2010年4月28日水曜日

NUITS-ST-GEORGES

RED
2004
BUITS-ST-GEORGES
LES BOUDOTS
1ER CRU
DOMAINE JEAN GRIVOT
LONDON HOME

近所のワインショップで購入
一度ジャン・グリヴォのワインを飲んでみたかった


2004年なので抜栓後すぐに飲みはじめる
酸味を若干感じるものの、しっかりした骨格をはっきりと感じる
個人的にはジュブレシャンベルタンに似た味覚
ピノの味わいを十分保ちつつ、熟成感を表現したワイン
ニュイ・サン・ジョルジュとはこういう味なんだと改めて思わせる

最後まで味の変化は大きくは感じない
やはり2004年は少し難しいか

※備忘録(パーカー)
聡明で、思慮深く、じっくりと物事を考えるタイプのエティエンヌ・グリヴォは、ブルゴーニュの新世代の指導者立場にある人物の一人で、この神格化された地域の輝かしい名声に見合うだけのワインを生み出している。

議論好きのギィ・アカと何年も一緒に仕事をしたあと、グリヴォはついに、独自のブドウ栽培法と醸造技術をつくり上げた。以前のグリヴォのワインは、若いうちからおいしく飲める代わりに、すぐに衰えてしまうものだったが、今や、彼のワインは、ブルゴーニュで最もすばらしいもののひとつとなった。このブドウ園は、確実にランクに入りつつある。

CHAMPAGNE G.H.MUMM

WHITE SPARKLING
NON VINTAGE
CHAMPAGNE
G.H.MUMM
CORDON ROUGE
LONDON HOME

ロンドンのスーパーで安売りのときに購入
初めてシャンパーニュの聖地ランスを訪問したときにマムを飲む
その時の味が忘れられない


深夜残業で疲れて帰宅
赤を飲むほどの気力がなく、白を飲むほど軽快な気分ではない
そういう時には泡が飲みたくなる

優しい泡
何か暖かさを感じるから不思議
決め細やかな泡の中に、ドライさを微塵も感じさせないブレンド
メゾンの実力を感じる
自分の中では現在ナンバーワンのシャンパーニュ

※備忘録
G.H.MUMM(ジェ・アッシュ・マム)はモエ・シャンドン、ヴーヴ・クリコに続いて、業界3位の生産量を誇る大手シャンパン・メゾンです。日本人F1ドライバーの佐藤琢磨氏の活躍で日本でもF1人気が高まりましたが、その表彰台で勝者が行うシャンパン・ファイトで使われているのがF1のオフィシャル・スポンサーをつとめるマムのシャンパンなのです。
創業者のG.H.マムはドイツの裕福なワイン商の家庭に生まれました。1827年にマムの親族がランスに設立した会社に、1838年自らの名前を付け今日のG.H.Mummが誕生しました。マム社は最上級のブドウだけを用いるという手法で、世界中のエリートたちをそのシャンパンの虜にしてきました。1875年、パーティの招待客に敬意を表するため、レジオン・ドヌール勲章をモチーフにした赤いリボンで装飾しました。これが現在マム社の売り上げの75%をしめるマム・コルドン・ルージュ・ブリュットの始まりです。

2010年4月24日土曜日

BRUNELLO DI MONTALCINO

RED
2003
BRUNELLO DI MONTALCINO
CASANOVA DI NERI
TENUTA NUOVA
LONDON HOME

週末出勤のストレス解消に、と帰りに会社近くのワインセラーを持つスーパーを訪問
このワインのみ40%近く値下げされていたため、なにも考えずに購入
予備知識ゼロ


最初の一口からいきなり濃厚
液面もシロップのように粘りをもって動く
それでも30分ほど放置
すごいことになっている
圧倒的な主張、深み、余韻の長さ
スパイシーさも感じるが、一番直感的に感じるのがスミレの香り
そのあとカカオ、そしてリオハのワインに感じる葉巻タバコのフレーヴァーが重なっていく
一方、タンニンはそこまで強くなく、しなやかさを備えている

衝撃的なワイン
今年のワインランキングで上位に入るかもしれない
あと1本あったが買っておけばと後悔

CHAPELLE-CHAMBERTIN

RED
2002
CHAPELLE-CHAMBERTIN
GRAND CRU
DOMAINE DROUHIN LAROZE
LONDON HOME

昨夏ジュブレシャンベルタン村のドメーヌに訪問したときに購入
地下セラーに整然と保管されてあったものの一本


一時間半まえに抜栓
酸味は消え、葡萄本来の姿がはっきりとわかるワインに
ピノノワールのイチゴを感じさせるエレガントさ
弱弱しい感じは一切なく、どこまでも深い味わい
いいワインには必ずあるフィネスも備わっている

このドメーヌでは、ドメーヌ自身が自らのためにキープしているものを除き、すべてリテール販売しているとのこと
つまり数年おいてから売る、ということはない
実際地下のセラーにはビンテージごとにまばらに数本残っているという感じ
バックビンテージは私が訪問したときには2001年が最古のものになっていた
ドメーヌではこうしたバックビンテージを中心に購入したい

※備忘録
1850年ジャン・バプティスト・ラローズがジュヴレ・シャンベルタンでワイン農園を開始しし、その農園はフェリックス・ラローズに引き継がれ、1919年フェリックスの娘であるスザンヌは、シャンボール・ミュジニィの畑を持ったアレクサンドル・ドルーアンと結婚し、ドメーヌの名前はドルーアン・ラローズとなりました。現在はフィリップとクリスチーヌ・ドルーアンが運営しています。
 ドルーアン・ラローズは、コート・ド・ニュイのジュヴレからシャンボール、ヴージョにわたる素晴らしい畑を合計11.5ha持っています。
彼らは素晴らしいワインを提案し続け、最高のテロワールとピノ・ノワール種の素晴らしさを広めるという志を持って仕事をしています。
 彼らの畑での仕事の基本は、季節のリズムに合わせることと、テロワールの個性が発揮できるよう自然のポテンシャルを最大限に引き出すことです。
 畑では、グリーンハーヴェスト、キャノピーマネージメント、手摘みにより最高の品質のブドウを得る努力をし、摘み取ったブドウは慎重に醗酵槽まで運ばれます。
 醗酵の後、1815年に建設された2階建ての内部に美しいアーチをもつセラーの中で、3つの有名樽業者の小樽に入れて(特級は50%が新樽で、村名クラスは一年落ちの古樽)最低18ヶ月の長い自然な熟成を行います。
 熟成の後、フィルターも清澄もせずに瓶詰めをします。
 毎年、ドルーアン・ラローズは約5万本のワインを算出し、46%特級、14%一級、40%村名という比率です。

2010年4月20日火曜日

CHATEAU MARGAUX

RED
2004
CHATEAU MARGAUX
MARGAUX
LONDON HOME

ロンドンの某有名スーパーの特別ワインセラーで購入

いつ飲むかと考えていたが、今日が最適な日だと考え抜栓
本当はお祝いになるかもしれなかった日
世の中様々理不尽なことはあるが、それを嘆き続けても得るものはない
今日が新たなスタートと考えてまた一年がんばろうと決意


先日の反省を踏まえて、飲む1時間半前にデキャンタ
ちなみに最初の一口はやはり酸味が
ただし、その一口のスケールの大きさはすでに普通のワインではない
2004年と若いワインにもかかわらず大量の澱

がんばって2時間待ち、グラスに注ぐ
その瞬間、強烈な香りが部屋を埋め尽くす
言葉にならない
フランス5大シャトーでは、最後の未飲ワイン
圧倒的なスケールと圧倒的な主張力
あえて詳細な表現は避けたい
あるいはできない

気軽に飲めるワインではないが、来年また同じ日に飲みたいワイン
そのときは祝い酒になればと期待しつつ


CHATEAU POTENSAC

RED
2000
CHATEAU POTENSAC
MEDOC
LONDON HOME

ロンドンのワインバーで格安でみつけ購入
歴史に残るグレートヴィンテージ

今回も失敗してしまった
最初の一口を飲んで酸味があるなとおもいつつ
デキャンタに移した直後から飲み始める

1時間半が経過して最後の4分の1になった頃
このワインの真の姿が現れる
芳醇な香り、プラム、ブラックベリーやフルーツケーキが混ざった複雑な味覚
アルコールが低いのにまったりとした舌触り

グレートヴィンテージのワインはやはり最低1時間から2時間前に開けて飲むべし
心に刻んだ

※備忘録
サン・ジュリアンのスーパーシャトー、レオヴィル・ラス・カーズのオーナーであるドゥロン家が所有する名高いブルジョワ級シャトーが、このポタンサック。
ドゥロン家と、醸造責任者のミシェル・ローラン氏の努力により、バランスの良い、長期熟成に耐えうる格付けワイン並みの品質を持つワインを造り上げてきました。(ちなみにこのミシェル・ローラン氏は、ポムロールを中心に活躍する醸造コンサルタントのミシェル・ローラン氏とは別人。)

「数年前までポタンサックはいくぶん通向けのワインだったが、もはやそうではない。だが、このワインは、熱心なボルドーの愛好家なら試さなければおかしいとさえ言える高品質なワインである。」byパーカー

2010年4月13日火曜日

SAINT ROMAIN

WHITE
2006
SAONT ROMAIN
SAUS LE CHATEAU
HUBERT LIGNER
LONDON HOME

サン・ロマンを訪問した後、ボーヌのワインショップで同村のワインを物色
店主にサン・ロマンのワインについて聞いたところ、即座にこのワインを勧められる
全く予備知識なし
サルディニアで買ってきたカラスミのパスタと共にいただく

サン・ロマンののワインは、サントーバンとならんで好きな村
山間にひっそりと隠れるように佇み、ブルゴーニュを思わせない雰囲気を持つ
当然名前も売れておらず、ワインの品質の割りに価格が非常にリーズナブル
いわゆる、バリューワインの宝庫

このワインも素晴らしい香りを放つ
ハチミツ香もあるが、プルーンを少しあまく焦がしたような香りもする
青りんごのような、すっぱさも兼ね備える

サントーバンと同じくミネラル感もたっぷり
あの山間の風景とミネラル感がしっかり重なるから不思議

デキャンタは特に必要がないと思う

2010年4月11日日曜日

MAJORA

RED
2003
MAJORA
BENANTI
SICILIA
LONDON HOME

シシリアはシラクサのワインショップで店主の薦めにしたがって購入


ポテンシャルを感じ、最初からデキャンタに移す
直感的にボトルの最下部から1.5センチほど液体を残したが、これが正解
2003年のワインなのに、オリが大量に残存

タンニンは少ないが深い味わい
ブラックベリー、カカオ、チョコレートの味わい
複雑な香り
樽の香りもほのかに漂う
いいワインに必ずといっていいほどある、控えめな酸味も備わっている

同社のHPによると、このワインがトップキュベ
たった8300本しか作られていない
さすがに日本には入っていない模様

やはりというか、さすがというか
世の中は広い
こういうワインに出会うと、シチリアをさらに探求したくなる
そんなワイン

CHATEAU SEGUIN

RED
2005
CHATEAU SEGUIN
PESSAC-LEOGNAN
LONDON HOME

パリ出張の時に、ユーロスター北駅の近くのスーパーで買ったもの
好きなペサックレオニャンのワインでグレートヴィンテージだったことがポイント

タンニンが強い
香りはそれなりにある
瑞々しさと、ダークチェリーの深みが同居
エレガントさにもかける
雑味も少々

これだけみると今いちだがワイン辞典で調べると意外なことがわかる
1988年から現在のオーナーが徐々に木を植え始めて、畑全体が完成したのが2004年という新顔
初ヴィンテージは1999年
そのことを考慮すると非常にいいワイン
いわゆる発展途上のワイン

葡萄はすべて手摘み、手仕分けという手のかけ方
新しいことを、いつ何歳で初めても丁寧に、情熱をもって続ければ、よい結果が出てくるのだと思わせるワイン
10年後のシャトーは今とは見違えているはず
再会が楽しみなワイン

2010年4月6日火曜日

DUCKHORN VINEYARDS

RED
2006
DUCKHORN VINEYARDS
NAPA VALLEY
MERLOT
LONDON HOME

昨年のワインフェアで買ったもの
オバマ大統領の就任晩餐会で出されたワインと聞く


アルコール分が高いせいか、アタックが非常に強い
やわらかいメルローにも力強さを感じる
きわめて高い凝縮感

時間が経つと前に出てくるやわらかさ
奥様に言わせれば、「女性の腰からお尻にかけての丸みを帯びた優しい曲線」
言われてみればそんな気がする

デキャンタで一時間おいて飲むべし
ワイン経験があろうがなかろうが、誰でもその味わいを楽しめるワイン

HOSPICES DE BEAUNE

RED
2005
HOSPICES DE BEAUNE
SAVIGNY-LES-BEAUNE
1ER CRU
CUVEE ARTHUR GIRARD
C.D. CHANZY
LONDON HOME

昨年ブルゴーニュで買ってきた一品
専門書を読むと決して高い評価を得ないオスピス・ド・ボーヌ
個人的には決して「ダメ」と思った経験はない
今回のサヴィニー・ル・ボーヌはどうだろうか

酸味が最初にくる
しかしこれは開くワインの証
一時間ほど置いてみる
酸味が緊張感にかわり、果実味が前面にでてくる
ボーヌのオスピスとは違う点がある
それは少し水っぽい点
ただそれはネガティブな意味ではない
太陽のまばゆい夏の小川がさらさらと流れている風景を思い出させる

デキャンタがMUST
素晴らしいワイン

2010年4月4日日曜日

NYETIMBER CLASSIC CUVEE

SPARKLING WHITE
2002
NYETIMBER
CLASSIC CUVEE
LONDON HOME

近くのスーパーで発見したイギリス産の有名スパークリング
日本でも紹介され一時ブームになったと聞く
日本の値段を調べるとびっくりするほどの価格差
一度試そうと思い購入


非常に強いトーストの香り
一口目は泡と酸味を感じる
泡は良いシャンパーニュほど洗練されていないが、強すぎることはない
酸味は、白ワインの酸味ではなく、レモンに近い酸味
いやらしい酸味ではないが、少し顔が引きつる酸味(レモンや梅干を食べたときのよう)
これは好き嫌いが分かれるところ
全体の味わいはハッキリしている

サセックスに畑があり、このイースターにでも訪問しようと思っていたが一般に公開されていないとのこと

※備忘録
ナイティンバー(「新しい木の家」という意味)でワインが作られていたという記録は古く、11世紀までさかのぼります。
地理的にも気候的にも理想的なナイティンバーの土壌に、フランスのシャンパンに勝る世界級の高級スパークリングワインの元となる最高品質の10万ものブドウが栽培されています。ナイティンバーは、自家栽培以外のブドウを一切使用をせず、畑、原料、技術のすべてに、こだわりと誇りを持って醸造をおこなっています。
最近では、例年のエリザベス女王結婚記念式典や、 2002年のブレアー首相が主催の女王即位50周年記念(Golden Jubilee)式典晩餐会のテーブルを飾りました。また今は亡きエリザベス皇太后もご自身の生誕100周年記念パーティーに起用され、ナイティンバーのワインをご愛飲されました。
英国王室、エリザベス女王、セレブ中のセレブ、そして世界のVIPが愛飲する銘品です。

BAROLO ODDERO

RED
2005
BAROLO
VITICOLTORI ODDERO
LONDON HOME

会社のワイン会で名のあがったスーパー売りのバローロ
ためしに購入


香りは凝縮感を感じさせるもの
色は若干明るめ
果実味もあるし、雑味もなくそれなりに美味しい
ただ、私が期待するバローロの味からは、残念ながら遠い

デイリーにしては、少し高めで、特別な日に飲むワインとしては
若干ものたりない印象

2010年4月2日金曜日

CHABLIS GRAND CRU

WHITE
2007
CHABLIS GRAND CRU
LES VAUDESIRS
DOMAINE LONG-DEPAQUIT
LONDON HOME

イースターホリデー第一弾として飲む
購入場所は失念

若く酸味が前に出すぎる
一時間以上放置して再トライ
白い花のにおい、ハチミツの香り、そして樽香
上品な、そしてドライではないシャブリの極上な味

シャブリと名のつくワインは数多くあるが、いいワインは全く別物
セラーに寝かせておく我慢ができず飲んでしまったが、
10年後のこのワインを飲んでみたい