RED
1995
CHATEAU MONTROSE
SAINT-ESTEPHE
LONDON HOME
ワイン会最終ワイン
かなり前に、ハムステッドのワイン屋に一本鎮座しているのを発見
セール中で合ったこともあり、迷わず購入
モンローズは初めて飲む
もう何年も前からあこがれていたワイン
昨夏ボルドーに行ったときも車で、シャトー(の前)まで訪れたがジロンド川を見下ろす広大なワイン畑の中に荘厳なシャトーが建っていた
この畑は、もともとヒースの丘で、春になるとヒースのピンク色の花が咲き乱れたことから“バラ色の丘”の意味を持つ「モンローズ」と名付けられている
2級のワインながら、その品質はすでに1級レベルといわれており、その実力を昔から試したかったのだ
ワインをグラスに少し注ぐと、色は漆黒の黒
グラスの底から沸き立つその香り、力強さ
それだけで只者ではない、強烈な個性を感じ取ることができる
ワイン会の後輩が、「鳥肌が経つ」といったのは本当に共感できる
デキャンタに移し、30分ほど経過させてから飲み始める
直前に飲んだシャス・スプリーン90年の凝縮感もすごかったが、このワインは数段上のそれ
時の経過で丸くなって飲みやすくなっているものの、枯れた感じは一切なく、フレッシュさと力強さをいまだに十分もっている
香りは花の爆弾が目の前で破裂したかのごとく芳醇
これほどの香りを楽しませてくれるワインはそうそうない
余韻の長さも永遠に続くかのように長い
味は、甘いチェリーかカシスのジャムのような感覚
「噛んで」いる感覚を持たせてくれる味覚
後ろの腐葉土、ぬれた芝生の瑞々しさを同時に思わせるものがある
ワイン会最後の一本にふさわしいものだった
このワインは何かあるたびに思い出し、比較の対象の一本となるだろう
違うヴィンテージを是非試したい
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