RED
2006
ARZUAGA NAVARRO
CRIANZA
RIBERA DEL DUERO
LONDON HOME
近くのワイン屋で購入
http://www.zelas.co.uk/
このワイン屋のご主人は最高である
最初に店に入ったときから感じていたが、この店のワインの品揃えは他のどのワイン屋とも全く異なる
いわゆる有名ワインがほとんどないのだ
しかし値段は決して安くはない(10ポンドを下限にボリュームゾーンは30ポンド近辺)
プロバンスやラングドックのワインが40ポンドなど意味がわからないレベル
何回か通ってご主人と仲良くなり、その理由を聞いた
彼のポリシーは二つ
ワインの本質はそのテイストなのだから、そのテイストがよいものを厳選して店に置く
有名シャトーやドメーヌのものは、質と値段がマッチしているものだけを置く
私は軽い衝撃を受けた
こんな店は理想だが、実践している店をみたことがないからだ
何しろ無名ワインをある程度の値段で売ることほど難しいことはない
ワインにある程度詳しい人なら、「この値段なら、格付シャトーものが買える」と思うだろうし、ワインに詳しくない人なら「ワインは近くのスーパーで5ポンドで買えるのに」と思うだろう
店を訪れる人の信頼なくして成り立たない
そして信頼は彼の勧めるワインが、購入者をコンビンスさせることによってのみ築かれるのだ
私は間違いなくコンビンスさせられた
先日購入した、ソゼのブルゴーニュ、神の雫ル・ピュイ、そしてこのワイン
当分の間ロンドンではこの店以外でワインは買わないだろう
このワインの売り文句は、「ブラインドで飲めば、マルゴーと間違えるだろう」
値段からするとそれはありえないが、彼が情熱を持って勧めるところを見ると相当よいのだろう
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/04/chateau-margaux.html
このワインは面白い
もちろんマルゴーとは違うが、リベラ・デル・デュエロのワインとしては、「ガッツリ」したところがなく非常にエレガントさが前に出ている
凝縮感と樽香、カシス、ブラックカラント、若干のスパイシーさが見事なバランスを保っており、複雑味をかもし出している
若いワインであるにも関わらず、とげとげしさもない
スペインワインのなかから、(この値段で)こうしたワインを見つけ出すのは困難を極める
ご主人のワイン選択眼に改めて敬意を表したい
この店とともに、さらにワインの深さを学んでいきたいと思う
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