2010年9月29日水曜日

CONO SUR

RED
2008
CONO SUR
RESERVA
MERLOT
LONDON HOME

スーパーで買ったとびきり安いワイン

9年前ロンドンから日本に戻ったときにはまった一本
当時は自由になるお金も今にくらべれば格段に少なく、いろんな葡萄の種類を試し飲みした
ソムリエ田崎氏の強力なリコメンド記事に影響されていた面もあったが、非常にいいワインと感じた
特にカベルネソービニョンは秀逸

それから徐々に購入ワインの値段もあがり、いつからかこのワインを飲まなくなった
スーパーでこれを発見したときに、今このワインを飲んだらどんな感想を抱くのだろうかという気持ちがフツフツと湧き上がり購入

やはり良かった
値段を超越したクオリティ
凝縮感もあり、この値段ではありえないクリアさも併せ持つ
さすがに複雑性はなく、平べったい感じを受ける
強い土の香りは、まさに葡萄畑の真ん中に立っている自分の姿を想起させる

高級ワインの経験をつんだ今もなお、良いと感じられる素晴らしいワイン
素朴だが深い
ワインはやめられない

2010年9月26日日曜日

CHATEAU COS LABORY

RED
2006
CHATEAU COS LABORY
SAINT-ESTEPHE
LONDON HOME

ボルドー旅行でサンテステフ村に立ち寄ったときに購入
以前から気になっていた5級ワイン

余韻は長く、キリっとした端正な味わい
サンテステフらしい酸味をずっと保ちながら、エレガントさがある
ただ味に劇的な変化が感じられない
飲み疲れはしないが、食事の間の変化を楽しむことができないワイン

コスといえば、一般にコス・デストゥルネルを思い出してしまう
このシャトーは、いつもその偉大なワインの名前の陰に隠れてしまっている
今回行ってみてわかったが、実際にシャトーも隣同士
すこし多くを期待しすぎたかもしれない

デキャンタは不要
空けた瞬間から楽しめるボルドーワイン

2010年9月22日水曜日

ARIA


RED
2001
ARIA
CHATEAU DE LA RIVIERE
FRONSAC
DINING ROOM AT CH. RIVIERE

同シャトーのフラッグシップワイン
ミシェル・ロランをコンサルタントに迎え、同シャトーが保有する最高の畑から収穫したメルローを100%使用
一つの葡萄の木からたった4房しかとらない徹底した収穫制限を実施

ワインをついでいるときから感じられる異次元の凝縮感
香りからその複雑性と深みが推察される

一口のむと、その凝縮感とともにタンニンの強さが強烈さを放つ
ただし思ったよりアフターが短い

しばらく時間を置いて飲む
高級な香水の香り、上等のバター、カシス、最後はクリームブリュレのようなデザート感
感動

この値段でこのパフォーマンスはありえない
右岸フロンサックという比較的マイナーなところで、素晴らしいワインが造られていることがわかる
これだからワインはやめられない

今年のベスト10に入るワイン
2000年が初ビンテージで2005年が(おそらく)最終ビンテージという短命な企画ワイン
あまりにもコストに見合わないのだろう
左岸でこのワインを売り出したら、いったいいくらの値段がつくのだろう
ロンドンで見つけたら確実に買い

CHATEAU DE LA RIVIERE

RED
2002
CHATEAU DE LA RIVIERE
FRONSAC
DINING ROOM AT CH. RIVIERE

このシャトーの宿泊者に振舞われるフラッグシップワイン

一瞬シラーズと間違えるほどの果実味を感じるもののアフターは短い
太陽を一杯浴びているであろうワイン
シャトーからワイン畑を見下ろすと、それがよくわかる

普通にいいワイン
しかし没個性

値段を考えると明らかにVALUE FOR MONEY
ロンドンで同じ値段で売っているならデイリーとしてお勧め

URBINA

RED
1998
URBINA
RESERVA ESPECIAL
RIOJA
LONDON HOME

近くのワイン屋でREDUCED TO CLEAR対象となっていたため購入

色はオレンジがかったレンガ色
古酒であることが伺われる
にもかかわらず香りは非常にフレッシュ
期待しながら最初の一口
深い
複雑味こそ感じられないものの、時間の経過とともにタバコ、口紅、香水といった香りが渾然一体となって鼻腔を刺激

ミスプライスとしか考えられない一本
早速また店に行ったが、元の木阿弥
残念

2010年9月5日日曜日

MONGAGNY

WHITE
2007
MONTAGNY
DOMAINE OLIVER LEFLAIVE
1ER CRU
RESTAURANT AT THE CITY IN LONDON

ニコラ・ポテルを飲んだレストランでの一本目のワイン
やはり半額だと飲んでしまう


ある意味正統派ブルゴーニュワイン
太陽を一杯浴びた感じではないけれども、シャルドネの味はしっかり、という感じ
酸味はそれほどなく、非常に飲みやすい

このワインもよかったが、やはり途中から飲みだした二本目の影響で影が薄くなってしまった
正直あまり記憶に残らず

CLOS DE LA ROCHE

RED
1989
CLOS DE LA ROCHE
DOMAINE NICOLAS POTEL
GRAN CRU
RESTAURANT AT THE CITY IN LONDON

大学来の友人が今年の夏も自宅に滞在
滞在最終日の金曜日に金融街THE CITYにあるレストランで抜栓
この日はワインがすべて半額(!)で気軽にオーダー


デキャンタを勧められるもそのまま飲むことを決意
色は若干オレンジがかっているものの、しっかりした赤紫

最初から、ピノノワールの華やかなイチゴの香り
しかし決して甘ったるいものではなく、シャープな印象
ゆっくりとではあるが、徐々に上等な香水の香りが混ざりだす
滑らかな舌触り、スムースさ、そして熟成したワインだけが持つ落ち着き

このワインは掛け値なしに素晴らしい
20年以上の時を経てもなおこの力強さを保ちながら、全く枯れた気配はない
スケールの大きさも相当なもの
飲んでいる間もゆっくり変化していった
今年のベスト10に確実に入るワイン

ただ、2時間を経たあたりで酸味が急にたってきたのはやはり古いワインの繊細さの表れか
このワインはデキャンタなしで飲むほうがいい

在庫が多くないとのこと
このワインを飲むために、もう一度このレストランに行くことになるだろう




2010年9月4日土曜日

FORSTER UNGEHECER

WHITE
2005
DR. BURKLIN WOLF
LONDON HOME

ドイツ出張でホテルの目の前にあるショップで購入
選択は店主任せ


最初は糠漬けのような香りが鼻につく
10分もするとそれはなくなり、代わりにモモの香りが前に
程よいミネラル感とふくよかさが同居
真夏ではなく、晩夏に冷やしすぎないで飲みたいリースリング

デキャンタは不要

CHATEAU CHASSE SPLEEN

RED
2000
CHATEAU CHASSE SPLEEN
HAUT MEDOC
CRU BRURGEOIS EXCEPTIONAL
RESTAURANT AT BOULOGNE SUR MER IN FRANCE

バンクホリデーを利用したフランス小旅行に立ち寄った一つ星レストラン
ワインリストの中、偉大な年2000年のワインかつ同行した友人が唸りそうなものを選択


2000年ということで迷いなくデキャンタを要求
最初の一口はタンニンが強すぎて友人も「おいしい」と言いながらも得心しない様子
時間の経過とともに大きく変化を遂げる
荒削りな部分が全くなくなり、非常に滑らかな舌触りに
ベリー、花、香水の香りがバランスよく融合
3時間かけた食事に見事にマッチ
最後は面倒くさがりの友人もワインの銘柄を写真で記録
エクセレント・ワイン


レストランも一つ星でありながら全く気取りのないレストラン
きれいな砂浜の海岸の側
ワインの値段も手ごろでリストも興味深かった
また夏に訪れたい場所

CHATEAU RAUZAN-SEGLA

RED
2004
CHATEAU RAUZAN-SEGLA
MARGAUX
LONDON HOME

たしかスーパーのセールで購入
ボルドー旅行を控え、勉強の意味もこめて開栓


マルゴー村らしい香水を思わせるエレガントさと凝縮感が印象的
時間の経過とともに酸味が消え、複雑味が増すという、いいワインの典型

よい年ではないが、デキャンタ後もへたれずに素晴らしさを維持
2-3時間かけて飲むワイン