QUINTA DO CARMO
PORTUGAL

神の雫で「プティ・トリアノン」と評されたワイン
後輩が見つけてきたので、脊椎反射で購入を決意
2本のうち1本を抜栓

さすがはラフィットがポルトガルで作るワイン
半端なところがない
強烈な樽香
凄まじい凝縮感
長い余韻
複雑性

どれをとっても、パーカー好みのワインに仕上がっている
翌日飲んでもヘタレることなくその深みを堅持

コストパフォーマンスに優れたワイン

異論もあるが、デキャンタは必要だと思う
基本硬いワインなので、慣らしは必要なのではないか

2011年3月26日土曜日

ERIAL

RED
2008
ERIAL
RIBERA DELDUERO
LONDON HOME

以前にすんでいたHampsteadでのお気に入りワインショップで購入
店員のお勧め

リベラ・デル・デュエロ典型のワイン
しっかりした骨格と、ボルドーワインに類似するエレガントさ
余韻の長さと、凝縮感は独特

二日に分けて飲んだが、二日目もへたれ感がすくなく十分楽しめるワインだった
価格はデイリーワイン以下
コストパフォーマンスは高い

その日に飲むならデキャンタは必須

CHATEAU LE PUY

RED
2006
CHATEAU LE PUY
BORDEAUX COTES DE FRANCS
LONDON HOME

さらに家に近いところでワインショップを発見
このワインショップは庶民的なワインショップだが、店長がフランス人
ワインのセレクションも面白い

そこで発見したのが、テレビ版神の雫で「神の雫」として登場したワイン
紹介された2003年とは違うが、あまりに安いので即購入
買うときに店長が、「いいワインを選ぶね」と言ってきたので、神の雫の話をしてみたが全く知らない様子
その意味でこの店長が選んでいるほかのワインも面白いのかもしれない
しばらく通うことにする

ワイン自体、以前飲んだ2005年とほぼ同じ感想なので多くは書かない

http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/05/chateau-le-puy.html

が、やはり重要なのはデキャンタと待ち時間
本領を発揮するのは、抜栓後最低1時間後だろう
今回は体調もよく、キチンと飲めたのでよかった

値段と質、そして話題性を考えるともう少しまとめ買いをすべきワインかもしれない

BARBERA d'ALBA

RED
2008
BARBERA d'ALBA
PIO CESARE
LONDON HOME

http://www.piocesare.it/home.htm

神の雫で「宇宙」を感じさせるワインを作り手の手がけるワイン
紹介されていたものとは異なるが、ためしに買ってみる

ちなみに引越先近くにあるワインショップが(値段はさておき)種類が充実しており楽しめる
ロンドン市内でヴィレッジ(村)と呼ばれるところが複数あるが、そうしたところは英国人のESTABLISHMENTに好まれる
そうした場所にあるWINE SHOP (非チェーン店)はたいてい、いわゆるFINE WINEの品揃えがよい
英国人の一本あたりの平均支出が確か3-5ポンドと聞いたことがあるが、こうした店のワインの最低価格は15ポンド。ボリュームゾーンは30-50ポンドであることからもそのことが伺える(もちろん100ポンド以上のワインもたくさん置いてある)

前置きはこれくらいにワインの感想
色は光を通さないくらい真っ黒
アタックは強めで、凝縮感もある
ただし単調
イタリアワインのいいところと悪いところが両方出ているワインだと思う
味に変化がなく、飽きてきてしまい、最後まで飲みきれない

悪いワインではないがリピートはしない
ただ紹介されていた、バローロは次回飲んでみよう
宇宙を感じることができるか。。。

デキャンタ不要のワイン

BOURGOGNE

RED
2006
LES CLIMAT
RESERVE
LOUIS JADOT
LONDON HOME

今月他部門への異動が決まったワイン通の大先輩に挨拶に伺うときにもっていったワイン
同じものをもう一本購入してロンドンに持ち帰る

ルイ・ジャドという大手の生産者が、自社の保有するプルミエ・クリュの畑からのみ葡萄を集め、独自のノウハウでブレンディングをしている珍しいワイン
当然表示名は広域ブルゴーニュとなってしまうが、その質には期待ができる

最初は酸味が強く、軽めのアタックが来たので失敗かとおもいきや、10分もするとその姿を大きく変えてきた
深みという意味では少しものたりないものの、複雑性は相当程度あるし、熟成感もある
どの畑のものをどのように混ぜているかはわからないが、どちらかというとジュヴレ・シャンベルタンの村名ワインの寄っているような気がした

もちろん一流ワインとは言いがたいものなので、不満はある
しかし値段比でいうと素晴らしいパフォーマンスのワイン

気に入っていただけたかわからないが、個人的にはこれでよかったと思っている
大先輩の異動は残念
またどこかでワインを教えていただく機会があることを切に願っている