2010年11月19日金曜日

POL ROGER CUVEE WINSTON CHURCHILL

SPARKLING WHITE
1999
POL ROGER CUVEE WINSTON CHURCHILL
CHAMPAGNE
RESTAURANT IN LONDON

ワイン通の大先輩との食事での最初の一本
先輩が熟慮に熟慮を重ねた上で選んだもの
ワインリストを閉じた時に、「たまにはいいか」とつぶやかれていた

このワインを知っているかと聞かれ、「残念ながら」と答えてしまった自分を恥じる
飲ませがいのない人間にだけはなるまいと思っているが、シャンパーニュまではなかなか手が回らない

ワインが運ばれ、シャンパーニュグラスに注がれたときに色の違いに気づく
深い黄金色の液体に、決め細やかな泡
グラスに鼻を近づけると漂う、深い、こうばしいロースト香

最初の液体を口に運ぶ
この舌触り、この深み、この余韻
衝撃という以外の言葉が見つからない
これまでシャンパーニュを多くのんできたが、これは全くの別物
これ以上のシャンパーニュを私は知らない

久しぶりに新しい発見があった
本当に上質のシャンパーニュとはこういうもののことを言うのだと

星付レストランでこのシャンパーニュはきっと高価だったに違いない
ただ、決して「高く」はない
このワインは値段に値するワイン

当然ベスト10に入るどころか、ベスト3にランクされうるワイン

今年もあと1ヶ月半
こうした衝撃にあと何回出会えるか

ワインは楽しい

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