2010年3月7日日曜日

CHATEAU CHASSE SPLEEN

2006
RED
CHATEAU CHASSE SPLEEN
MOULIS EN MEDOC
WINE BAR IN LONDON

会社の先輩と「ちょっと飲み」のために選ぶ
大好きなワインの一つであるが、2006年ヴィンテージは初めて


ビンテージのせいか、最初はライトに感じられた
時間が経つにつれ、果実味と凝縮感が感じられ余韻も非常に長くなる
最後には、(このワインが好きな理由でもある)香水の香りが出てくる
甘美なバラ系の香水の感じ
このワインはやめられない

残念だったのは、常温で少しダレていたこと
このクラスのワインは店で飲むとセラーに入っていないことがおおいので、買って家で飲むほうがいいかもしれない

※備忘録(R.パーカー4版より)
シャス=スプリーンは傑出したシャトーである。過去30年にわたって一貫して上質なワインを生産し、三級シャトーと同等の出来だったこともしばしばある。貧弱で凡庸なヴィンテージでさえ、そのワインは突出した深みのあるルビー色や、プラムのような熟したブーケ、豊かさと松美のあるしっかりとした風味で特徴づけられている。
 シャス=スプリーンの偉大なヴィンテージは2000年、1990年、1989年、1986年、1985年、1978年、1975年、1970年、1966年で、その中ではメドックのトップ格付けシャトーに匹敵するワインもある。
 シャス=スプリーンはラーリー家の所有だったが、1976年に、筆頭株主をソシエテ・ベルナール・タイヤンとするシンジケートに買収された。取締役のジャック・メルローはシャトーの運営に関する多くの聡明な決定を下した。その結果、いっそうひらめきのあるワインが生まれ、1980年代の終わりには文句なしにトップクラスとなった。4区画からなる畑は主として深い砂利質土壌で、平均樹齢が30年という多くの老木を誇る。ここは非常に伝統的な方法を今も忠実に守るシャトーである。マロラクチック発酵の後も瓶詰めの前も濾過をしない、メドックでもごく少数のシャトーの1つなのだ。現代技術に対する唯一の進歩は、ブドウの収穫の一部を機械で行うようになったことだけである。セカンド・ワインの導入、熟成用のオークの新樽使用率の引き上げ(50%)、細部に至るまでの完璧な配慮など、クレール・ヴィラールのもとでの進歩は明らかである。シャス=スプリーンが過小評価されていることに世界が気づいたため、価格に急騰した。

平均年間生産量:28万本
畑 面積:80ha、平均樹齢:30年、植樹密度:10000本、平均収量:50hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスとコンクリート(エポキシ張り)のタンクで3~4週間。熟成は毎年40%が更新されるーク樽で14~18ヵ月。清澄はするが、いまでも濾過はしていない。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー25%、プティ・ヴェルド5%
所有者:SAデュ・シャトー・シャス=スプリーン

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