2011年8月19日金曜日

RIESLING SCHOENENBOURG

WHITE
2008
RIESLING SCHOENENBOURG
GRAND CRU
DOMAINE PAUL BLANCK
HOUSE IN FRANCE

Colmarを訪問したときに購入したワイン
偶然入ったワインショップ
フランス全土をカバーしているワインショップだったが、アルザスワインをお願いした
中でも「WeinbachかHugel」のものはないかとたずねると、若い店主は笑顔でこう返してきた

「確かにそのドメーヌの在庫はあるし、いいドメーヌだ。だがもし、それを買うと決めているのでなければ、このワインを勧める」と

こういう店が大好きだ
こういう店でないとネット通販が発達している現代ではワインショップで買う意味はほとんどない
たいていのワインはフランスでなくても、どこかで購入できるのだ

「君が挙げた銘柄は伝統的なワインとしてはトップドメーヌだと思う。しかしモダンな作り手ではこのPaul Blanckを経験してほしい。本来は最低10年寝かせて飲むべきワインだと思う。今飲むなら1時間はデキャンタしてほしい」

もう心は完全に動いていた
値段は3分の1
一元の客なのだから、通常なら高いワインを売りつけておけばいいだろう
その意味で非常に好感が持てる

言われたとおりデキャンタに移した上で冷蔵庫に一時間
なんとも美しいワインに仕上がっていた
これまでは酸味から甘みにかわっていくというワインばかりだったが、このワインは違う
酸味と甘味が下の上で「同時に」存在する
レモン・グレープフルーツなどの柑橘系の酸っぱさとリースリングの甘さ、そしてヴォージュ山脈の地下水脈を想起させるミネラル感

このワインは今回の「発見」に値する
そして、今年のベストバリューワインに入るだろう

アルザス最後の一日は、このドメーヌ訪問でしめくくろう

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