2011年1月20日木曜日

CHATEAU TASTIN

RED
2003
CHATEAU TASTIN
PAUILLAC
LONDON HOME

カレーで買った一本

抜栓直後は本当に味気ない
デキャンタに移し、待つこと30分
それでも味気ない

さらに今30分待っている最中
少し香りに変化が見られるも、凝縮感がたりないのか、味覚に変化が感じられない

ポイヤックのワインゆえに少し期待しすぎたか
後で変化するかもしれないが、個人的には無理だと思う

ワインは基本的に値段に比例するという法則が生きているプロダクトだと思う
私の中ではワインはまさに普通のプロダクトとまったく同じだ

労働力が安い国でワインを大量生産すれば、安くて安定したいいワインが飲める
テレビと同じ

こだわりをもつ人が徹底的な少数生産で素材に心血を注ぎながら、労働力の高い国でワインを作れば、値段が高くなるのが当たり前
時計と同じ

当たり年に作られたワインは一定のクオリティがあるものの、粗雑なものが多い
バブル期のマンションと同じ

広告戦略でブランド価値を高めたシャンパーニュは、本当の価値や本質がわからない人や興味の無い人にも買われる
ブランドバッグと同じ

その意味でワインは経済の原則がそのまま当てはまるプロダクトだと思っている
ワインが特別なプロダクトであるとは思わない

だから、無名でも感銘を受けるワインに出会うと驚きがある
有名なブランド力をもつワインを飲むと、最初から多くを期待する
はずれ年のワインで光るものがあると、その生産者を好きになる
職人がこだわりをもって作る一品物のワインあこがれる

出来の良くないワインだからこそいろいろ考える

結局2時間たっても味に変化はなかった

実に面白い

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