2011年1月9日日曜日

CHATEAUNEUF DU PAPE

RED
1995
CHATEAUNEUF DU PAPE
CHATEAU DE BEAUCASTEL
LONDON HOME

確かパリ出張の帰り、ユーロスターの駅付近の名も無いワイン屋でこのワインを発見した
95年はこの1本、96年は2本で終わりだという、ご主人のラフな英語のセールストークに乗せられるがまま購入

http://www.beaucastel.com/

結果は、、、大当たり
昔同銘柄の若いワイン(確か2004年と記憶)を飲んだことがあるが、もう別物と言っていい
若いワインを飲んで感じたジャミーな甘い「食感」は後ろに後退し、エレガントさに置き換わっている
少しだけ甘い上等の紅茶という言うべきか
南フランスのワインに感じる強烈なインパクトや過熟感、タンニンも時間の経過とともに薄れ、程よいバランスを見せてきている

古酒ゆえにデキャンタをしなかったが、ヘタレるようなワインではないので、二人で飲むならデキャンタなし、たくさんの人で少しずつ飲むならデキャンタと、分けたほうがいい
このワインは保存状態がよく、瓶底に大量のオリがこびりついていた
もったいないが、少し多めにワインを残すことを推奨

ボルドーやブルゴーニュの古酒とはまた別のエレガントさをもつ
南のワインは基本早く飲んだほうがいいと、なんとなく思いこんでいたが、このワインはその予断を覆してくれた

今年のベストワインに確実にはいる傑作
ワイン会やパーティ、記念日に開けても絶対後悔のないワイン
いざというときの1本として保存しておきたい

※備忘録
シャトー・ド・ボーカステルを所有するペラン家はシャトーヌフ・デュ・パプを代表する造り手。ジャン・ピエールとフランソワ兄弟が、それぞれ営業と醸造を担当。ボーカステルではシャトーヌフ・デュ・パプで認定されているブドウ品種13種が植えられ、混醸によるワインの複雑性を主張しています。また30年以上に渡って無農薬を実践する有機栽培の先駆者で、硫黄の添加を抑えるために、収穫されたブドウを瞬時に加熱する「ショファージュ・ド・ヴァンダンジュ」という技法を用いることでも有名。大樽で8~18ヶ月の熟成。

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