WHITE SPARKLING
NV
LAURENT-PERRIER
LONDON HOME
スーパーの特売で買った品物
50%オフ後の値段は日本では信じられない値段
有名ブランドのシャンパーニュは普段あまり飲まない
日本でも買えるし、驚きがないからである
ローランペリエは、しっかり作られていると思う
泡も十分細かい
香りも十分
のど越しも素晴らしい
パーティーなどにもってこいだろう
しかしやはり何か物足りない
新しい発見か
悪いわけではない
何かが足りないだけである
2011年11月27日日曜日
CHATEAU TAYAC - LES TERRASSES
RED
2003
CHATEAU TAYAC
LES TERRASSES
LONDON HOME
今年のボルドー旅行で購入した一本
右岸のブールという地域の老舗シャトー
山本博著のボルドー本を頼りに訪問
立派なシャトー
ジロンド川とガロンヌ川の合流地点
傾斜の多い畑
ここで悪いワインができるはずがない
なぜにボルドー右岸がこれほどまでにマイナーかわからない
もちろんガイドブックには出ないし、超有名ワイナリーもない
だが、この素朴なボルドーの原風景をたたえる右岸地域は左岸にないノスタルジーを持っている
観光地化されていない素朴な地域
ブライからブール、そしてフロンサックへ抜ける川沿いの道を訪ねずしてボルドーは語れない
今日のんだワインはシャトータヤックでも比較的新しいワイン
このシャトーでのみ取れる、メルローの亜種(茎が赤い品種)を主体に作られたワイン
色は赤色をたたえた黒
非常に凝縮感のあるワイン
一方で、瑞々しさを感じるワイン
余韻は長く、メルローの優しさとタンニンを同時に感じられるワイン
この品種のせいでもあろうが、メルローにしては押し出しが強い
時間とともに変化もある楽しいワイン
この値段からは信じられないパフォーマンス
街で見かけたら即買いの一品であることは間違いない
生産本数が少なすぎるので、フランスでしか見つけられないであろうが
今年のバリューワインにノミネート
2003
CHATEAU TAYAC
LES TERRASSES
LONDON HOME
今年のボルドー旅行で購入した一本
右岸のブールという地域の老舗シャトー
山本博著のボルドー本を頼りに訪問
立派なシャトー
ジロンド川とガロンヌ川の合流地点
傾斜の多い畑
ここで悪いワインができるはずがない
なぜにボルドー右岸がこれほどまでにマイナーかわからない
もちろんガイドブックには出ないし、超有名ワイナリーもない
だが、この素朴なボルドーの原風景をたたえる右岸地域は左岸にないノスタルジーを持っている
観光地化されていない素朴な地域
ブライからブール、そしてフロンサックへ抜ける川沿いの道を訪ねずしてボルドーは語れない
今日のんだワインはシャトータヤックでも比較的新しいワイン
このシャトーでのみ取れる、メルローの亜種(茎が赤い品種)を主体に作られたワイン
色は赤色をたたえた黒
非常に凝縮感のあるワイン
一方で、瑞々しさを感じるワイン
余韻は長く、メルローの優しさとタンニンを同時に感じられるワイン
この品種のせいでもあろうが、メルローにしては押し出しが強い
時間とともに変化もある楽しいワイン
この値段からは信じられないパフォーマンス
街で見かけたら即買いの一品であることは間違いない
生産本数が少なすぎるので、フランスでしか見つけられないであろうが
今年のバリューワインにノミネート
2011年11月23日水曜日
VILLA ANTINORI
RED
2006
VILLA ANTINORI
TOSCANA
LONDON HOME
久しぶりに飲んだ
赴任当初、近くのスーパーで売っているのを発見し、はまった記憶がある
値段がデイリーワイン級なのに非常に高級感がある
適度の年数が経過しており、とげとげしくはなくなっている
アメリカの某氏絶賛されそうな凝縮感
当然エレガントさも十分前面に出ている
このワインは、アンティノリの高級ワイン用の畑にある若い樹木から取れた葡萄を使っている、という解説を読んだことがある
私が好きな「セカンド」
決して一流品の葡萄ではないから、という理由でセカンドにされているのではなく、樹木が若いからという理由でセカンドになっているわけで、葡萄への手のかけられ方は同じ
その意味で本当にお買い得なワイン
パーティなどで出せば、モンペラと同様、参加者を驚かせることができるワインの一つ
2006
VILLA ANTINORI
TOSCANA
LONDON HOME
久しぶりに飲んだ
赴任当初、近くのスーパーで売っているのを発見し、はまった記憶がある
値段がデイリーワイン級なのに非常に高級感がある
適度の年数が経過しており、とげとげしくはなくなっている
アメリカの某氏絶賛されそうな凝縮感
当然エレガントさも十分前面に出ている
このワインは、アンティノリの高級ワイン用の畑にある若い樹木から取れた葡萄を使っている、という解説を読んだことがある
私が好きな「セカンド」
決して一流品の葡萄ではないから、という理由でセカンドにされているのではなく、樹木が若いからという理由でセカンドになっているわけで、葡萄への手のかけられ方は同じ
その意味で本当にお買い得なワイン
パーティなどで出せば、モンペラと同様、参加者を驚かせることができるワインの一つ
2011年10月31日月曜日
RIESLING
WHITE
2007
REISLING
SCHLOSSBERG
DOMAINE PAUL BLANCK
アルザス旅行で買ったもの
別のところで飲んで印象がよかったため、この村のドメーヌまで車で買い付けにいった
実家のお義母さんの訪英記念に抜栓
それにしてもう70歳近いのによくお越しいただいたと思う
飛行機で13時間
それに家から空港までの時間も加算される
たった2週間ちょっとという短い時間であるが、しっかり親孝行できたかどうか
アルザスのリースリングらしく、さわやかな酸味が効いたリースリング
ミネラル感があり、本当は夏の気持ちいい日に冷やした状態で飲むのがいいのだろう
ハチミツ、白い花の香り、白ながら長い余韻
どれをとっても、「アルザスの良い白」の期待を裏切らない
時間の経過で味と香りが変わるので、最低30分は時間をおきたい
2007
REISLING
SCHLOSSBERG
DOMAINE PAUL BLANCK
アルザス旅行で買ったもの
別のところで飲んで印象がよかったため、この村のドメーヌまで車で買い付けにいった
実家のお義母さんの訪英記念に抜栓
それにしてもう70歳近いのによくお越しいただいたと思う
飛行機で13時間
それに家から空港までの時間も加算される
たった2週間ちょっとという短い時間であるが、しっかり親孝行できたかどうか
アルザスのリースリングらしく、さわやかな酸味が効いたリースリング
ミネラル感があり、本当は夏の気持ちいい日に冷やした状態で飲むのがいいのだろう
ハチミツ、白い花の香り、白ながら長い余韻
どれをとっても、「アルザスの良い白」の期待を裏切らない
時間の経過で味と香りが変わるので、最低30分は時間をおきたい
SARGET DE GRUAUD LAROSE
RED
2007
SARGET DE GRUAUD LAROSE
SAINT-JULIEN
LONDON HOME
ベルギーでかって来たワイン
考えられなくらい安く売られていたので購入
グリュオ・ラローズのセカンド
このセカンドは私が「真のセカンド」と考えるもの
畑は同じだが、単に樹齢が若いからセカンドとしてカテゴライズされているワイン
手の入れ方、醸造法はファーストワインとなんら変わらない
カベルネとメルローが程よくブレンドされた、バランスの取れた味
香りも、こげたコーヒーの香りをベースに若干腐葉土の感じがでている
ファーストワインと比べてどうかというと。。。区別がつかない
しいて言えば、余韻が短いということだろうか
このワインはお買い得
サンジュリアンのワインが好きな人にぴったり
安く、美味い
2007
SARGET DE GRUAUD LAROSE
SAINT-JULIEN
LONDON HOME
ベルギーでかって来たワイン
考えられなくらい安く売られていたので購入
グリュオ・ラローズのセカンド
このセカンドは私が「真のセカンド」と考えるもの
畑は同じだが、単に樹齢が若いからセカンドとしてカテゴライズされているワイン
手の入れ方、醸造法はファーストワインとなんら変わらない
カベルネとメルローが程よくブレンドされた、バランスの取れた味
香りも、こげたコーヒーの香りをベースに若干腐葉土の感じがでている
ファーストワインと比べてどうかというと。。。区別がつかない
しいて言えば、余韻が短いということだろうか
このワインはお買い得
サンジュリアンのワインが好きな人にぴったり
安く、美味い
2011年10月29日土曜日
CREMANT DE LIMOUX
WHITE SPARKLING
NV
GRANDE CUVEE 1531 DE AIMERY
CREMANT DE LIMOUX
LONDON HOME
ベルギーのスーパーで買ってきた一品
クレマンの産地はたくさんあるが、リムーはまだだったので購入
値段が値段なので全く期待せず抜栓
飲んでみると、生産者に土下座して謝らなくてはならないレベル
泡のクリーミーさは、一流シャンパーニュに劣らない
葡萄の品種は全くわからないが、おそらく数種のブレンド
さわやかなヨーグルトを思わせる酸味と、葡萄由来のこれまたさわやかな甘みを同時に感じる
また、程よいナッツの香ばしさもある
雑さがまったくなく丁寧に作られたものだと感じる
すべてのリムーのクレマンがこうだとはいえないだろうが、最初の一本がこのレベルだと印象が違う
これならケース買いして、冬でも飲めそう
今年のベスト・バリューワインの候補として記憶
NV
GRANDE CUVEE 1531 DE AIMERY
CREMANT DE LIMOUX
LONDON HOME
ベルギーのスーパーで買ってきた一品
クレマンの産地はたくさんあるが、リムーはまだだったので購入
値段が値段なので全く期待せず抜栓
飲んでみると、生産者に土下座して謝らなくてはならないレベル
泡のクリーミーさは、一流シャンパーニュに劣らない
葡萄の品種は全くわからないが、おそらく数種のブレンド
さわやかなヨーグルトを思わせる酸味と、葡萄由来のこれまたさわやかな甘みを同時に感じる
また、程よいナッツの香ばしさもある
雑さがまったくなく丁寧に作られたものだと感じる
すべてのリムーのクレマンがこうだとはいえないだろうが、最初の一本がこのレベルだと印象が違う
これならケース買いして、冬でも飲めそう
今年のベスト・バリューワインの候補として記憶
2011年10月26日水曜日
MARQUES DE MURRIETA
RED
2001
MARQUES DE MURRIETA
GRAN RESERVA
RIOJA
LONDON HOME
イーストフィンチリーとマスウェル・ヒルの中間地点にあるワインショップで購入
ちょうどスペインワインフェアの適用で20%オフになってるのも背中を押した
リオハの名門ボデガで、レセルヴァではなく、最上級の「グラン・レゼルヴァ」
2001年と10年も経過しているため、程よい熟成感fが現出
リオハらしい、高級煙草の葉の香りをベースに、腐葉土の温かみを感じる香り
時間の経過とともに、ボウルにたくさん盛られたキャンディーを感じさせる甘く懐かしい香りを放つ
色はテンプラリーニョの特徴で黒紫。アルコールが14%と高め
しかし、パーカーチックではない自然な凝縮感をもっている
余韻も長く、グランリゼルヴァの力強さを十分感じさせる一本
最低30分前のデキャンタ必須
飲みごろは1時間経過ごろから
きちんと温度管理されたセラーからだして、自然に温度が上がるのを待つのが吉
2001
MARQUES DE MURRIETA
GRAN RESERVA
RIOJA
LONDON HOME
イーストフィンチリーとマスウェル・ヒルの中間地点にあるワインショップで購入
ちょうどスペインワインフェアの適用で20%オフになってるのも背中を押した
リオハの名門ボデガで、レセルヴァではなく、最上級の「グラン・レゼルヴァ」
2001年と10年も経過しているため、程よい熟成感fが現出
リオハらしい、高級煙草の葉の香りをベースに、腐葉土の温かみを感じる香り
時間の経過とともに、ボウルにたくさん盛られたキャンディーを感じさせる甘く懐かしい香りを放つ
色はテンプラリーニョの特徴で黒紫。アルコールが14%と高め
しかし、パーカーチックではない自然な凝縮感をもっている
余韻も長く、グランリゼルヴァの力強さを十分感じさせる一本
最低30分前のデキャンタ必須
飲みごろは1時間経過ごろから
きちんと温度管理されたセラーからだして、自然に温度が上がるのを待つのが吉
2011年10月4日火曜日
2011年9月23日金曜日
BRUNELLO DI MONTALCINO
RED
2002
BRUNELLO DI MONTALCINO
CUPIO
LONDON HOME
トスカーナ旅行で購入したワイン
オレンジのエチケットが気を引いた
先週からゴルフを開始
練習自体は6月から始めたが、先週は同僚と18ホール
今日は9ホールのハーフコース
すべて初めての体験
この年になると、そうそう初めての体験をすることがないが、ゴルフはちょっとした衝撃
天気が良かったせいもあったが、実に気持ちよく、楽しい
家から車でたった8分のゴルフ場
支払う金額は3,000円弱
写真を見てもわかるが、豊富な緑、遠い地平線
これが、ロンドンの中心部から地下鉄で20分の場所なのである
こんな状況は東京ではまず考えられないだろう
しかもコースはガラガラ
コース上にはリタイアしたおじいさんが元気よく闊歩している
このスポーツは確実に年をとっても楽しめるだろう
今から始めれば、リタイアまでには気軽にエンジョイできるようになっているはず
個人的には、旅行、ワインに、ゴルフ、そしてテニスと、ピアノを加えれば十分人生を謳歌できると思う
後者二つについては、来年までの課題としよう
さてワイン
香りは明らかにブルネッロ
最初のアタックは意外にも軽め
余韻も短め
時間の経過とともに、明らかに変化があった
雑味が薄れ、柔らかでしなやかなワインになる
明らかにデキャンタが必要なワイン
1時間は必要だと思う
少しもったいないことをした
イタリアワインは難しい
2002
BRUNELLO DI MONTALCINO
CUPIO
LONDON HOME
トスカーナ旅行で購入したワイン
オレンジのエチケットが気を引いた
先週からゴルフを開始
練習自体は6月から始めたが、先週は同僚と18ホール
今日は9ホールのハーフコース
すべて初めての体験
この年になると、そうそう初めての体験をすることがないが、ゴルフはちょっとした衝撃
天気が良かったせいもあったが、実に気持ちよく、楽しい
家から車でたった8分のゴルフ場
支払う金額は3,000円弱
写真を見てもわかるが、豊富な緑、遠い地平線
これが、ロンドンの中心部から地下鉄で20分の場所なのである
こんな状況は東京ではまず考えられないだろう
しかもコースはガラガラ
コース上にはリタイアしたおじいさんが元気よく闊歩している
このスポーツは確実に年をとっても楽しめるだろう
今から始めれば、リタイアまでには気軽にエンジョイできるようになっているはず
個人的には、旅行、ワインに、ゴルフ、そしてテニスと、ピアノを加えれば十分人生を謳歌できると思う
後者二つについては、来年までの課題としよう
さてワイン
香りは明らかにブルネッロ
最初のアタックは意外にも軽め
余韻も短め
時間の経過とともに、明らかに変化があった
雑味が薄れ、柔らかでしなやかなワインになる
明らかにデキャンタが必要なワイン
1時間は必要だと思う
少しもったいないことをした
イタリアワインは難しい
2011年9月11日日曜日
HEITZ CELLAR
WHITE
2008
CHARDONNAY
NAPA VALLEY
LONDON HOME
私の好きなイズリントンにあるワイン屋をのぞく
この日のグラスワインは、なんとムートンの1997年とコンセイヤントの1995年、そしてラ・ラギューンの1962年など相変わらず、グラスでの試飲がほぼ不可能なワインを並べていた
気になっていたワイン、TRONQUOY LALANDの90年とともに購入
アメリカのシャルドネはアルコール度数が高く、飲み飽きることが多い
店員に聞くと、そこまでアメリカンなワインではないと、違うシャルドネを指差しながら(名前失念)答えてくれた
さてワインだが、可もなく不可もなくといったところ
美味しくないかと問われれば、美味しいと答えるだろう
ただ、なにか発見や感動みたいなものはない
一ついえるのは、味がしっかりしていて、(白ではあるが)余韻が長く、ねっとり感があるワイン
店員が言うように、「いかにもアメリカワイン」という感じはしないが、やはりアメリカワインだと思う
一日置いて飲んだが、スカスカ感はなく、おいしく飲むことができた
ブルゴーニュの白が好きな人には、少し距離をおきたいワインだが、パーティなどでは重宝しそうなワイン
2008
CHARDONNAY
NAPA VALLEY
LONDON HOME
私の好きなイズリントンにあるワイン屋をのぞく
この日のグラスワインは、なんとムートンの1997年とコンセイヤントの1995年、そしてラ・ラギューンの1962年など相変わらず、グラスでの試飲がほぼ不可能なワインを並べていた
気になっていたワイン、TRONQUOY LALANDの90年とともに購入
アメリカのシャルドネはアルコール度数が高く、飲み飽きることが多い
店員に聞くと、そこまでアメリカンなワインではないと、違うシャルドネを指差しながら(名前失念)答えてくれた
さてワインだが、可もなく不可もなくといったところ
美味しくないかと問われれば、美味しいと答えるだろう
ただ、なにか発見や感動みたいなものはない
一ついえるのは、味がしっかりしていて、(白ではあるが)余韻が長く、ねっとり感があるワイン
店員が言うように、「いかにもアメリカワイン」という感じはしないが、やはりアメリカワインだと思う
一日置いて飲んだが、スカスカ感はなく、おいしく飲むことができた
ブルゴーニュの白が好きな人には、少し距離をおきたいワインだが、パーティなどでは重宝しそうなワイン
MARQUES DE MURRIETA RESERVA ESPECIAL (CASTILLO YGAY)
RED
2001
CASTILLO YGAY
GRAN RESERVA ESPECIAL
MARQUES DE MURRIETA
LONDON HOME
後輩がスペインの空港で買ってきてくれたワイン
このボデガはこのブログでも過去二回も紹介している
自分の好みに合ってるし、おりを見ては購入しているから家には必ず1本ストックがある
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/02/marques-de-murrieta.html
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2011/04/marques-de-murrieta-reserva-especial.html
テイスティングの感想は全く変わらない
ただし、今回は適切な温度でかつデキャンタを十分したため、さらに味がしなやかになっていた
スパイシーさが少し後退し、どちらかというと葡萄の甘みをほんのり感じることができた
いつ飲んでも素晴らしいワイン
2001
CASTILLO YGAY
GRAN RESERVA ESPECIAL
MARQUES DE MURRIETA
LONDON HOME
後輩がスペインの空港で買ってきてくれたワイン
このボデガはこのブログでも過去二回も紹介している
自分の好みに合ってるし、おりを見ては購入しているから家には必ず1本ストックがある
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/02/marques-de-murrieta.html
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2011/04/marques-de-murrieta-reserva-especial.html
テイスティングの感想は全く変わらない
ただし、今回は適切な温度でかつデキャンタを十分したため、さらに味がしなやかになっていた
スパイシーさが少し後退し、どちらかというと葡萄の甘みをほんのり感じることができた
いつ飲んでも素晴らしいワイン
I SODI DI S.NICCOLO
RED
2003
I SODI DI S.NICCOLO
TOSCANA
LONDON HOME
トスカーナ旅行に行ったとき、大型スーパーに立ち寄ったときに発見
後輩の情報にも助けられ購入を決意
2003年はスズメがラベルになっている
スーパー・トスカーナの一つと聞いていたので、果てしない凝縮感を予想
その予想は簡単に裏切られる
色は深い
香りはあくまで自然な香り
濃縮されたジャムのような、(ある意味不自然な)香りはしない
一口目もびっくりするほどナチュラルなのである
特に樽香がするわけでもなく、葡萄の味だけで勝負のワイン
スーパートスカーナにありがちな、舌に絡みつく粘度もなくさらさらしている
雑味は一切なく、上品さを感じる
このワインは素晴らしい
スーパー・トスカーナのように飽きがこず、最後までゆっくりと同じペースで飲むことができた
古き良きボルドーのようなワイン
見つけたらまた買おう
2003
I SODI DI S.NICCOLO
TOSCANA
LONDON HOME
トスカーナ旅行に行ったとき、大型スーパーに立ち寄ったときに発見
後輩の情報にも助けられ購入を決意
2003年はスズメがラベルになっている
スーパー・トスカーナの一つと聞いていたので、果てしない凝縮感を予想
その予想は簡単に裏切られる
色は深い
香りはあくまで自然な香り
濃縮されたジャムのような、(ある意味不自然な)香りはしない
一口目もびっくりするほどナチュラルなのである
特に樽香がするわけでもなく、葡萄の味だけで勝負のワイン
スーパートスカーナにありがちな、舌に絡みつく粘度もなくさらさらしている
雑味は一切なく、上品さを感じる
このワインは素晴らしい
スーパー・トスカーナのように飽きがこず、最後までゆっくりと同じペースで飲むことができた
古き良きボルドーのようなワイン
見つけたらまた買おう
2011年9月4日日曜日
CHATEAU DE BELCIER
RED
2005
CHATEAU DE BELCIER
COTES DE CASTILLON
LONDON HOME
思い出のワイン
昨年のボルドー旅行
サンテミリオンの東側であるカスティヨンを回っていたときに、丘の上に堂々をしたシャトーを見つけた
その姿があまりに立派で、抜けるような青い空に見事に映えていた
吸い込まれるように中に入った
中に入ると、笑顔で声をかけられたので、シャトーが見たいということを伝えた
すると、もう何年来かの友人のように迎えられ、畑・シャトーを案内された
もちろん言葉はフランス語
何を言っているか分からないが、ワインについて熱く語っていることだけは間違いなかった
最後に試飲
2001年から順に、2006年まですべて未開封のものを惜しげもなく抜栓
最終的には2003年と2005年を購入した
こうしたシャトーが大好きだ
もちろん左岸のシャトーは洗練されている
予約をかなり前に入れなければならないし、その広報活動たるや一流企業顔負けである
DVDをシアターで見せ、完璧な英語を話すフランス人をガイドとして雇用し、最新の設備と美術館のような新樽保管の部屋
それはそれで、別の凄みを感じるが、なんとなく味気ない
このホームページすら見つからないシャトー
遠くから来た突然の訪問客をもてなす手作りの家族経営のワイナリー
去年の今頃受けた感動を今でも克明に記憶している
この銘柄は(フランス以外ではめったに見かけないだろうが)、忘れることはないだろう
色は漆黒
ねっとりとした液体
樽の香りはほとんどなく、葡萄本来の味で勝負という印象
タンニンは強烈
舌にざらつきを覚えるほど強い
抜栓時期を間違えたのかもしれない
タンニンがワインに溶け込むにはあと数年はかかるかもしれない
今夜はゆっくり時間をかけてこのワインに付き合っていこう
2005
CHATEAU DE BELCIER
COTES DE CASTILLON
LONDON HOME
思い出のワイン
昨年のボルドー旅行
サンテミリオンの東側であるカスティヨンを回っていたときに、丘の上に堂々をしたシャトーを見つけた
その姿があまりに立派で、抜けるような青い空に見事に映えていた
吸い込まれるように中に入った
中に入ると、笑顔で声をかけられたので、シャトーが見たいということを伝えた
すると、もう何年来かの友人のように迎えられ、畑・シャトーを案内された
もちろん言葉はフランス語
何を言っているか分からないが、ワインについて熱く語っていることだけは間違いなかった
最後に試飲
2001年から順に、2006年まですべて未開封のものを惜しげもなく抜栓
最終的には2003年と2005年を購入した
こうしたシャトーが大好きだ
もちろん左岸のシャトーは洗練されている
予約をかなり前に入れなければならないし、その広報活動たるや一流企業顔負けである
DVDをシアターで見せ、完璧な英語を話すフランス人をガイドとして雇用し、最新の設備と美術館のような新樽保管の部屋
それはそれで、別の凄みを感じるが、なんとなく味気ない
このホームページすら見つからないシャトー
遠くから来た突然の訪問客をもてなす手作りの家族経営のワイナリー
去年の今頃受けた感動を今でも克明に記憶している
この銘柄は(フランス以外ではめったに見かけないだろうが)、忘れることはないだろう
色は漆黒
ねっとりとした液体
樽の香りはほとんどなく、葡萄本来の味で勝負という印象
タンニンは強烈
舌にざらつきを覚えるほど強い
抜栓時期を間違えたのかもしれない
タンニンがワインに溶け込むにはあと数年はかかるかもしれない
今夜はゆっくり時間をかけてこのワインに付き合っていこう
2011年8月20日土曜日
PINOT GRIS
WHITE
2000
PINOT GRIS
GRAND CRU
VENDANGES TARDIVES
DOMAINE LEON BEYER
HOUSE IN ALSACE
コルマールの近郊の小さな村(エギスハイム)を訪れた時、偶然立ち寄ったドメーヌ
このドメーヌに立ちよっったのは、ディスプレイにバックビンテージが飾られていたから
http://www.leonbeyer.fr/jp/presentation.html
ブルゴーニュにいった時初めて理解したのだが、通常酒蔵にはバックビンテージは置いていない
あっても最近3年くらいのもの
このドメーヌには、80年代のものからを普通においてある
聞くと「昔からやっていて、アルザスでは大きいハウス。保管できるスペースにも余裕があるし、何より多少売らないでおいておいてもやっていける経済力があるから」と単純明快な回答
このアンテナショップ的な店(噴水広場に面した小さなお店)の女性は終始非常に丁寧で愛想が良かった
またどんな貴重なワインでも、どんどん開けてくれる気前のよさがあった
10種類程度飲んだあと、2本購入することを決めたが、一本は80年代でもう一本はこのワイン
本当は持ってかえって寝かしておきたいが、飛行機の制約があるので、ここで飲んでいく決心をした
十分に冷やした状態でいただく
ヴァンダンジュ・タルディヴゆえに強い甘さを想像していたが、飲んでみると酸味がある
もちろんリースリングとは異なるが、確実に酸味がある
今回のアルザス旅行での発見はこのピノグリという品種である
普段はあまり飲まない品種だが、このアルザスワインのピノグリを飲んで以来、一瞬で好きになってしまった
スッキリとした甘さと酸味
毎日飲むと飽きるのかもしれないが、白=シャルドネのようなワインライフを送っている私からすると目からうろこが落ちる体験
10年以上経過しているこのボトルだが、熟成による深みを感じると共に、取れたてのフレッシュさもどこかで併せ持つすばらしいワインに仕上がっている
抜栓してから5時間後に一口飲んだがあまり印象は変わらず
デキャンタは不要だろう
これでアルザス・ワイン旅行は終わるが、やはり来てみて本当によかった
アルザスワインの発見は私にとって、今年最大の発見になっている
もちろん時間の制約があるのですべてのドメーヌは到底回りきれない
また、事前準備があまりにも不足していたため、「見るべき」所を逃しているかもしれない
ただ、人づてや偶然で訪れたドメーヌ訪問はとても楽しかった
今日、最後に訪れたPAUL BLANCKはまさにその典型
コルマールで強烈に勧められてかったワインが、印象的で次の日には訪問するというスケジュールもなにもない旅行
ここで出会った人たちとの交流は意義深いものだった
アルザスのワインへの印象がはっきり残ったし、彼らの取り組みの一面がよく理解できた
もう一度是非訪れてみたい場所
それがアルザスの印象
旅にきて初めて知ったサイトであるが、下記サイトはとても役にたったので最後にリンクを添付
http://www.vinsalsace.com/
日本語バージョンも用意されており、その意欲を強く感じるすばらしいサイト
一見の価値あり
2000
PINOT GRIS
GRAND CRU
VENDANGES TARDIVES
DOMAINE LEON BEYER
HOUSE IN ALSACE
コルマールの近郊の小さな村(エギスハイム)を訪れた時、偶然立ち寄ったドメーヌ
このドメーヌに立ちよっったのは、ディスプレイにバックビンテージが飾られていたから
http://www.leonbeyer.fr/jp/presentation.html
ブルゴーニュにいった時初めて理解したのだが、通常酒蔵にはバックビンテージは置いていない
あっても最近3年くらいのもの
このドメーヌには、80年代のものからを普通においてある
聞くと「昔からやっていて、アルザスでは大きいハウス。保管できるスペースにも余裕があるし、何より多少売らないでおいておいてもやっていける経済力があるから」と単純明快な回答
このアンテナショップ的な店(噴水広場に面した小さなお店)の女性は終始非常に丁寧で愛想が良かった
またどんな貴重なワインでも、どんどん開けてくれる気前のよさがあった
10種類程度飲んだあと、2本購入することを決めたが、一本は80年代でもう一本はこのワイン
本当は持ってかえって寝かしておきたいが、飛行機の制約があるので、ここで飲んでいく決心をした
十分に冷やした状態でいただく
ヴァンダンジュ・タルディヴゆえに強い甘さを想像していたが、飲んでみると酸味がある
もちろんリースリングとは異なるが、確実に酸味がある
今回のアルザス旅行での発見はこのピノグリという品種である
普段はあまり飲まない品種だが、このアルザスワインのピノグリを飲んで以来、一瞬で好きになってしまった
スッキリとした甘さと酸味
毎日飲むと飽きるのかもしれないが、白=シャルドネのようなワインライフを送っている私からすると目からうろこが落ちる体験
10年以上経過しているこのボトルだが、熟成による深みを感じると共に、取れたてのフレッシュさもどこかで併せ持つすばらしいワインに仕上がっている
抜栓してから5時間後に一口飲んだがあまり印象は変わらず
デキャンタは不要だろう
これでアルザス・ワイン旅行は終わるが、やはり来てみて本当によかった
アルザスワインの発見は私にとって、今年最大の発見になっている
もちろん時間の制約があるのですべてのドメーヌは到底回りきれない
また、事前準備があまりにも不足していたため、「見るべき」所を逃しているかもしれない
ただ、人づてや偶然で訪れたドメーヌ訪問はとても楽しかった
今日、最後に訪れたPAUL BLANCKはまさにその典型
コルマールで強烈に勧められてかったワインが、印象的で次の日には訪問するというスケジュールもなにもない旅行
ここで出会った人たちとの交流は意義深いものだった
アルザスのワインへの印象がはっきり残ったし、彼らの取り組みの一面がよく理解できた
もう一度是非訪れてみたい場所
それがアルザスの印象
旅にきて初めて知ったサイトであるが、下記サイトはとても役にたったので最後にリンクを添付
http://www.vinsalsace.com/
日本語バージョンも用意されており、その意欲を強く感じるすばらしいサイト
一見の価値あり
PINOT NOIR
RED
2007
PINOT NOIR
DOMAINE HUGEL
RESTAURANT IN ALSACE
ランチで注文したハーフボトル
今回の旅行で唯一試していない葡萄品種
アルザスの赤は唯一ピノノワールだけ
味はブルゴーニュの赤とは明らかに違うたてつけ
美味しいかといえば、いまいち
確かにピノであるが、ピノに期待する味とはことなり、イチゴの華やかさがない
もちろん、もっと上級キュベを飲めば印象も替わるのかもしれないが、どのドメーヌにいってもピノノワールの上級キュベはオンリストされていない気がした
この一本でアルザスの赤を断じるつもりは毛頭ないが、なにか衝撃的な経験がない限りアルザスは白ワインから選択してしまうだろう
2007
PINOT NOIR
DOMAINE HUGEL
RESTAURANT IN ALSACE
ランチで注文したハーフボトル
今回の旅行で唯一試していない葡萄品種
アルザスの赤は唯一ピノノワールだけ
味はブルゴーニュの赤とは明らかに違うたてつけ
美味しいかといえば、いまいち
確かにピノであるが、ピノに期待する味とはことなり、イチゴの華やかさがない
もちろん、もっと上級キュベを飲めば印象も替わるのかもしれないが、どのドメーヌにいってもピノノワールの上級キュベはオンリストされていない気がした
この一本でアルザスの赤を断じるつもりは毛頭ないが、なにか衝撃的な経験がない限りアルザスは白ワインから選択してしまうだろう
2011年8月19日金曜日
RIESLING SCHOENENBOURG
WHITE
2008
RIESLING SCHOENENBOURG
GRAND CRU
DOMAINE PAUL BLANCK
HOUSE IN FRANCE
Colmarを訪問したときに購入したワイン
偶然入ったワインショップ
フランス全土をカバーしているワインショップだったが、アルザスワインをお願いした
中でも「WeinbachかHugel」のものはないかとたずねると、若い店主は笑顔でこう返してきた
「確かにそのドメーヌの在庫はあるし、いいドメーヌだ。だがもし、それを買うと決めているのでなければ、このワインを勧める」と
こういう店が大好きだ
こういう店でないとネット通販が発達している現代ではワインショップで買う意味はほとんどない
たいていのワインはフランスでなくても、どこかで購入できるのだ
「君が挙げた銘柄は伝統的なワインとしてはトップドメーヌだと思う。しかしモダンな作り手ではこのPaul Blanckを経験してほしい。本来は最低10年寝かせて飲むべきワインだと思う。今飲むなら1時間はデキャンタしてほしい」
もう心は完全に動いていた
値段は3分の1
一元の客なのだから、通常なら高いワインを売りつけておけばいいだろう
その意味で非常に好感が持てる
言われたとおりデキャンタに移した上で冷蔵庫に一時間
なんとも美しいワインに仕上がっていた
これまでは酸味から甘みにかわっていくというワインばかりだったが、このワインは違う
酸味と甘味が下の上で「同時に」存在する
レモン・グレープフルーツなどの柑橘系の酸っぱさとリースリングの甘さ、そしてヴォージュ山脈の地下水脈を想起させるミネラル感
このワインは今回の「発見」に値する
そして、今年のベストバリューワインに入るだろう
アルザス最後の一日は、このドメーヌ訪問でしめくくろう
2008
RIESLING SCHOENENBOURG
GRAND CRU
DOMAINE PAUL BLANCK
HOUSE IN FRANCE
Colmarを訪問したときに購入したワイン
偶然入ったワインショップ
フランス全土をカバーしているワインショップだったが、アルザスワインをお願いした
中でも「WeinbachかHugel」のものはないかとたずねると、若い店主は笑顔でこう返してきた
「確かにそのドメーヌの在庫はあるし、いいドメーヌだ。だがもし、それを買うと決めているのでなければ、このワインを勧める」と
こういう店が大好きだ
こういう店でないとネット通販が発達している現代ではワインショップで買う意味はほとんどない
たいていのワインはフランスでなくても、どこかで購入できるのだ
「君が挙げた銘柄は伝統的なワインとしてはトップドメーヌだと思う。しかしモダンな作り手ではこのPaul Blanckを経験してほしい。本来は最低10年寝かせて飲むべきワインだと思う。今飲むなら1時間はデキャンタしてほしい」
もう心は完全に動いていた
値段は3分の1
一元の客なのだから、通常なら高いワインを売りつけておけばいいだろう
その意味で非常に好感が持てる
言われたとおりデキャンタに移した上で冷蔵庫に一時間
なんとも美しいワインに仕上がっていた
これまでは酸味から甘みにかわっていくというワインばかりだったが、このワインは違う
酸味と甘味が下の上で「同時に」存在する
レモン・グレープフルーツなどの柑橘系の酸っぱさとリースリングの甘さ、そしてヴォージュ山脈の地下水脈を想起させるミネラル感
このワインは今回の「発見」に値する
そして、今年のベストバリューワインに入るだろう
アルザス最後の一日は、このドメーヌ訪問でしめくくろう
RIESLING SCHOENENBOURG
WHITE
2009
RIESLING SCHOENENBOURG
VIEILLES VIGNES
GRAND CRU
DOMAINE JEAN DIETRICH
KAYSERSBERG
2009
RIESLING SCHOENENBOURG
VIEILLES VIGNES
GRAND CRU
DOMAINE JEAN DIETRICH
KAYSERSBERG
HOUSE IN FRANCE
カイセルベルグに立ち寄ったときに偶然入ったドメーヌで購入
グランクリュ、それもヴィエーユ・ヴィーニュをデイリーワインの値段で買えるアルザス
ほとんど不当廉売に思えるくらい安い
ただ飲んでみると、やはりうまくつくってあるものと、そうでないものもあるからやはりワインは選ばなければならない
このワインは私にとっては後者
特徴が感じられない
酸味が前に出すぎて、リースリングのほのかな甘さを感じられない
飲んだワインが良くなかったのかもしれないが
結局3分の2ほどを残して終了
カイセルベルグに立ち寄ったときに偶然入ったドメーヌで購入
グランクリュ、それもヴィエーユ・ヴィーニュをデイリーワインの値段で買えるアルザス
ほとんど不当廉売に思えるくらい安い
ただ飲んでみると、やはりうまくつくってあるものと、そうでないものもあるからやはりワインは選ばなければならない
このワインは私にとっては後者
特徴が感じられない
酸味が前に出すぎて、リースリングのほのかな甘さを感じられない
飲んだワインが良くなかったのかもしれないが
結局3分の2ほどを残して終了
2011年8月18日木曜日
GEWURZTRAMINER
WHITE
2007
GEWURZTRAMINER
CUVEE THEO
DOMAINE WEINBACH
KAYSERSBERG
RESTAURANT IN ALSACE
とにかくアルザスワインは不勉強で正直ドメーヌ名をほとんど知らない
その中でほぼ唯一前から知っているのがこのWEINBACH
その昔日本のデパートで恭しく飾られ、非常に高い値段で売られていたからだ
知っているといってもその程度
ただこちらのドメーヌを回るうちに、このドメーヌが非常に尊敬を受けていることが分かってきた
トラディショナルという意味で、このWEINBACHとHUGELははずせないらしい
ピノグリのものもあったが、前菜がフォアグラということもあり、ゲヴェルツを選択
さすが名門
飲んだ瞬間に、明らかに透明感があるのが分かる
雑味は全くなし
アタックは強烈で凝縮感とかなりの甘みを感じる
ただし、それが抜けるとさわやかな酸味が後味として残る
もういっぱい飲みたくなる
短い時間の体験で言うことが正しいかわからないが、この「もういっぱい飲みたくなる」という要素が実に重要だと思う
甘口のワインはどうしても数杯のむのが苦しくなってしまう
アルザスのワインは最後にしっかりとした酸味を残すことで、飲み手を次の一杯へいざなう
そこがソーテルヌのワインとは全く異なるところだ
この銘柄は完全に記憶に残った
ワインを覚えるにはこうして一歩一歩経験値を上げていくより方法はない
明日はどのワインを飲もうか
今から楽しみである
2007
GEWURZTRAMINER
CUVEE THEO
DOMAINE WEINBACH
KAYSERSBERG
RESTAURANT IN ALSACE
とにかくアルザスワインは不勉強で正直ドメーヌ名をほとんど知らない
その中でほぼ唯一前から知っているのがこのWEINBACH
その昔日本のデパートで恭しく飾られ、非常に高い値段で売られていたからだ
知っているといってもその程度
ただこちらのドメーヌを回るうちに、このドメーヌが非常に尊敬を受けていることが分かってきた
トラディショナルという意味で、このWEINBACHとHUGELははずせないらしい
ピノグリのものもあったが、前菜がフォアグラということもあり、ゲヴェルツを選択
さすが名門
飲んだ瞬間に、明らかに透明感があるのが分かる
雑味は全くなし
アタックは強烈で凝縮感とかなりの甘みを感じる
ただし、それが抜けるとさわやかな酸味が後味として残る
もういっぱい飲みたくなる
短い時間の体験で言うことが正しいかわからないが、この「もういっぱい飲みたくなる」という要素が実に重要だと思う
甘口のワインはどうしても数杯のむのが苦しくなってしまう
アルザスのワインは最後にしっかりとした酸味を残すことで、飲み手を次の一杯へいざなう
そこがソーテルヌのワインとは全く異なるところだ
この銘柄は完全に記憶に残った
ワインを覚えるにはこうして一歩一歩経験値を上げていくより方法はない
明日はどのワインを飲もうか
今から楽しみである
2011年8月17日水曜日
RIESLING SCHOENENBOURG
WHITE
2007
RIESLING SCHOENENBOURG
GRAND CRU
VENDANGES TARDIVES
DOMAINE DOPFF & IRION
RIQUEWIHR
HOUSE IN RIQUEWIHR
知り合いに勧められていたドメーヌ
このドメーヌの本拠地であるリクヴィルは、アルザス・ワイン街道の中でも「真珠」と言われるほどワイン(特にテロワール)が優れた場所と称さされる
アルザスのワインは三つのAOCがある
AOC ALSACE、AOC ALSACE GRAND CRU、そしてAOC CREMANT D'ALSACEのみ
中でもAOC GRAND CRUは限られた51の認証畑から取れた4種類の葡萄(リースリング・マスカット・ピノグリ・ゲヴェルツトライミネール)から生産される
そしてGRAND CRUの中でも、遅摘みの葡萄から作られたものがVANDAGES TARDIVES、そしてさらに貴腐葡萄から厳選されて作られた甘口ワインが、SELECTIONS DE GRAINS NOBLESとしてカテゴライズされている
このワインは、リクヴィルの街に面した南向きの急斜面にあるGRAND CRUの畑からつくられたもの
GRAND CRUの畑の中でも随一といわれるこの畑は、まさに葡萄栽培にとって最高のロケーションであろう
百聞は一見にしかずで、見ればもうワインの質が想像できるような、そんな立地だ
ワインはエレガント
色は濃い黄金色
最初にリースリングの甘みで口が満たされる
透き通った、何ものにも似ていない甘み
ワインがのどを通ったあと、舌に残るフレッシュな酸味
昔食べたレモンの砂糖漬けのような、甘いが酸っぱい感覚
この絶妙な感じは、ソーテルヌやトカイのような甘口ワインとは一線を画する
これまで、アルザスのワインをあまり飲んでこなかったことを後悔させる一品
2007
RIESLING SCHOENENBOURG
GRAND CRU
VENDANGES TARDIVES
DOMAINE DOPFF & IRION
RIQUEWIHR
HOUSE IN RIQUEWIHR
知り合いに勧められていたドメーヌ
このドメーヌの本拠地であるリクヴィルは、アルザス・ワイン街道の中でも「真珠」と言われるほどワイン(特にテロワール)が優れた場所と称さされる
アルザスのワインは三つのAOCがある
AOC ALSACE、AOC ALSACE GRAND CRU、そしてAOC CREMANT D'ALSACEのみ
中でもAOC GRAND CRUは限られた51の認証畑から取れた4種類の葡萄(リースリング・マスカット・ピノグリ・ゲヴェルツトライミネール)から生産される
そしてGRAND CRUの中でも、遅摘みの葡萄から作られたものがVANDAGES TARDIVES、そしてさらに貴腐葡萄から厳選されて作られた甘口ワインが、SELECTIONS DE GRAINS NOBLESとしてカテゴライズされている
このワインは、リクヴィルの街に面した南向きの急斜面にあるGRAND CRUの畑からつくられたもの
GRAND CRUの畑の中でも随一といわれるこの畑は、まさに葡萄栽培にとって最高のロケーションであろう
百聞は一見にしかずで、見ればもうワインの質が想像できるような、そんな立地だ
ワインはエレガント
色は濃い黄金色
最初にリースリングの甘みで口が満たされる
透き通った、何ものにも似ていない甘み
ワインがのどを通ったあと、舌に残るフレッシュな酸味
昔食べたレモンの砂糖漬けのような、甘いが酸っぱい感覚
この絶妙な感じは、ソーテルヌやトカイのような甘口ワインとは一線を画する
これまで、アルザスのワインをあまり飲んでこなかったことを後悔させる一品
RIESLING SHLOSSBERG
2011年8月16日火曜日
CREMANT DU JURA
SPARKLING ROSE
NV
CREMANT DU JURA
BENOIT BADOZ
LONDON HOME
イズリントンにあるワイン屋でかったもの
店員のおすすめ
最近クレマンにはまっている
クレマンは、シャンパーニュと同じ製法で作られる、シャンパーニュ地方以外のスパークリングワイン
ブルゴーニュに行って以来、クレマン・ド・ブルゴーニュをよく買っていたが、今回はジュラのものを試す
泡は程よく繊細
クリームのよう、というまでにはかなりハードルがあるが、この値段にしては上出来
うすいピンク色が飲む意欲を掻き立てる
とてもライトなワイン
酸味が若干たっている感じがするものの、飲みやすい
複雑さやトースト香等はないので、夏に外で冷やした状態で飲みたい
NV
CREMANT DU JURA
BENOIT BADOZ
LONDON HOME
イズリントンにあるワイン屋でかったもの
店員のおすすめ
最近クレマンにはまっている
クレマンは、シャンパーニュと同じ製法で作られる、シャンパーニュ地方以外のスパークリングワイン
ブルゴーニュに行って以来、クレマン・ド・ブルゴーニュをよく買っていたが、今回はジュラのものを試す
泡は程よく繊細
クリームのよう、というまでにはかなりハードルがあるが、この値段にしては上出来
うすいピンク色が飲む意欲を掻き立てる
とてもライトなワイン
酸味が若干たっている感じがするものの、飲みやすい
複雑さやトースト香等はないので、夏に外で冷やした状態で飲みたい
2011年8月15日月曜日
VEGA SICCILIA UNICO
RED
1990, 1991, AND 1994
VEGA SICCILIA UNICO
RIBERA DEL DUERO
LONDON HOME
言わずと知れた、スペイン最高のワイン、ヴェガ・シシリア
このワインを飲まずして、スペイン・ワインを語ることはできない
次々と生まれるモダン・スーパー・スパニッシュも、結局はこのワインを目標にしているのだ
前回のスペイン田舎旅行でこのワインと出あった
昔読んだスペイン本の中で「ウニコはスペイン最上級ワインであるが、実はこの上に最上級の中の最上級と言うべき”Unico de Unico”というワインが存在する
そのワインは少数生産で王族や、ごく親しい仲間に回るだけで、ほとんど手に入れることはできない」という趣旨の記述がなされていた
それが頭から離れず、スペイン旅行では常にそれを追い求め探していたのだ
そもそもVega Sciliaはリベラ・デル・デュエロの「最高」の畑から最高の葡萄を抽出し、「最高」のシニア・ワイン醸造責任者が作る少数生産のワイン
良い年にしか作られず、ヴィンテージものであっても、ヴィンテージがとびとびになる
そしてヴェガ・シシリアが作られた年の、「最高」のロット(樽)はボデガ(シャトーのスペイン語)において保存される
時を経て、どんどん熟成が重ねられ「最高」の状態になったと判断したところで、ボデガのシニア・テースターが、3年のビンテージを「最高」の比率でブレンドし、世に出す。この時もその後30年の味の変化を読んでブレンドするという
これだけで、このワインが「最高の中の最高」と言われる所以がわかる
このワインは2007年リリースの最新ワイン。10,000本から12,000本のみがリリースされる
これが何を意味するのかというと、毎年は作られないワインから3年を選び最適なときに出すから、
一回のリリースは10,000本であっても、5-7年に一度しかリリースされない、ということである。5年として年間2,000本と等しい
さてワイン
抜栓してわかるこの芳香
前のTOROとは明らかに違う。色は上質なルビー色。光は若干通す程度か
液面はキラキラと輝き、艶やかさがある
テンプラリーニョなのに、百花の香りがする。まさに花畑。ブルゴーニュのような明るい花畑ではない
山の奥にひっそりある、紫や青、そして深い赤色の花で埋まった花畑
ありがちないぶした煙草の葉のニュアンスはない
一口舌に乗せると、その花の香りが鼻腔を刺激し、感動を誘う
あまりに複雑な味。ウニコがそもそも複雑さ、荘厳さを持つワイン
その最高のロットが3年分ブレンドしてあるのだから、それも当然のこと
余韻は長い。ただ長すぎはしない。樽香も上品につけてある
「こんなワインはこれまで一度も経験したことがない」と素直に言えるワイン
ワインというものの奥深さをまた一つ味わうことが出来た
今回味わえなかった人は、是非スペイン旅行で探してほしい
ロンドンでも探せばあるだろうが、できればどこかの田舎町のワイン屋でひっそり眠っているこのワインを探して買ってほしい
もう一度表現すると、このワインはまさに「最高の中の最高」である
まさに1年前の日曜日に、98年のUnicoを飲んでいるので参考まで
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/06/vega-sicilia.html
1990, 1991, AND 1994
VEGA SICCILIA UNICO
RIBERA DEL DUERO
LONDON HOME
言わずと知れた、スペイン最高のワイン、ヴェガ・シシリア
このワインを飲まずして、スペイン・ワインを語ることはできない
次々と生まれるモダン・スーパー・スパニッシュも、結局はこのワインを目標にしているのだ
前回のスペイン田舎旅行でこのワインと出あった
昔読んだスペイン本の中で「ウニコはスペイン最上級ワインであるが、実はこの上に最上級の中の最上級と言うべき”Unico de Unico”というワインが存在する
そのワインは少数生産で王族や、ごく親しい仲間に回るだけで、ほとんど手に入れることはできない」という趣旨の記述がなされていた
それが頭から離れず、スペイン旅行では常にそれを追い求め探していたのだ
そもそもVega Sciliaはリベラ・デル・デュエロの「最高」の畑から最高の葡萄を抽出し、「最高」のシニア・ワイン醸造責任者が作る少数生産のワイン
良い年にしか作られず、ヴィンテージものであっても、ヴィンテージがとびとびになる
そしてヴェガ・シシリアが作られた年の、「最高」のロット(樽)はボデガ(シャトーのスペイン語)において保存される
時を経て、どんどん熟成が重ねられ「最高」の状態になったと判断したところで、ボデガのシニア・テースターが、3年のビンテージを「最高」の比率でブレンドし、世に出す。この時もその後30年の味の変化を読んでブレンドするという
これだけで、このワインが「最高の中の最高」と言われる所以がわかる
このワインは2007年リリースの最新ワイン。10,000本から12,000本のみがリリースされる
これが何を意味するのかというと、毎年は作られないワインから3年を選び最適なときに出すから、
一回のリリースは10,000本であっても、5-7年に一度しかリリースされない、ということである。5年として年間2,000本と等しい
さてワイン
抜栓してわかるこの芳香
前のTOROとは明らかに違う。色は上質なルビー色。光は若干通す程度か
液面はキラキラと輝き、艶やかさがある
テンプラリーニョなのに、百花の香りがする。まさに花畑。ブルゴーニュのような明るい花畑ではない
山の奥にひっそりある、紫や青、そして深い赤色の花で埋まった花畑
ありがちないぶした煙草の葉のニュアンスはない
一口舌に乗せると、その花の香りが鼻腔を刺激し、感動を誘う
あまりに複雑な味。ウニコがそもそも複雑さ、荘厳さを持つワイン
その最高のロットが3年分ブレンドしてあるのだから、それも当然のこと
余韻は長い。ただ長すぎはしない。樽香も上品につけてある
「こんなワインはこれまで一度も経験したことがない」と素直に言えるワイン
ワインというものの奥深さをまた一つ味わうことが出来た
今回味わえなかった人は、是非スペイン旅行で探してほしい
ロンドンでも探せばあるだろうが、できればどこかの田舎町のワイン屋でひっそり眠っているこのワインを探して買ってほしい
もう一度表現すると、このワインはまさに「最高の中の最高」である
まさに1年前の日曜日に、98年のUnicoを飲んでいるので参考まで
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/06/vega-sicilia.html
SAN ROMAN
RED
2004
SAN ROMAN
TORO
LONDON HOME
昔スペインはサン・セバスチャンにある3ツ星レストラン「アルザック」を訪問した時に飲んだワイン
http://www.arzak.info/index.html
http://www.bodegasanroman.com/
シニア・ソムリエに、「値段は気にしないので、お勧めのワインを一本」と注文
もう10年近く前になるだろうか。。。
相当背伸びした注文だったと思う
さすがは、有名レストランのシニア・ソムリエ。多分その「背伸び」を完全に見透かしていたのだろう
値段的にはさほど高くないこのワインを出してきた
スペイン料理を引き立てる素晴らしいワインだった
あの時の感動をもう一度、とこのワインを選択した
このワインを「赤」にカテゴライスするのは躊躇する
漆黒の黒ワイン。
光は一切通さない。D.O.TOROのモダンを代表するような作品
凝縮感を究極までに高め、タンニンを上手に溶かしこみ、地ブドウのやや甘みのある上品さをうまく引き出している
余韻は永遠に続くのかと思うほど長く、飲むインターバルが自然と長くなる
期待を全く裏切らないすばらしいワイン
思い出は、たいてい過剰に増幅されている場合が多いので、現実に向き合うとがっかりすることになるのだが、このワインは違った
見つけたときは迷わず買うべし
2004
SAN ROMAN
TORO
LONDON HOME
昔スペインはサン・セバスチャンにある3ツ星レストラン「アルザック」を訪問した時に飲んだワイン
http://www.arzak.info/index.html
http://www.bodegasanroman.com/
シニア・ソムリエに、「値段は気にしないので、お勧めのワインを一本」と注文
もう10年近く前になるだろうか。。。
相当背伸びした注文だったと思う
さすがは、有名レストランのシニア・ソムリエ。多分その「背伸び」を完全に見透かしていたのだろう
値段的にはさほど高くないこのワインを出してきた
スペイン料理を引き立てる素晴らしいワインだった
あの時の感動をもう一度、とこのワインを選択した
このワインを「赤」にカテゴライスするのは躊躇する
漆黒の黒ワイン。
光は一切通さない。D.O.TOROのモダンを代表するような作品
凝縮感を究極までに高め、タンニンを上手に溶かしこみ、地ブドウのやや甘みのある上品さをうまく引き出している
余韻は永遠に続くのかと思うほど長く、飲むインターバルが自然と長くなる
期待を全く裏切らないすばらしいワイン
思い出は、たいてい過剰に増幅されている場合が多いので、現実に向き合うとがっかりすることになるのだが、このワインは違った
見つけたときは迷わず買うべし
2011年7月2日土曜日
CHATEAU MONT PERRAT
2006
CHATEAU MONT PERRAT
LONDON HOME
もう7-8年前にこのワインを飲んだことがある
もちろん神の雫の影響
クイーンのワインといわれてもピンとは来ないが、いいワインであることは間違いない
相当の凝縮感、はっきりとして樽香、タンニン、長めの余韻
2001年、2003年ものと比べても、さらに「洗練度」が高くなった気がする
いろいろ言う人がいるかもしれないが、この値段でこのワインのクオリティを出すことについて、脱帽せざるをえない
お勧めのワイン
LOS VASCOS
1985
LOS VASCOS
COLCHAGUA
LONDON HOME
試飲をたくさんさせてくれるワイン屋で購入
このワインは、街のスーパー等でよく見かけるワイン
値段もデイリー級
実際飲んだこともある
なぜなら、このワインは1988年からあのラフィット・ロートシルトの資本が入ったことから、ボトルにあの5本の矢がしっかり刻印されており、興味をそそられたからである
ただ印象は深くはなかった記憶がある
このワインが1985年ビンテージであり、ラフィット資本参加前のワイン
ただ、シリーズの中でも下位のワインであり、年数も25年以上経過していることから、すでにピークを超えていると考え、話の種程度のつもりだった
抜栓
当然デキャンタはしない
グラスに注ぐと、なんとも美しいルビー色の液体が踊る
ややオレンジがかってはいるが、見た目はフレッシュさを失っていない
香りは、複雑とはいえないが、深い
もはやアルコールのとげとげしさはなくなっている
口に運ぶと、あまりの驚きに声がでない
なんと優しく上品な味わいなのだろう
目をつぶって飲めば、品質の高いボルドーとの区別がつかない
程よい甘みと上品な渋みが一体となっている
新樽ではなく、古樽の香りがついているようにも思える
雑味は一切ない
このワインは素晴らしい
このワインを今年のベスト10の中に入れておく
翌日の今日、このワインをさらに買い付けに行くつもりだが、前回のヴィルジニー・ヴァランドローの二の舞になるような気がしてならない
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2011/06/virginie-valandraud.html
本当にはっとするワインに出会うのは年に数回
良い金曜日の夜を過ごすことができた
2011年6月23日木曜日
LES FAUNES
RED
2006
LES FAUNES
CABERNET SAUVIGNON
LONDON HOME
ジュネーブ出張の折に購入
スイスでは、ワインの国内消費量が生産量の3倍にも及んでいるため、スイスワイン自体がほぼ国内で消費されている
なかなかロンドンでは見かけないので、こうした折に何本か購入することにしている
今回はジュネーヴ地方産のワインを店員にセレクトしてもらった
http://www.les-faunes.ch/
静かなワイン
カベルネの骨太さはない
メルローを思わせる女性的な優しさとやわらかさがある
低アルコールのためか、100%カベルネでも飲んでもまったくつらくならない
その意味で週中に飲むワインとして適している
ただ、リピートしたくなるような魅力は正直ない
一期一会のワイン
2006
LES FAUNES
CABERNET SAUVIGNON
LONDON HOME
ジュネーブ出張の折に購入
スイスでは、ワインの国内消費量が生産量の3倍にも及んでいるため、スイスワイン自体がほぼ国内で消費されている
なかなかロンドンでは見かけないので、こうした折に何本か購入することにしている
今回はジュネーヴ地方産のワインを店員にセレクトしてもらった
http://www.les-faunes.ch/
静かなワイン
カベルネの骨太さはない
メルローを思わせる女性的な優しさとやわらかさがある
低アルコールのためか、100%カベルネでも飲んでもまったくつらくならない
その意味で週中に飲むワインとして適している
ただ、リピートしたくなるような魅力は正直ない
一期一会のワイン
2011年6月20日月曜日
VIRGINIE VALANDRAUD
RED
1996
VIRGINIE VALANDRAUD
CHATEAU VALANDRAUD
LONDON HOME
最近見つけた試飲のできるワインショップでの購入ワイン
このワインショップはすごい
通常ありえないようなワインをグラスで試飲できるのだ(有料)
http://www.thesampler.co.uk/store/
オーブリオン70年、ドミナス91年、92年、アンジェリュス96年、神の雫で紹介されているシネクアノンやラルフール99年等、買うと数百ポンドのワインが並んでいる
実に興味深い店で、一品モノのワインも多い
今回見つけたこの銘柄は、残数4本のワイン
ヴァランドローは飲んだことがなく、安かったので試すつもりでセカンドを一本購入
このワインはすごい
グラスに注いだ瞬間から、凝縮感の塊のような香りを放つ
その香りに誘われるがまま、ワインを口の中へ
想像通り、ものすごい凝縮感とねっとり感
ベリーのジャムを、プラムやレーズンでコーティングしたような味
とにかく、ありえないレベルの「塊感」が舌の上で踊る
葡萄を噛んでいるような感覚とはまさにこのことか
長い余韻がじっくりと残る
この値段でこのクオリティ
パーカー様が賛辞を惜しまないワインだから、ということではない
この値段でこのクオリティを出すことが容易でないのは素人にもわかる
このワインは見つけたら、無条件で買うべき
少なくとも96年はどんな人にも勧められる
残りの3本を買いに後日そのワイン屋に足を運んだ
・・・後の祭り
ワインは一期一会
買いだと思ったら、そのときが買いの時
待ってはいけないなと反省
1996
VIRGINIE VALANDRAUD
CHATEAU VALANDRAUD
LONDON HOME
最近見つけた試飲のできるワインショップでの購入ワイン
このワインショップはすごい
通常ありえないようなワインをグラスで試飲できるのだ(有料)
http://www.thesampler.co.uk/store/
オーブリオン70年、ドミナス91年、92年、アンジェリュス96年、神の雫で紹介されているシネクアノンやラルフール99年等、買うと数百ポンドのワインが並んでいる
実に興味深い店で、一品モノのワインも多い
今回見つけたこの銘柄は、残数4本のワイン
ヴァランドローは飲んだことがなく、安かったので試すつもりでセカンドを一本購入
このワインはすごい
グラスに注いだ瞬間から、凝縮感の塊のような香りを放つ
その香りに誘われるがまま、ワインを口の中へ
想像通り、ものすごい凝縮感とねっとり感
ベリーのジャムを、プラムやレーズンでコーティングしたような味
とにかく、ありえないレベルの「塊感」が舌の上で踊る
葡萄を噛んでいるような感覚とはまさにこのことか
長い余韻がじっくりと残る
この値段でこのクオリティ
パーカー様が賛辞を惜しまないワインだから、ということではない
この値段でこのクオリティを出すことが容易でないのは素人にもわかる
このワインは見つけたら、無条件で買うべき
少なくとも96年はどんな人にも勧められる
残りの3本を買いに後日そのワイン屋に足を運んだ
・・・後の祭り
ワインは一期一会
買いだと思ったら、そのときが買いの時
待ってはいけないなと反省
2011年6月18日土曜日
BOURGOGNE
RED
2009
BOURGOGNE
DOMAINE FANNY SABRE
LONDON HOME
すでにお友だちになった感のあるワイン屋のご主人
フランス語訛りと日本語訛りの英会話で話が弾んでしまう
5分だけ寄ってかえろうと思っても、次から次へを話題が変わり(ワイン関連のみ)、気づくと30分経過の上、何故かワインを一本片手に持っていることになる
この日の話題はフィリップ・パカレ
有機ワインやビオディナミに凝っている彼は、フィリップ・パカレのワインを好む
ただ最近の値段の高騰をみて、入荷量を減らしているとのこと
実際店にあるのは、村名ワインのみ
話は終わり、「今日のお勧めは」と聞くと、少し考えた後、棚の上のほうからこのワインを引っ張り出してきた
セールストークは、「面白いワイン。若いがきっと気に入るよ」とのこと
私は彼のお勧めを完全に信じているので黙って購入
彼が素晴らしいのは、お勧めワインの値段が大体いつも決まっていることだ
店には高いワインもあるが、それはこちらが関心を示さなければ絶対出してこない
だからこちらも安心してお勧めを聞ける
商売のコツ
ワインを開けると、まず漂ったのは、なんとも嫌な温泉卵のにおい
グラスに注ぐと若干薄まるが、それでもこの香りを是とする人は少ないだろう
ただ、この香りにピンと来た
フィリップ・パカレのワインにはこの傾向がある
最初は、雨上がりの土のにおいと、温泉卵が混ざったような香りがするが、時間が経つと信じられないほどエレガントなワインに変貌する
奥様と、「フィリップ・パカレのようなワインだね」と話しながら飲み始める
すると予想通り、30分もすると味に大きな変化が起こる
嫌なにおいは消え去り、底からわきあがる果実の素晴らしい香り
イチゴジャムとブルーベリーの酸味を上手く調合したような味わい
ブルゴーニュ広域名とは思えない味の変化
あまりにも興味がわいたので、後で調べると驚きの事実が。。。
http://www.le-vin-nature.net/fanny20110107.pdf
なぜにあの店主がこのワインを今日のおすすめとしたかが、よくわかった
そして「まだ若いが」の意味も
ファニーさんはまだ20代後半という
この醸造家が20年後に作るワインは一体どうなっているのだろう
毎年成長を確かめたくなる、注目のワイン
2009
BOURGOGNE
DOMAINE FANNY SABRE
LONDON HOME
すでにお友だちになった感のあるワイン屋のご主人
フランス語訛りと日本語訛りの英会話で話が弾んでしまう
5分だけ寄ってかえろうと思っても、次から次へを話題が変わり(ワイン関連のみ)、気づくと30分経過の上、何故かワインを一本片手に持っていることになる
この日の話題はフィリップ・パカレ
有機ワインやビオディナミに凝っている彼は、フィリップ・パカレのワインを好む
ただ最近の値段の高騰をみて、入荷量を減らしているとのこと
実際店にあるのは、村名ワインのみ
話は終わり、「今日のお勧めは」と聞くと、少し考えた後、棚の上のほうからこのワインを引っ張り出してきた
セールストークは、「面白いワイン。若いがきっと気に入るよ」とのこと
私は彼のお勧めを完全に信じているので黙って購入
彼が素晴らしいのは、お勧めワインの値段が大体いつも決まっていることだ
店には高いワインもあるが、それはこちらが関心を示さなければ絶対出してこない
だからこちらも安心してお勧めを聞ける
商売のコツ
ワインを開けると、まず漂ったのは、なんとも嫌な温泉卵のにおい
グラスに注ぐと若干薄まるが、それでもこの香りを是とする人は少ないだろう
ただ、この香りにピンと来た
フィリップ・パカレのワインにはこの傾向がある
最初は、雨上がりの土のにおいと、温泉卵が混ざったような香りがするが、時間が経つと信じられないほどエレガントなワインに変貌する
奥様と、「フィリップ・パカレのようなワインだね」と話しながら飲み始める
すると予想通り、30分もすると味に大きな変化が起こる
嫌なにおいは消え去り、底からわきあがる果実の素晴らしい香り
イチゴジャムとブルーベリーの酸味を上手く調合したような味わい
ブルゴーニュ広域名とは思えない味の変化
あまりにも興味がわいたので、後で調べると驚きの事実が。。。
http://www.le-vin-nature.net/fanny20110107.pdf
なぜにあの店主がこのワインを今日のおすすめとしたかが、よくわかった
そして「まだ若いが」の意味も
ファニーさんはまだ20代後半という
この醸造家が20年後に作るワインは一体どうなっているのだろう
毎年成長を確かめたくなる、注目のワイン
2011年6月16日木曜日
GEVREY-CHAMBERTIN
RED
2006
GEVREY-CHAMBERTIN
1RE CRU
CRAIPILLOT
DOMAINE DROUHIN LAROSE
LONDON HOME
2年前のブルゴーニュ旅行で買い付けたワイン
一流のワインはやはり違う
ワインなんてどれも同じ、価格はブランドできまる、という人はたくさんいるが、「いいワインはいい」という持論は崩さない
実際、どんなにワインがわからなくても、いいワインを飲めば、よほど頑固な人でない限り、そのクオリティの違いを認めざるを得ない
ドルーアン・ラローズはもはやブルゴーニュでは押しも押されぬ一流ドメーヌの一つであるが、体裁は今でも「庶民」そのもの
日本人からすると、そうしたストイックさに惹かれるものがある
ワイン自体は、「最上級のバラの花束」としか言いようにない
傑出したワインだと思う
次回ブルゴーニュを訪問することができたなら、間違いなくこのドメーヌにいくだろう
素晴らしいワインに感謝
残り本数は少なくなったが、この生産者のワインを空けることを楽しみながらワインライフを堪能したい
2006
GEVREY-CHAMBERTIN
1RE CRU
CRAIPILLOT
DOMAINE DROUHIN LAROSE
LONDON HOME
2年前のブルゴーニュ旅行で買い付けたワイン
一流のワインはやはり違う
ワインなんてどれも同じ、価格はブランドできまる、という人はたくさんいるが、「いいワインはいい」という持論は崩さない
実際、どんなにワインがわからなくても、いいワインを飲めば、よほど頑固な人でない限り、そのクオリティの違いを認めざるを得ない
ドルーアン・ラローズはもはやブルゴーニュでは押しも押されぬ一流ドメーヌの一つであるが、体裁は今でも「庶民」そのもの
日本人からすると、そうしたストイックさに惹かれるものがある
ワイン自体は、「最上級のバラの花束」としか言いようにない
傑出したワインだと思う
次回ブルゴーニュを訪問することができたなら、間違いなくこのドメーヌにいくだろう
素晴らしいワインに感謝
残り本数は少なくなったが、この生産者のワインを空けることを楽しみながらワインライフを堪能したい
2011年6月12日日曜日
PROTOS SELECCION 75 ANNIVERSARIO
SELECCION
75 ANNIVERSARIO
RESTAURANT IN OTUR
一回の旅行で二回同じところで食べるのは珍しい
先日訪れたときの興奮が忘れられず、この店を選ぶお目当ては、ほとんど奇跡に近いワインリスト
今回は熟慮の末、このワインを選ぶ
PROTOS社自体は非常に有名なボデガで、日本でもよく見かける銘柄
http://www.bodegasprotos.com/en/
ただし、このセレクシオン、しかも75周年記念ボトル、を見つけるのは容易なことではない
実際ウエブで検索しても、個人の感想サイト(しかもスペイン語)くらいしかヒットせず、販売しているところは見つからない
そんな貴重なワインを惜しげもなく、オンリストしてあるのにも感動するが、提供価格も信じられないくらい安いことに感銘を受ける
この店は料理に自信があるのだろう
私の好きな軽井沢のフレンチの名店で聞いたことば、「ワインで儲けてはいけません。ワインで儲けていいのは生産者だけです。レストランはその提供する食事で勝負して、それに見合った対価をいただくのが正しい」を思い出す
このワインも素晴らしい
まさにこの瞬間、この場所でした味わえないワイン
記念ボトルだけあって、気合も入っているだろう
神の雫ではないが、こうした瞬間に葡萄の命というか、作り手の執念というかそういった精神的な何かをぐっと感じることがある
まさにこのワインがそれ
表現すると月並みになってしまうので、ここでは書かないが、間違いなく今年のベストワインの一つに入るワイン
最後に店を出ようとすると、私たちのテーブルをケアしていたお兄さんが近寄ってきた
挨拶かと思うと、おもむろにワインリスト(使い古された本のようなもの)を私に手渡し、「もっていけ」
きっと、テーブルで長く何度もみていたからだろう
こうした粋なはからいに気をよくして店をあとにした
できるなら、欧州にいる間にもう一度だけ訪れたい名店
次はいただいたワインリストを研究していこう
SIERRA CANTABRIA CUVEE ESPECIAL
RED
2002
SIERRA CANTABRIA
CUVEE ESPECIAL
RESTAURANT IN ASTURIAS
スペインはアストリアスにある感動のワインリストを持つレストランで注文
迷いに迷った挙句の選定
なぜ迷うか
ワインリストが掲載するワインがどれも魅力的過ぎるからである
まずは全体構成
有名な産地を中心にスペイン中のDOをくまなく掲載
特にリオハ、リベラ・デル・デュエロ、トロのワインのレンジの広さはすばらしい
クリアンサ級からグランレゼルヴァ級まで等級も十分で、あらゆる客のリクエストに応えることができそうだ
次にヴィンテージ
たとえば、ベガ・シシリアは1959年ヴィンテージから直近までくまなくそろう
その他アリオンや、ペスケーラ等の有名ワインもかなりのレンジで取り揃えがある
そして銘柄
他では絶対手に入らないような、有名ボデガの「Collecsion Privada」ものが多い
その他アニバーサリー、ヴィンテージのワインが惜しげもなく掲載されている
最後にプライス
この店に「時価」というものは存在しない
たとえば、ヴェガ・シシリアは、どのビンテージのものを頼んでも値段は一律
一律、である
1960年のものを頼んでも同じ値段
そしてその値段というのが、最新のヴィンテージもののワインショッププライスを大きく下回るのである
その他いわゆる限定生産ものの90年代ヴィンテージでも、値段的にはデイリーワインクラス
レストランで、である
このブログでは値段をあえて掲載しないポリシーがあるため、掲載はしない
ただ、今このワインをすべて買い取って、英国で売れば相当のプロフィットが出ることは間違いない
そのレベルである
さてワイン
シエラ・カンタブリアは、クリアンサ級、コレクシオン・プリヴァーダ、と飲んだことがある
今回はコレクシオン・プリヴァーダの古い物を飲もうと思ったが、あいにくヴィンテージがなく、若いものになるということ
代わりに店の方が出してくれたのが、このキュヴェ・エスペシアルだった
値段ほんの数ユーロ高めだが、飲んだことがないので、迷わずこれを選択
結果は最高のワインを選んだ、ということになる
色は若干のレンガ色がかった黒に近い赤
テンプラリーニョ種独特のタバコの葉のにおいがベースにあるものの、時間のたったワインとは思えない、力強い、複雑な香りが立ち上ってくる
これはよく熟成されている
スペインワインに時々感じる、田舎くささや荒々しさは全くない
洗練されたワイン
デキャンタによりさらに丸みがまし、果実味とあいまって素晴らしいワインに
値段は決して高くない
しかしこのワインは相当優れている
ブラインドで飲むと多くの人が2クラス以上上級のワインだと思うだろう
そんなワイン
2002
SIERRA CANTABRIA
CUVEE ESPECIAL
RESTAURANT IN ASTURIAS
スペインはアストリアスにある感動のワインリストを持つレストランで注文
迷いに迷った挙句の選定
なぜ迷うか
ワインリストが掲載するワインがどれも魅力的過ぎるからである
まずは全体構成
有名な産地を中心にスペイン中のDOをくまなく掲載
特にリオハ、リベラ・デル・デュエロ、トロのワインのレンジの広さはすばらしい
クリアンサ級からグランレゼルヴァ級まで等級も十分で、あらゆる客のリクエストに応えることができそうだ
次にヴィンテージ
たとえば、ベガ・シシリアは1959年ヴィンテージから直近までくまなくそろう
その他アリオンや、ペスケーラ等の有名ワインもかなりのレンジで取り揃えがある
そして銘柄
他では絶対手に入らないような、有名ボデガの「Collecsion Privada」ものが多い
その他アニバーサリー、ヴィンテージのワインが惜しげもなく掲載されている
最後にプライス
この店に「時価」というものは存在しない
たとえば、ヴェガ・シシリアは、どのビンテージのものを頼んでも値段は一律
一律、である
1960年のものを頼んでも同じ値段
そしてその値段というのが、最新のヴィンテージもののワインショッププライスを大きく下回るのである
その他いわゆる限定生産ものの90年代ヴィンテージでも、値段的にはデイリーワインクラス
レストランで、である
このブログでは値段をあえて掲載しないポリシーがあるため、掲載はしない
ただ、今このワインをすべて買い取って、英国で売れば相当のプロフィットが出ることは間違いない
そのレベルである
さてワイン
シエラ・カンタブリアは、クリアンサ級、コレクシオン・プリヴァーダ、と飲んだことがある
今回はコレクシオン・プリヴァーダの古い物を飲もうと思ったが、あいにくヴィンテージがなく、若いものになるということ
代わりに店の方が出してくれたのが、このキュヴェ・エスペシアルだった
値段ほんの数ユーロ高めだが、飲んだことがないので、迷わずこれを選択
結果は最高のワインを選んだ、ということになる
色は若干のレンガ色がかった黒に近い赤
テンプラリーニョ種独特のタバコの葉のにおいがベースにあるものの、時間のたったワインとは思えない、力強い、複雑な香りが立ち上ってくる
これはよく熟成されている
スペインワインに時々感じる、田舎くささや荒々しさは全くない
洗練されたワイン
デキャンタによりさらに丸みがまし、果実味とあいまって素晴らしいワインに
値段は決して高くない
しかしこのワインは相当優れている
ブラインドで飲むと多くの人が2クラス以上上級のワインだと思うだろう
そんなワイン
THE WINE WITH NO NAME
RED
2008
SARDINIA
LONDON HOME
近所のワイン屋さんお勧めの、まさに「名無し」のワイン
ラベルに情報がないのだ
おそらく方で定められているアルコール分表示だけ
ヴィンテージすらわからない
店主いわく「産地や作り手の名前(ブランド)を出すと、それだけで一つの見方を持ってしまうのが人間。この作り手は味だけで勝負したいので、あえてこうしている。完全な有機農法ワイン」とのこと
こういわれると、買うしかない
(実際は仕入れ情報をコンピュータでチェックしてもらいビンテージと産地だけはおしえてもらったが)
期待に反し、すっぱい
それも少し度を越している
これに閉口して、半分飲んだところでやめ、料理酒用として使うことを決意
ふたをして冷蔵庫に
二日後、グラスワインを一口飲んでから眠りたい気分のときに、件のワインを思い出す
何でもいいから一杯の気分
冷蔵庫からだして、グラスに注ぐ
冷えすぎているので、インターネットを見ながら30分ほど放置
一口舌先に運ぶ
衝撃が走る
これが、あのすっぱくて飲めないワインかと
なんという芳醇な甘さ
なんという深み
葡萄の甘さをダレた感じにしない酸味が程よくワインに溶け込んでいる
近所のワイン屋の推薦ワインはいつも驚かされるが、このワインにはかなり驚いた
それとともに、自分の修行の足りなさを思い知らされた
こんな素晴らしいワインを料理酒用と即断してしまったのだから
まだまだ、経験をつまなければいけない
そんな思いを強くさせてくれたワインだった
2008
SARDINIA
LONDON HOME
近所のワイン屋さんお勧めの、まさに「名無し」のワイン
ラベルに情報がないのだ
おそらく方で定められているアルコール分表示だけ
ヴィンテージすらわからない
店主いわく「産地や作り手の名前(ブランド)を出すと、それだけで一つの見方を持ってしまうのが人間。この作り手は味だけで勝負したいので、あえてこうしている。完全な有機農法ワイン」とのこと
こういわれると、買うしかない
(実際は仕入れ情報をコンピュータでチェックしてもらいビンテージと産地だけはおしえてもらったが)
期待に反し、すっぱい
それも少し度を越している
これに閉口して、半分飲んだところでやめ、料理酒用として使うことを決意
ふたをして冷蔵庫に
二日後、グラスワインを一口飲んでから眠りたい気分のときに、件のワインを思い出す
何でもいいから一杯の気分
冷蔵庫からだして、グラスに注ぐ
冷えすぎているので、インターネットを見ながら30分ほど放置
一口舌先に運ぶ
衝撃が走る
これが、あのすっぱくて飲めないワインかと
なんという芳醇な甘さ
なんという深み
葡萄の甘さをダレた感じにしない酸味が程よくワインに溶け込んでいる
近所のワイン屋の推薦ワインはいつも驚かされるが、このワインにはかなり驚いた
それとともに、自分の修行の足りなさを思い知らされた
こんな素晴らしいワインを料理酒用と即断してしまったのだから
まだまだ、経験をつまなければいけない
そんな思いを強くさせてくれたワインだった
IMPERIAL GRAN RESERVA
RED
1996
IMPERIAL
GRAN RESERVA
HOTEL IN ASTURIAS
宿泊先のLUARCAの漁港にある雑貨屋さん
洗剤からお菓子まで様々なものが並んでいる
その中にワインの棚
結構本数も多いし、種類も多そうだったので全く期待せずに近づく
意外や意外
結構いいワインをそろえているのだ
果てはヴェガ・シシリアのセカンドまで
(その時は他のワインと比べていたので買わなかったが、この値段がミラクルだったことに後で気づく)
ここで選んだのは、最後の一本になっていたこのワイン
http://www.cvne.com/web/
特に理由はないが、昔ロンドンでラベルをどこかで見たからだと思う
どこで見たかは忘れたが。。。
このワインは素晴らしい
グランレゼルヴァ級のワインだけあって、これだけ時間が経過してもびくともしていない
枯れた感じはまったくなく、どっしりとしている
色は若干オレンジがかっているものの、鮮明な深い紫
やはり、タバコの葉の香りをまといながら、スパイシーさ、ベリー、少し苦味の利いたジャムといった複雑さがグラスの中に集約されている
とにかく、デイリーワインレベルで半分残しても後悔しない値段
もちろん、現在ではありえない値段設定だったのだが、こうした観光地化されてない店を訪ねると、こうした宝物が見つかる可能性が高い
当時購入したときの値段で普通に売られているのだ
ちょうど希少価値の出ているブリキのおもちゃを、田舎の駄菓子屋さんで発見するようなもの
今思うと、隣に近いビンテージの同じワインが複数売られていたことを思い出す
少し後悔しつつも、「下品」なこともしてはいけないとどこかでは思う
また次回訪問したときに、その時飲む「一本」だけを買おう
1996
IMPERIAL
GRAN RESERVA
HOTEL IN ASTURIAS
宿泊先のLUARCAの漁港にある雑貨屋さん
洗剤からお菓子まで様々なものが並んでいる
その中にワインの棚
結構本数も多いし、種類も多そうだったので全く期待せずに近づく
意外や意外
結構いいワインをそろえているのだ
果てはヴェガ・シシリアのセカンドまで
(その時は他のワインと比べていたので買わなかったが、この値段がミラクルだったことに後で気づく)
ここで選んだのは、最後の一本になっていたこのワイン
http://www.cvne.com/web/
特に理由はないが、昔ロンドンでラベルをどこかで見たからだと思う
どこで見たかは忘れたが。。。
このワインは素晴らしい
グランレゼルヴァ級のワインだけあって、これだけ時間が経過してもびくともしていない
枯れた感じはまったくなく、どっしりとしている
色は若干オレンジがかっているものの、鮮明な深い紫
やはり、タバコの葉の香りをまといながら、スパイシーさ、ベリー、少し苦味の利いたジャムといった複雑さがグラスの中に集約されている
とにかく、デイリーワインレベルで半分残しても後悔しない値段
もちろん、現在ではありえない値段設定だったのだが、こうした観光地化されてない店を訪ねると、こうした宝物が見つかる可能性が高い
当時購入したときの値段で普通に売られているのだ
ちょうど希少価値の出ているブリキのおもちゃを、田舎の駄菓子屋さんで発見するようなもの
今思うと、隣に近いビンテージの同じワインが複数売られていたことを思い出す
少し後悔しつつも、「下品」なこともしてはいけないとどこかでは思う
また次回訪問したときに、その時飲む「一本」だけを買おう
MARIE CECILE - CHATEAU LE PUY
WHITE
2008
MARIE CECILE
CHATEAU LE PUY
LONDON HOME
近所のワイン屋さんで買ったワイン
ル・ピュイの赤は、実写版「神の雫」で「神の雫」に選ばれ(日本人の間では)有名になっている
その白はいかなるものか興味がもてる
セミヨン種100%のワインはオーストラリアでワイナリー訪問旅行をした際によく口にしたが、フランスワインでは初めて
色は黄金色
かなり色がはっきりとしている
最初の一口は、「さらり」という表現が正しい気がする
しかし、15分も経つと、色同様、複雑で(人工的な強さはないが
凝縮感を感じらさせるワインに変貌
香りも、時が経つにつれて華やかのものとなってくる
ただ、飲み頃はおそらく30分後から、2時間「以内」だろう
人工的なものを一切使わないワイン作りをしている結果であろうか(SO2も入っていない)、2時間経過後急速に味が変化しだした
翌日の朝に一口飲むと、「酢」のような状態になっており、ワインではなくなっていた
一方、驚いたことに、このワイン「色」まで変化しているのだ
ちょうど、りんごを切ると断面が茶色に変化していくのと同じように、色が黄金色からうすいブラウンに変化したのである
これには驚くとともに、感動した
これが本当に自然のワインなのかと
このワイン、すでに2本追加でオーダーを出している
こうした珍しいワインは、ストックして時間の経過を見てみたい
10年後に1本開けてみたくなるワイン
2008
MARIE CECILE
CHATEAU LE PUY
LONDON HOME
近所のワイン屋さんで買ったワイン
ル・ピュイの赤は、実写版「神の雫」で「神の雫」に選ばれ(日本人の間では)有名になっている
その白はいかなるものか興味がもてる
セミヨン種100%のワインはオーストラリアでワイナリー訪問旅行をした際によく口にしたが、フランスワインでは初めて
色は黄金色
かなり色がはっきりとしている
最初の一口は、「さらり」という表現が正しい気がする
しかし、15分も経つと、色同様、複雑で(人工的な強さはないが
凝縮感を感じらさせるワインに変貌
香りも、時が経つにつれて華やかのものとなってくる
ただ、飲み頃はおそらく30分後から、2時間「以内」だろう
人工的なものを一切使わないワイン作りをしている結果であろうか(SO2も入っていない)、2時間経過後急速に味が変化しだした
翌日の朝に一口飲むと、「酢」のような状態になっており、ワインではなくなっていた
一方、驚いたことに、このワイン「色」まで変化しているのだ
ちょうど、りんごを切ると断面が茶色に変化していくのと同じように、色が黄金色からうすいブラウンに変化したのである
これには驚くとともに、感動した
これが本当に自然のワインなのかと
このワイン、すでに2本追加でオーダーを出している
こうした珍しいワインは、ストックして時間の経過を見てみたい
10年後に1本開けてみたくなるワイン
BOURGOGNE
WHITE
2008
BOURGOGNE
VIEILLES VIGNES
DOMAINE NICOLAS POTEL
同じくバーベキューの時に用意してあるワイン
前にも書いたが、バーベキュー時は風のためか香りが識別しにくい
その場合はどちらかというと、香りの複雑さがあるワインよりも、チリワインやオーストラリアワイン等の味自体がはっきりしたワインのほうが向いてはいる
ただそれもTPOがあり、ワインを楽しみたいという方が多い場合は、やはりブルゴーニュワイン、しかも話題性のあるものがいい
有名ドメーヌ、ヴィエーニュ・ヴィーニュという要素があることで、ワインの話に花が咲くもの
実際最低樹齢が60年、広域名とはいえ、サン・ロマン村の区画のみから作っているワインで、実質村名ワインといっていいもの
ブルゴーニュらしい、さわやかな酸味、ベースにあるパイナップルの風味等、華やかさが備わっている
よく飲むせいか、すでに家の在庫がなくなってきた
そろそろケースで買いに行く必要がありそう
2008
BOURGOGNE
VIEILLES VIGNES
DOMAINE NICOLAS POTEL
同じくバーベキューの時に用意してあるワイン
前にも書いたが、バーベキュー時は風のためか香りが識別しにくい
その場合はどちらかというと、香りの複雑さがあるワインよりも、チリワインやオーストラリアワイン等の味自体がはっきりしたワインのほうが向いてはいる
ただそれもTPOがあり、ワインを楽しみたいという方が多い場合は、やはりブルゴーニュワイン、しかも話題性のあるものがいい
有名ドメーヌ、ヴィエーニュ・ヴィーニュという要素があることで、ワインの話に花が咲くもの
実際最低樹齢が60年、広域名とはいえ、サン・ロマン村の区画のみから作っているワインで、実質村名ワインといっていいもの
ブルゴーニュらしい、さわやかな酸味、ベースにあるパイナップルの風味等、華やかさが備わっている
よく飲むせいか、すでに家の在庫がなくなってきた
そろそろケースで買いに行く必要がありそう
BOURGOGNE
RED
2008
BOURGOGNE
DOMAINE NICOLAS POTEL
VIEILLES VIGNES
LONDON HOME
今夏、バーベキューワインとして活躍
某ワイン専門店のフラッグシップ店で複数本購入
http://www.nicolas-potel.fr/index.html
有名ドメーヌの広域名は基本的に期待が持てる
広域名であれば、手に入れやすい価格となるため、有名ドメーヌが特に力を入れて作ると聞いたことがある
ニコラ・ポテルのワインに初めて触れる人が、このドメーヌに思い入れを抱くかどうかは、このエントリー用のワインのよしあしに依存すると思えば納得がいく
古木から作っているワイン
色は赤みがかったルビー色
最初は香りがたたないが、時間の経過とともにイチゴの香りが前に出てくる
複雑さはなく、余韻も短いがその短い余韻の中にも、ブルゴーニュらしいやわらかい酸味とフレッシュなイチゴのさわやかさを感じることができる
やはり巷のうわさは本当だった
2008
BOURGOGNE
DOMAINE NICOLAS POTEL
VIEILLES VIGNES
LONDON HOME
今夏、バーベキューワインとして活躍
某ワイン専門店のフラッグシップ店で複数本購入
http://www.nicolas-potel.fr/index.html
有名ドメーヌの広域名は基本的に期待が持てる
広域名であれば、手に入れやすい価格となるため、有名ドメーヌが特に力を入れて作ると聞いたことがある
ニコラ・ポテルのワインに初めて触れる人が、このドメーヌに思い入れを抱くかどうかは、このエントリー用のワインのよしあしに依存すると思えば納得がいく
古木から作っているワイン
色は赤みがかったルビー色
最初は香りがたたないが、時間の経過とともにイチゴの香りが前に出てくる
複雑さはなく、余韻も短いがその短い余韻の中にも、ブルゴーニュらしいやわらかい酸味とフレッシュなイチゴのさわやかさを感じることができる
やはり巷のうわさは本当だった
2011年6月11日土曜日
CHATEAU HAUT BAGES
RED
2001
CHATEAU HAUT BAGES
PAUILLAC
RESTAURANT IN PARIS
パリのブラッセリーで同僚と
熟成感があるワイン
一口飲んでボルドーとわかるどっしり感
・・・申し訳ないのだが、印象が残らないワイン
2001
CHATEAU HAUT BAGES
PAUILLAC
RESTAURANT IN PARIS
パリのブラッセリーで同僚と
熟成感があるワイン
一口飲んでボルドーとわかるどっしり感
・・・申し訳ないのだが、印象が残らないワイン
COTE DE NUITS-VILLAGES
RED
2002
COTE DE NUITS-VILLAGES
DOMAINE CHEVALIER
RESTAURANT IN PARIS
フランス・ソムリエ協会長が経営する店
グラスワインが自慢
香水のような上質さ
値段はきっと安いのだろう
今年のベストバリューワインの一つに選定
2002
COTE DE NUITS-VILLAGES
DOMAINE CHEVALIER
RESTAURANT IN PARIS
フランス・ソムリエ協会長が経営する店
グラスワインが自慢
この店のソムリエはグラスワインの銘柄を見せない
産地のオプションだけを言ってくる
聞くと、「驚いてほしいから」とのこと
実際この赤には驚いた
まさに高級ブルゴーニュに見られる高貴なバラの香り香水のような上質さ
スムースさには若干欠けるものがあるが、広域名でこの品質は考えられない
値段はきっと安いのだろう
今年のベストバリューワインの一つに選定
2011年6月10日金曜日
TERRE DE GRYPHEES
WHITE
2007
TERRE DE GRYPHEES
DOMAINE DE LA TOURNELLE
LONDON HOME
近所のワイン屋推奨品
ジュラのワインは初めて飲んだかもしれない
ジュラ紀の地層を持つということで、海のミネラル分、貝のカルシウム分を豊富に含むとよく言われるが正直よくわからない
飲み口はさわやかで、とげとげしさがない
果実味が前にでず、スムース
少し酸味が強すぎて私の好みからは外れているワイン
2007
TERRE DE GRYPHEES
DOMAINE DE LA TOURNELLE
LONDON HOME
近所のワイン屋推奨品
ジュラのワインは初めて飲んだかもしれない
ジュラ紀の地層を持つということで、海のミネラル分、貝のカルシウム分を豊富に含むとよく言われるが正直よくわからない
飲み口はさわやかで、とげとげしさがない
果実味が前にでず、スムース
少し酸味が強すぎて私の好みからは外れているワイン
2011年5月15日日曜日
SAGRANTINO DI MONTEFALCO
RED
2004
SAGRANTINO DI MONTEFALCO
DUCA ODOARDO
TERRE DE LA CVSTODIA
LONDON HOME
先日のトスカーナ旅行で購入
レストラン・バタフライのソムリエが、「いまやモンテプルチアーノ・ダブロッツォよりも、ここがお勧め」と語っていたのを思い出し、生産者は特に選ばず購入
抜栓直後は、チョコレートの香りが強烈
カカオ、ブルーベリージャムが後に続く
タンニンが強く、舌にざらつきを覚えるほど
もしかして、オリが溜まっているのかと疑い、何度もグラスを覗き込む
デキャンタに移して30分
先ほどのざらつきは嘘のように消え、滑らかな舌触りに
とげとげしさが抜け、丸いワインに変化
余韻は長く、底力があることを示している
90年台前半にDOCG認定された新しい地域
小さい地域の中で、新しい生産者が切磋琢磨しているという
日本ではめったに見ることのできない地域のワインだけに、今後のイタリアワイン研究では注目していきたい
2004
SAGRANTINO DI MONTEFALCO
DUCA ODOARDO
TERRE DE LA CVSTODIA
LONDON HOME
先日のトスカーナ旅行で購入
レストラン・バタフライのソムリエが、「いまやモンテプルチアーノ・ダブロッツォよりも、ここがお勧め」と語っていたのを思い出し、生産者は特に選ばず購入
抜栓直後は、チョコレートの香りが強烈
カカオ、ブルーベリージャムが後に続く
タンニンが強く、舌にざらつきを覚えるほど
もしかして、オリが溜まっているのかと疑い、何度もグラスを覗き込む
デキャンタに移して30分
先ほどのざらつきは嘘のように消え、滑らかな舌触りに
とげとげしさが抜け、丸いワインに変化
余韻は長く、底力があることを示している
90年台前半にDOCG認定された新しい地域
小さい地域の中で、新しい生産者が切磋琢磨しているという
日本ではめったに見ることのできない地域のワインだけに、今後のイタリアワイン研究では注目していきたい
2011年5月10日火曜日
CHATEAU SOCIANDO-MALLET
RED
1995
CHATEAU SOCIANDO-MALLET
LONDON HOME
祝い酒のメインに何を空けるか思案した
ふとこのワインが目についた
ソシアンド・マレには格付がない
ボルドーワインの教科書によれば、「もし今格付をやり直せば2級は間違いない」程の品質を誇る
無格付であっても、本質が伴えば必ず評価される
逆に本質を前にしては、格付(クラス)は無意味だということ
そんな戒めに似たメッセージを伝えるワイン
様々な人に感謝しつつ、今日このワインを飲んだことを忘れないで精進しよう
抜栓し、一口味見をして即座にデキャンタに移す
シャンパーニュを飲みつつ、45分放置
考えられないフレッシュさ
これが95年のワインとは信じられない
昨日取れた葡萄かのように、しっかりした果実味を表現している
私の好きなバラの香水
そしてバックには腐葉土のやわらかい、そして暖かいふわりとした感覚
甘さもあり、昔ディジョンで買ったクレーム・ド・カシスを思い出す
タンニンも程よく溶け込んでおり、まったく荒々しさを感じない
期待をはるかに超越したワイン
去年2007年のワインを飲んだがまるで別物
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/03/chateau-sociando-mallet.html
熟成のパワーが実感できるワイン
1995
CHATEAU SOCIANDO-MALLET
LONDON HOME
祝い酒のメインに何を空けるか思案した
ふとこのワインが目についた
ソシアンド・マレには格付がない
ボルドーワインの教科書によれば、「もし今格付をやり直せば2級は間違いない」程の品質を誇る
無格付であっても、本質が伴えば必ず評価される
逆に本質を前にしては、格付(クラス)は無意味だということ
そんな戒めに似たメッセージを伝えるワイン
様々な人に感謝しつつ、今日このワインを飲んだことを忘れないで精進しよう
抜栓し、一口味見をして即座にデキャンタに移す
シャンパーニュを飲みつつ、45分放置
考えられないフレッシュさ
これが95年のワインとは信じられない
昨日取れた葡萄かのように、しっかりした果実味を表現している
私の好きなバラの香水
そしてバックには腐葉土のやわらかい、そして暖かいふわりとした感覚
甘さもあり、昔ディジョンで買ったクレーム・ド・カシスを思い出す
タンニンも程よく溶け込んでおり、まったく荒々しさを感じない
期待をはるかに超越したワイン
去年2007年のワインを飲んだがまるで別物
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/03/chateau-sociando-mallet.html
熟成のパワーが実感できるワイン
CHAMPAGNE
NV
CHAMPAGNE
ODP(OEIL DE PERDRIX)
JOEL MICHEL
LONDON HOME
今日はお祝い事があり、とりあえずシャンパーニュを開ける
ほとんど飲む口実を探しているようなものだが。。。
このワインも近所のワイン屋がシャンパーニュでの買いつけで発見した超小規模生産者のシャンパーニュ
非常に熱心に勧めるので、促されるまま購入
セールス・トークは、「これは白とロゼの中間。当然すべて有機栽培」
ラベルも美しく、葡萄の中に鶉(ウズラ)が一羽描かれている
シャンパーニュ・グラスに注ぐとその意味がわかる
白ではなく、ややピンクがかったオレンジ色をしているのだ
白とは違うし、かといってロゼのようにはっきりとしたピンクでもない
泡は決め細やかで、クリーム状とはいかないまでも上品な発泡を感じる
最初の一口でこのワインが他のシャンパーニュとは異なることがわかる
飲み口は白だが、必ず後味に、赤葡萄の甘さを捕らえることができる
一口飲むたびに、白と赤を一度に経験できるワイン
初めての体験
すごいシャンパーニュ
あまりに興味が沸いたので、WEBで調べるがほとんど情報がない
ラベルに書かれているODPの文字を検索
すると、これがOEIL DE PERDRIX(ヤマウズラの目)という意味であることがわかる
深みのあるオレンジがかったピンク色をこう表現するという
昔「ロゼ」という言葉が定着するまでは、ロゼの代わりにこのODPという言葉を使っていたとのこと
それでラベルにウズラが描かれているのか、と納得
素晴らしいワインがなくなるのは早いもの
ほとんど30分でボトルが空いてしまった
赤ワインに移行
TEROLDEGO ROTALIANO
2007
TEROLDEGO ROTALIANO
RISERVA
MEZZA CORONALONDON HOME
日曜日
近所のALEXANDRA PARKにFARMER'S MARKETが毎週開催されることを知り、出かける
時間も遅かったせいか、店の数は20店舗くらいだっただろうか、混雑は全くなくいい感じ
有機野菜、新鮮な肉や魚がスーパーとは比べ物にならない価格で販売されており、どんどん購入
りんご・アスパラガス・マッシュルーム・牛肉、そして生きた殻付のホタテ(DORSET産)
もうこれはバーベキューしかないという食材
どれも新鮮そのもので、食材の味を堪能しつつバーベキューは終了
続きに屋内でワインを一本
開けたのは、近所のワイン屋さんお勧めのイタリアワイン
何でもこの品種は、世界でもここでしか作られていないとのこと
値段も安く気軽に購入
変わった味
すっぱさと甘さが同居
完熟トマトをオリーブオイルで合えた感じ
深さや複雑味はないが、葡萄真っ向勝負というすがすがしさがある
時間が経過しても味は変わらないところはイタリアン
半分飲んだところで撃沈
2011年5月8日日曜日
BRUNELLO DI MONTALCINO
2005
BRUNELLO DI MONTALCINO
CASTELLO BANFI
LONDON HOME
こうなると赤ワインの出番
最後はイタリアワインでしめよう思い、セラーへと足を運ぶ
この家には地下セラーがある
おそらくこのストリートのすべての家にもあるのだと思うが、そこそこの広さがある
冷蔵庫など存在しなかった時代(日本の江戸末期)に建築された家なので、当時は食料保存用に使われていたのだろう
冷蔵庫のある現代では、もっぱらワインセラーとして使われるようになっており、家の所有者が設置した木のワインラックが整然と並ぶ
全部にワインを入れると間違いなく1000本は越えることになるだろう
その意味で、今はさびしい風景になっているが。。。
さて地下セラーにおいてある数少ないワインから、このワインを選択
いつ、どこで買ったかは失念
http://www.castellobanfi.com/
グラスに注いだ瞬間、凝縮された香りが鼻腔をくすぐる
強いベリーの香りに、スパイシーさが若干含まれる
また少し時間を置くと、上質のチョコレートを感じることもできる
複雑さはないものの、雑味は少なく、タンニンもうまく溶け込んでいると思う
優れたワインではあるが、やはりいつもの感想と同じで、「時間の経過による味の変化」に乏しい
イタリアワインの基本的な性質なのか、葡萄品種のせいなのか
「時間の経過を楽しむ」というワインの優れた特性に欠けるのは少し物足りない
本日はここまでで撃沈
客人を駅まで送ることが不可能になり、申し訳ないことをしてしまった
デキャンタは不要
RIAS BAIXAS
WHITE
2009
RIAS BAIXAS
BODEGAS MARTIN CODAX
LONDON HOME
バーベキュー二本目
もう庭で何回もバーベキューをやったが見えたことがある
それは、バーベキューにワインはあまりあわないということだ
特にワイン自体を楽しみたくなるような繊細なワインはご法度
それも赤の場合は目も当てられない結果になる
そもそも炭の香りが強烈であること、若干の風がグラスから立ち上る香りを飛ばすこと、が主な要因
その意味で一番相性のいいのがスパークリング、次に味のしっかりとした白だ
その意味で、このリアス・バイシャスはバーベキューにもってこいのワインだといえる
ブルゴーニュのような繊細さは全くない
スペインの西海岸沿いに並ぶブドウ畑から十分な太陽の光と潮風を受けて育つ
私は、このリアス・バイシャスからは、常に青りんごと塩のミネラル分を感じる
青りんごの透き通った酸味、そしていい塩の中に含まれる深いミネラル分(塩からさではない)が共通のベースとなっていて、その上に各ボデガの特色が現れると思っている
味の複雑さはないものの、やはり味がしっかりしており、肉を食べても味は壊れなかった
デキャンタは不要
外で楽しめるワイン
2009
RIAS BAIXAS
BODEGAS MARTIN CODAX
LONDON HOME
バーベキュー二本目
もう庭で何回もバーベキューをやったが見えたことがある
それは、バーベキューにワインはあまりあわないということだ
特にワイン自体を楽しみたくなるような繊細なワインはご法度
それも赤の場合は目も当てられない結果になる
そもそも炭の香りが強烈であること、若干の風がグラスから立ち上る香りを飛ばすこと、が主な要因
その意味で一番相性のいいのがスパークリング、次に味のしっかりとした白だ
その意味で、このリアス・バイシャスはバーベキューにもってこいのワインだといえる
ブルゴーニュのような繊細さは全くない
スペインの西海岸沿いに並ぶブドウ畑から十分な太陽の光と潮風を受けて育つ
私は、このリアス・バイシャスからは、常に青りんごと塩のミネラル分を感じる
青りんごの透き通った酸味、そしていい塩の中に含まれる深いミネラル分(塩からさではない)が共通のベースとなっていて、その上に各ボデガの特色が現れると思っている
味の複雑さはないものの、やはり味がしっかりしており、肉を食べても味は壊れなかった
デキャンタは不要
外で楽しめるワイン
CONO SUR BRUT
WHITE SPARKLING
NV
CONO SUR BRUT
BIO-BIO VALLEY
LONDON HOME
金曜日の夕方、会社の後輩とバーバキュー
最初の一本
相変わらずいい味を出している
今日の一本で最後なので、もう一度倒産したワインショップを覗きにいかなければ
感想は前回と同じ
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2011/04/cono-sur-brut.html
NV
CONO SUR BRUT
BIO-BIO VALLEY
LONDON HOME
金曜日の夕方、会社の後輩とバーバキュー
最初の一本
相変わらずいい味を出している
今日の一本で最後なので、もう一度倒産したワインショップを覗きにいかなければ
感想は前回と同じ
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2011/04/cono-sur-brut.html
2011年5月7日土曜日
HERMITAGE
2000
HERMITAGE
DOMAINE GERARD & JEAN-LOUIS CHAVE
RESTAURANT IN LONDON
本日最後のワイン
ワイン通の大先輩がチョイスしたもの
恥ずかしながら、ラベルを見ても作り手まで判別することができなかった
しかし、グラスに注がれた瞬間立ち上るインパクトのある香り
そして美しいルビー色の透き通った液体
どう考えても普通のワインでないことはわかった
後輩が驚いていたことは、これがシラー種100%だということだ
私も同感
ローヌ地域やオーストラリアのワインでシラー種のものを飲むことが多いが、何をどうやって作ればここまでエレガントなシラーを作ることができるのか、見当もつかない
シラー種独特のスパイシーさは鳴りを潜め、派手さは一切なく、静かな、しかし力強いエレガントさを感じる
感動の一言
このワインも今年のベスト10に入ることは論を待たない
シャーブの他のワインも試したくなった
ワインの新たな境地を垣間見ることができた
いつも新しいワインの境地を教えてくれる大先輩に感謝せねばならない
そしてこれからは、自ら新たな道を見つけて、自分なりの「隠れ家」を見つけなければならないと思う
大先輩の新天地でのご活躍を祈念しつつ
PULIGNY-MONTRACHET
WHITE
2004
PULIGNY-MONTRACHET
1er CRU
LES PUCELLES
DOMAINE LEFLAIVE
RESTAURANT IN LONDON
二本目のワイン
これも悩んだ
私にワインを教えてくれた大先輩を前にしてのワイン選びはプレッシャーがかかる
それも経験のうちだが、様々なことが頭を去来する
食事の流れ、最初のワインと次のワインとの関係、全体で飲むワインの本数、テーブルを囲む人のワインの好み、ワインのヴィンテージ、プライス
こうした状況下で80ページのワインリストから即座にワインを選ぶことのできる人は、やはり相当の経験をつんでいる人だ
私は通常ワインを選ぶときは、地域を決定してからビンテージを定め、プライスを見ながら三つのワインを拾う
そしてその後はソムリエに相談して決めることにしている
通常ならそれでいいのだが、このワインリストはそれをするにも選択肢が多すぎる
今回は大先輩との過去の会話を紐解き、地域、そして村はすぐに定まった
残りは作り手、畑、ヴィンテージ
まずは作り手
このLEFLAIVEという作り手は、グランクリュから広域名まで作る大手であるが、広域名であっても手を抜かず、しっかりとしたワインをつくる名手だ
その意味で、大事な席で外す可能性が低い作り手を選択
http://www.leflaive.fr/fr/
次に畑だ
このLES PUCELLESという畑は、最高級グランクリュ畑の一つであるBATARD-MONTRACHETに隣接しており、地層も同じものを共有している評価の高い畑
最高級グランクリュ畑のMONTRACHETの隣LES CAILLERETSのものもあった
しかし私が一昨年の夏同村を訪問したとき、このLES PUCELLESの畑を絶賛していたワイン屋があり、その記憶も手伝ってこの畑を選択した
最後にビンテージは相談
私はブルゴーニュの良年である1999年を選ぼうとしたが、ソムリエは今日、時間を置いて飲まないのであれば、2004年を勧めるといってきた
2004年といえば、ブルゴーニュにとっては苦難の年
しかし、確かにここはワイン会ではない
ワインは抜栓してすぐ飲む必要があるのだ
その意味で、ゆっくり時間をかけて開く年よりも、すぐに開く年の方がいい
また、そうした年は作り手の実力が如実に現れる年でもあるのだ
ソムリエのアドバイスに従って、2004年を選択した
抜栓直後はやはり硬い
ミネラル感が豊富で心地よい酸味もあることから、いいワインであることは直感でわかる
ただ「今すぐ」ではないのだ
ここで最初のロゼを頼むときになぜ白・赤を同時に注文しなかったのか、と後悔する
思えば、大先輩はいつも最初にすべてを決め、デキャンタにすべてを移しているのだ
ポテンシャルが発揮されないまま、半分を飲み、残りは最後に飲むことを決意
大先輩やワイン会のメンバーは当然のごとくそうしていた
最後の赤を飲み終わって白に戻るとワインは別物になっていた
酸味は完全に後退し、ミネラルのとげとげしさもほぐれ、非常に丸い、まろやかなワインに
そして良いブルゴーニュに見られる、アーモンドの香りがはっきりと現れた
なんという香ばしさだろう
うっとりとするようなワイン
さすが名手LEVLAIVEの上級ワインだけはある
その説得力がつまらないことをすべて忘れさせてくれる
素晴らしいワイン
このワインはきっと受け入れられたに違いない
選択は正しかったと思う
2004
PULIGNY-MONTRACHET
1er CRU
LES PUCELLES
DOMAINE LEFLAIVE
RESTAURANT IN LONDON
二本目のワイン
これも悩んだ
私にワインを教えてくれた大先輩を前にしてのワイン選びはプレッシャーがかかる
それも経験のうちだが、様々なことが頭を去来する
食事の流れ、最初のワインと次のワインとの関係、全体で飲むワインの本数、テーブルを囲む人のワインの好み、ワインのヴィンテージ、プライス
こうした状況下で80ページのワインリストから即座にワインを選ぶことのできる人は、やはり相当の経験をつんでいる人だ
私は通常ワインを選ぶときは、地域を決定してからビンテージを定め、プライスを見ながら三つのワインを拾う
そしてその後はソムリエに相談して決めることにしている
通常ならそれでいいのだが、このワインリストはそれをするにも選択肢が多すぎる
今回は大先輩との過去の会話を紐解き、地域、そして村はすぐに定まった
残りは作り手、畑、ヴィンテージ
まずは作り手
このLEFLAIVEという作り手は、グランクリュから広域名まで作る大手であるが、広域名であっても手を抜かず、しっかりとしたワインをつくる名手だ
その意味で、大事な席で外す可能性が低い作り手を選択
http://www.leflaive.fr/fr/
次に畑だ
このLES PUCELLESという畑は、最高級グランクリュ畑の一つであるBATARD-MONTRACHETに隣接しており、地層も同じものを共有している評価の高い畑
最高級グランクリュ畑のMONTRACHETの隣LES CAILLERETSのものもあった
しかし私が一昨年の夏同村を訪問したとき、このLES PUCELLESの畑を絶賛していたワイン屋があり、その記憶も手伝ってこの畑を選択した
最後にビンテージは相談
私はブルゴーニュの良年である1999年を選ぼうとしたが、ソムリエは今日、時間を置いて飲まないのであれば、2004年を勧めるといってきた
2004年といえば、ブルゴーニュにとっては苦難の年
しかし、確かにここはワイン会ではない
ワインは抜栓してすぐ飲む必要があるのだ
その意味で、ゆっくり時間をかけて開く年よりも、すぐに開く年の方がいい
また、そうした年は作り手の実力が如実に現れる年でもあるのだ
ソムリエのアドバイスに従って、2004年を選択した
抜栓直後はやはり硬い
ミネラル感が豊富で心地よい酸味もあることから、いいワインであることは直感でわかる
ただ「今すぐ」ではないのだ
ここで最初のロゼを頼むときになぜ白・赤を同時に注文しなかったのか、と後悔する
思えば、大先輩はいつも最初にすべてを決め、デキャンタにすべてを移しているのだ
ポテンシャルが発揮されないまま、半分を飲み、残りは最後に飲むことを決意
大先輩やワイン会のメンバーは当然のごとくそうしていた
最後の赤を飲み終わって白に戻るとワインは別物になっていた
酸味は完全に後退し、ミネラルのとげとげしさもほぐれ、非常に丸い、まろやかなワインに
そして良いブルゴーニュに見られる、アーモンドの香りがはっきりと現れた
なんという香ばしさだろう
うっとりとするようなワイン
さすが名手LEVLAIVEの上級ワインだけはある
その説得力がつまらないことをすべて忘れさせてくれる
素晴らしいワイン
このワインはきっと受け入れられたに違いない
選択は正しかったと思う
POL ROGER ROSE
ROSE SPARKLING
2002
POL ROGER
LONDON RESTAURANT
ワイン通の大先輩を招いての食事
80ページもあるワインリストからワインを選択するのは至難の業だ
まずワインリストの構造がわかっていないと苦しい
大まかに、フランスワインとそれ以外の各国ワインに分かれている
フランスワインはスパークリング・白・赤・デザートワインの各セクションに分かれており、その後にハーフボトルのみが同じ順序で並ぶ
この各セクションも曲者だ
スパークリングは、シャンパーニュから始まりその他の地域のスパークリングへと続く
そしてそのシャンパーニュは、ノンヴィンテージから始まり、ヴィンテージへ
白はブルゴーニュ地域とその他の地域に大別されるが、ブルゴーニュ地域は村名ごとに北部地域から南部へのオーダーで並んでいるが、その中に有名ドメーヌごとにソートされた部分もあるから悩ましい
赤も同様
初めてこうしたリストを開く人にとっては大きな苦痛となるに違いない
一度見つけたワインを、後になってもう一度探すのは、このロジックがわかってない限り難しい
思えば、こういう難しさが人からワインを遠ざける大きな理由になっているのだろう
今ではこのワインリストを読むことが楽しみの一つになっているが、ワインを始めたときはやはりものすごく困った記憶がある
本当にちょっとした知識だけでいいのだが、知っていると知らないでは大きく違う
さてワイン
ポル・ロジェは今回のメインゲストであるワイン通の大先輩に教えてもらったもの
前回は、トップキュベを飲んだが、同メゾンのほかのキュベに興味があった
大先輩の異動祝いであることも考慮してロゼを選択
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/11/pol-roger-cuvee-winston-churchill.html
色は淡いサーモン・ピンク
泡は非常に繊細でクリーミー
ストロベリーやラズベリーの香り
なんとも上品なワインに仕上がっている
ポル・ロジェのロゼは良好年にしか作られないワイン
このワインも十分にその期待に沿ってくれている
クオリティの高さはさすがだ
素晴らしいワイン
2002
POL ROGER
LONDON RESTAURANT
ワイン通の大先輩を招いての食事
80ページもあるワインリストからワインを選択するのは至難の業だ
まずワインリストの構造がわかっていないと苦しい
大まかに、フランスワインとそれ以外の各国ワインに分かれている
フランスワインはスパークリング・白・赤・デザートワインの各セクションに分かれており、その後にハーフボトルのみが同じ順序で並ぶ
この各セクションも曲者だ
スパークリングは、シャンパーニュから始まりその他の地域のスパークリングへと続く
そしてそのシャンパーニュは、ノンヴィンテージから始まり、ヴィンテージへ
白はブルゴーニュ地域とその他の地域に大別されるが、ブルゴーニュ地域は村名ごとに北部地域から南部へのオーダーで並んでいるが、その中に有名ドメーヌごとにソートされた部分もあるから悩ましい
赤も同様
初めてこうしたリストを開く人にとっては大きな苦痛となるに違いない
一度見つけたワインを、後になってもう一度探すのは、このロジックがわかってない限り難しい
思えば、こういう難しさが人からワインを遠ざける大きな理由になっているのだろう
今ではこのワインリストを読むことが楽しみの一つになっているが、ワインを始めたときはやはりものすごく困った記憶がある
本当にちょっとした知識だけでいいのだが、知っていると知らないでは大きく違う
さてワイン
ポル・ロジェは今回のメインゲストであるワイン通の大先輩に教えてもらったもの
前回は、トップキュベを飲んだが、同メゾンのほかのキュベに興味があった
大先輩の異動祝いであることも考慮してロゼを選択
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/11/pol-roger-cuvee-winston-churchill.html
色は淡いサーモン・ピンク
泡は非常に繊細でクリーミー
ストロベリーやラズベリーの香り
なんとも上品なワインに仕上がっている
ポル・ロジェのロゼは良好年にしか作られないワイン
このワインも十分にその期待に沿ってくれている
クオリティの高さはさすがだ
素晴らしいワイン
2011年5月2日月曜日
ARIA
2000
ARIA
CHATEAU DE LA RIVIERE
FRONSAC
LONDON HOME
後輩がわざわざドイツのワインショップから買ってくれたワイン
去年のベストに入るワインの異なるヴィンテージ
詳しくは下記の記述に譲るが、このヴィンテージは少し感じが違う
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/09/aria.html
いいワインであることは間違いないが、少し甘さが少なくどちらかというとスパイシーな感じがする
2001年にも感じられた八角のような香りが少しきつめ
このワインは期間限定ワインで2000年から2005年までしか作られていないため、もしかして2005年に向けて完成度を高めていったのかもしれない
このワインはケース買いすべきかも知れないと思っている
二年に一度楽しんで24年間、熟成の過程を知ってみたい
そんなワイン
2011年4月27日水曜日
CLOS DES PAPES
RED
1998
CLOS DES PAPES
CHATEAUNEUF-DU-PAPE
PAUL AVRIL
後輩が購入を勧めてくれたワイン
世界は狭い
家の前で出かける準備をしていると、一人の女性が声をかけてきた
サングラスをかけていたので、最初は全くわからなかったが、素顔を見て驚いた
初めてロンドンに赴任する直前の半年間、「東京」で私に英語を教授してくれた方
年はまさに1998年
本当にお世話になったのだが、ロンドンに赴任以降、特に連絡は取り合っていなかった
数年前に退社されたとは聞いていただけである
それが、まさか「ロンドン」の「ハイゲート」の「このストリート」の「この家」の前で、10年以上の時を経て出会うとは
聞けば英国人とご結婚されて、ご近所に住まわれているとのこと
これから家族ぐるみのお付き合いをさせていただこうと思う
先週末、化石を取りに海岸に行った
18世紀に建設された灯台がある、静かな田舎町
貝の化石がたくさん見つかったが、この化石との出会いは、彼らが土に埋もれてから推定5500万年を経たもの
こちらは驚きというよりロマンがある
さてワイン
適度にレンガ色になっている
濃い赤
樽の香りは一切しない
葡萄本来の香りが前面にでている静かな感じ
シャトーニュフのワインは「強い」というイメージがあるが、このワインにはない
アルコール度数が高いにも関わらず、瑞々しさがある
味覚は未体験のもので表現が難しい
あえて言うなら、よく熟した焼きりんごに、田舎で取れる色の濃いハチミツをかけたような、そんな感覚
翌日に一口分残していたが、味が若干落ちたものの、十分のめるレベルだった
このワインは素晴らしい
今年のベスト10に入るものと確信する
デキャンタは必須
最低1時間は待ってから飲みたい
1998
CLOS DES PAPES
CHATEAUNEUF-DU-PAPE
PAUL AVRIL
後輩が購入を勧めてくれたワイン
世界は狭い
家の前で出かける準備をしていると、一人の女性が声をかけてきた
サングラスをかけていたので、最初は全くわからなかったが、素顔を見て驚いた
初めてロンドンに赴任する直前の半年間、「東京」で私に英語を教授してくれた方
年はまさに1998年
本当にお世話になったのだが、ロンドンに赴任以降、特に連絡は取り合っていなかった
数年前に退社されたとは聞いていただけである
それが、まさか「ロンドン」の「ハイゲート」の「このストリート」の「この家」の前で、10年以上の時を経て出会うとは
聞けば英国人とご結婚されて、ご近所に住まわれているとのこと
これから家族ぐるみのお付き合いをさせていただこうと思う
先週末、化石を取りに海岸に行った
18世紀に建設された灯台がある、静かな田舎町
貝の化石がたくさん見つかったが、この化石との出会いは、彼らが土に埋もれてから推定5500万年を経たもの
こちらは驚きというよりロマンがある
さてワイン
適度にレンガ色になっている
濃い赤
樽の香りは一切しない
葡萄本来の香りが前面にでている静かな感じ
シャトーニュフのワインは「強い」というイメージがあるが、このワインにはない
アルコール度数が高いにも関わらず、瑞々しさがある
味覚は未体験のもので表現が難しい
あえて言うなら、よく熟した焼きりんごに、田舎で取れる色の濃いハチミツをかけたような、そんな感覚
翌日に一口分残していたが、味が若干落ちたものの、十分のめるレベルだった
このワインは素晴らしい
今年のベスト10に入るものと確信する
デキャンタは必須
最低1時間は待ってから飲みたい
2011年4月24日日曜日
CHATEAU GRAND DESTIEU
2006
CHATEAU GRAND DESTIEU
SAINT EMILION
LONDON HOME
暗くなってきた
庭の大木の葉が揺れて、やわらかい風流れる雰囲気は捨てがたいが、若干雨が降ってきたので部屋飲みに移行
このワインは、サンテ・ミリオンのシンデレラワインの一つ「LE DOME」の生産者が違う地区で作ったワイン
シャトー・テシエも相当バリューなワインだったが、これはどうか
面白いワイン
フレンチオークの樽香がはっきりと出ている
凝縮感もあり、雑味もゼロ
ジャムのような果実味を感じ、アフターも長い
ただ、なんとなく「コンサルタントチック」な印象
「LE DOME」は飲んだことがないが、テシエとこのワインは方向性が似ている
ボルドーでは「テロワール(地味)」を大切にしているが、この生産者はどちらかというとやはり「高品質」にフォーカスを当てているのが感じ取れる
「テロワール」を言い訳にして、いい加減なワインを造っている生産者もたくさんいるので、私はどんなに(P氏チックだと)批判されようが、「努力ワイン」が好きだ
ただ、どこで作っても「似たような味のワインができる」のはやはりさびしい
この生産者もすでに知名度があるのだから、少し地味に傾いたワインを造ってくれればもっと好きになるかもしれない
いろいろ書いたが、いいワインであることは間違いない
SASSOALLORO
2007
SASSOALLORO
JACOPO BIONDI SANTI
LONDON HOME
バーベキュー第二弾
外で食べるときは、やはり香りがとび勝ち味のはっきりしているイタリアンワインで勝負
このワインは、先日のトスカーナ旅行で購入
ビオンディ・サンティの6代目が作るモダン・イタリアン
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは彼の父親のワイン
予想していたより穏やかでやわらかいワイン
凝縮感も適度で、P氏を意識して不自然なまでに凝縮感を高めるワインとは一線を画している
ベリー、カシスを感じさせる味わい
腐葉土の香り
味に変化は見られなかった
もう少し寝かせてから飲むとまた違った印象をもつかもしれない
CLOS MONISTROL
2007
CLOS MONISTROL
EXTRA BRUT
WINEMAKER'S SELECT
どこで買ったかの記憶が定かではないワイン
初夏の自宅庭バーベキューで抜栓酸味が若干先にたつワイン
泡は若干荒め
深みが若干足りない
すべてが平均的で、没個性に感じる
悪いワインではない
ただワインのエキスパートである客人を唸らせるには程遠いワイン
2011年4月22日金曜日
LE GRAND BLANC
WHITE
NV
LE GRAND BLANC
VIN DE TABLE
PROVANCE
DOMAINE HENRI MILAN
LONDON HOME
最近は日が長くなり、夕方になっても明るい
HIGHGATE駅から自宅までの道が好きで、帰りはいつもゆっくりめにあるき、道沿いの木々や様々な花を楽しんでいる
写真はまさに、午後8時近くの帰り道風景
ロンドン中心部から地下鉄で25分、そして駅から徒歩5分の場所
本当に自然が豊かな住宅街だと思う
そしてこの帰り道に、夜に飲むワインを考える
この柔らかな光と、心地よい風を感じると、「あのワイン」が思い浮かんだ
ワイン自体は「テーブル・ワイン」にカテゴライズされている、等級でいうと最下層のワイン
ただし普通のワインではない
なぜなら、あの近所のワイン屋で強い推薦を受けたワインだからだ
プロバンスのワインというのが今日の気持ちにぴったりとはまる
色はやや濃い黄色
最初の一口は、透明感のある薄口
清水を感じるくちあたり
どこかグレープフルーツの良い意味での苦味を感じる
シャルドネでないことは間違いないが、なんの葡萄かはわからない
時間が経つにつれこのワインにも大きな変化が現れる
どんどん力強くなる
そして花の香りが広がり、グレープフルーツに加えて、南国フルーツのどことない甘みを感じられるようになる
軽い苦味は完全に消失
やや甘さを感じるリッチなワインに変身
店主は「アンリ・ミランは仲の良い友人ではあるが、それを理由に勧めているのではない。このワインが本当にいいから勧めている。有機栽培で、丁寧に作られたワイン。彼はあえてAOC規格を無視して、良いワイン作りを追求している」と熱っぽく語っていた
彼のお勧めワインはたいてい驚きに満ちている
今回の素晴らしき「VIN DE TABLE」でも驚かされた
また、素晴らしいワインディナーとなったのは言うまでもない
NV
LE GRAND BLANC
VIN DE TABLE
PROVANCE
DOMAINE HENRI MILAN
LONDON HOME
最近は日が長くなり、夕方になっても明るい
HIGHGATE駅から自宅までの道が好きで、帰りはいつもゆっくりめにあるき、道沿いの木々や様々な花を楽しんでいる
写真はまさに、午後8時近くの帰り道風景
ロンドン中心部から地下鉄で25分、そして駅から徒歩5分の場所
本当に自然が豊かな住宅街だと思う
そしてこの帰り道に、夜に飲むワインを考える
この柔らかな光と、心地よい風を感じると、「あのワイン」が思い浮かんだ
ワイン自体は「テーブル・ワイン」にカテゴライズされている、等級でいうと最下層のワイン
ただし普通のワインではない
なぜなら、あの近所のワイン屋で強い推薦を受けたワインだからだ
プロバンスのワインというのが今日の気持ちにぴったりとはまる
色はやや濃い黄色
最初の一口は、透明感のある薄口
清水を感じるくちあたり
どこかグレープフルーツの良い意味での苦味を感じる
シャルドネでないことは間違いないが、なんの葡萄かはわからない
時間が経つにつれこのワインにも大きな変化が現れる
どんどん力強くなる
そして花の香りが広がり、グレープフルーツに加えて、南国フルーツのどことない甘みを感じられるようになる
軽い苦味は完全に消失
やや甘さを感じるリッチなワインに変身
店主は「アンリ・ミランは仲の良い友人ではあるが、それを理由に勧めているのではない。このワインが本当にいいから勧めている。有機栽培で、丁寧に作られたワイン。彼はあえてAOC規格を無視して、良いワイン作りを追求している」と熱っぽく語っていた
彼のお勧めワインはたいてい驚きに満ちている
今回の素晴らしき「VIN DE TABLE」でも驚かされた
また、素晴らしいワインディナーとなったのは言うまでもない
CONO SUR BRUT
WHITE SPARKLING
NV
CONO SUR BRUT
BIO-BIO VALLEY
LONDON HOME
英国の大手ワインリテールが倒産
私の最初の赴任時に近所にあったのでよく使った覚えがある
そのときはワインをほとんど知らなかったので特に感想はなかったが、久しぶりに入ってみるとワインのセレクションに大きなへだたりがあった
やはりオーストラリアや南米などを中心とした新興国ワインに傾きすぎており、安い価格帯を中心の品揃え
もちろんおいしくて安いワインというのが理想だが、やはり安いワインが超えられない壁もある
それに安いワインはスーパーで買うことができるのだ
ワインに興味がある人を満足させられず、ワインに興味がない人はスーパーに行く
要は中途半端なのだと思う
おかげで今は6本買えば合計金額から20%オフのクロージングセールの真っ只中
ただ上に書いたような品揃えなので、正直ほとんどのワインに興味が持てない
唯一光っていたのがコノスルのスパークリング
夏になってきたし、自宅の庭で長い夕暮れを楽しみながら飲むのに適していると思い複数本購入
これが驚くほどよいワイン
色はライムグリーン
程よく細かでクリーミーな泡
シャルドネ中心と思うが、これにくわえ、リースリングのミネラル感とスッキリとした甘さが、酸味をまろやかにしてくれる
辛口と甘口の間くらいか
それにしてもコノスルのコストパフォーマンスは高い
今年のベストバリュー・ワインの一角を占めることは間違いない
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/12/cono-sur-20-barrels-pino-noir.html
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/09/cono-sur.html
このワイン、あと6本買いに行くことになるだろう
※BIO-BIO VALLEY(「チリワイン辞典」より抜粋)
フランスのメドック地方とよく似た気候条件の地で、長らく地元消費用ワインを産してきたが、イタタ・ヴァレー同様、ここ数年で新たな高品質ワイン産地として生まれ変わろうとしている。
この地域の特徴は、年間1300mmを超える雨量によって育まれた豊富な地下水と、夕方に発生する霧にある。寒冷な気候のため、収穫はチリ中央部の産地よりも1ヶ月以上遅れる。
シャルドネ、ゲヴェルツトラミネール、リースリングなどの白品種の栽培に適しており、ヨーロッパの産地と同様、酸味のしっかりした良質なワインを造ることを可能にしている。
また、内陸の平野部や沿岸の傾斜地で、ピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの赤品種においても興味深い成果を上げている。
栽培品種:
Cabernet Sauvignon(191)
Pinot Noir(168)
Sauvignon Blanc(41)
Chardonnay(196)
Moscatel de Alexandria(664)
Riesling(33)
Gewürztraminer(13)(*ha)
NV
CONO SUR BRUT
BIO-BIO VALLEY
LONDON HOME
英国の大手ワインリテールが倒産
私の最初の赴任時に近所にあったのでよく使った覚えがある
そのときはワインをほとんど知らなかったので特に感想はなかったが、久しぶりに入ってみるとワインのセレクションに大きなへだたりがあった
やはりオーストラリアや南米などを中心とした新興国ワインに傾きすぎており、安い価格帯を中心の品揃え
もちろんおいしくて安いワインというのが理想だが、やはり安いワインが超えられない壁もある
それに安いワインはスーパーで買うことができるのだ
ワインに興味がある人を満足させられず、ワインに興味がない人はスーパーに行く
要は中途半端なのだと思う
おかげで今は6本買えば合計金額から20%オフのクロージングセールの真っ只中
ただ上に書いたような品揃えなので、正直ほとんどのワインに興味が持てない
唯一光っていたのがコノスルのスパークリング
夏になってきたし、自宅の庭で長い夕暮れを楽しみながら飲むのに適していると思い複数本購入
これが驚くほどよいワイン
色はライムグリーン
程よく細かでクリーミーな泡
シャルドネ中心と思うが、これにくわえ、リースリングのミネラル感とスッキリとした甘さが、酸味をまろやかにしてくれる
辛口と甘口の間くらいか
それにしてもコノスルのコストパフォーマンスは高い
今年のベストバリュー・ワインの一角を占めることは間違いない
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/12/cono-sur-20-barrels-pino-noir.html
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/09/cono-sur.html
このワイン、あと6本買いに行くことになるだろう
※BIO-BIO VALLEY(「チリワイン辞典」より抜粋)
フランスのメドック地方とよく似た気候条件の地で、長らく地元消費用ワインを産してきたが、イタタ・ヴァレー同様、ここ数年で新たな高品質ワイン産地として生まれ変わろうとしている。
この地域の特徴は、年間1300mmを超える雨量によって育まれた豊富な地下水と、夕方に発生する霧にある。寒冷な気候のため、収穫はチリ中央部の産地よりも1ヶ月以上遅れる。
シャルドネ、ゲヴェルツトラミネール、リースリングなどの白品種の栽培に適しており、ヨーロッパの産地と同様、酸味のしっかりした良質なワインを造ることを可能にしている。
また、内陸の平野部や沿岸の傾斜地で、ピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの赤品種においても興味深い成果を上げている。
栽培品種:
Cabernet Sauvignon(191)
Pinot Noir(168)
Sauvignon Blanc(41)
Chardonnay(196)
Moscatel de Alexandria(664)
Riesling(33)
Gewürztraminer(13)(*ha)
2011年4月20日水曜日
2011年4月16日土曜日
BATAR
2008
BATAR
AGRICOLE QUERCIABELLA
TOSCANAIGT
RESTAURANT IN LUCCA
BUTTERFLY RESTAURANTのソムリエ推薦ワイン
聞いたこともないし、見たこともないワイン
しかもIGT(フランスでいう、ヴァン・ド・ペイ)
しかし、私のワイン好きを聞いてから、このワインを推薦してきた
そういう時は耳を傾けるのがいい
初夏の陽気
静かな庭に面したレストランで舌鼓をうちながら、きりりと冷えたこの白を飲む
それだけでも気持ちいい
しかしこのワインの深さは、30分経った頃に現れる
バターのようにねっとりとした下触り
濃く、はっきりとした味わいの中の複雑さ
りんご、グレープフルーツ、パイナップルが一緒になった感覚
そして若さゆえの瑞々しさ
たっぷりとしたミネラル感
ただ太陽を浴びたワインではない、バランス感もある
考えられないほど傑出した白ワイン
このワインは昨年のコシュデュリを飲んだときと同じ驚きがある
しかもIGTクラスという
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/02/meursault.html
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/search/label/2010%20BEST%20WINE
間違いなく今年のベスト10入りのワイン
手に入るなら、とにかく手に入れたい
例のワイン屋さんにはすでに探してもらうよう依頼
吉報を待ちたい
※イタリアワインの分類
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3
BRUNELLO DI MONTALCINO
2003
BRUNELLO DI MONTALCINO
COL DI LAMOHOTEL IN LUCCA
LUCCA旧市街のワイン屋で購入
人目を引く明るいオレンジの現代的なエチケット
バルバレスコと迷ったが、昨日バローロを飲んだこともあり、最後はエチケットだけで選択
凄まじい凝縮感
果実の塊のようなワイン
しかしある程度歳を経ているため刺々しくなく、フレッシュであるが優しいさらに樽香がしっかりとついており、新樽比率が高いことを窺わせる
恐らくパーカーポイントは高いのではないか
時間と共に変化するワインではないが、このレベルのワインでデイリーワインに近い値段は驚き
記憶にとどめるべきワインのひとつ
CORTE MALGIACCA
RED
2009
CORTE MALGIACCA
VINO ROSSO TOSCANO
IGT
RESTAURANT IN LUCCA
まさに生鮮食品
深みや余韻はない
が、若さを存分に味わえる地元ワイン
次に出会える可能性はゼロに等しいが、これもワインの醍醐味
2009
CORTE MALGIACCA
VINO ROSSO TOSCANO
IGT
RESTAURANT IN LUCCA
まさに生鮮食品
深みや余韻はない
が、若さを存分に味わえる地元ワイン
次に出会える可能性はゼロに等しいが、これもワインの醍醐味
ARZUAGA NAVARRO
RED
2006
ARZUAGA NAVARRO
CRIANZA
RIBERA DEL DUERO
LONDON HOME
近くのワイン屋で購入
http://www.zelas.co.uk/
このワイン屋のご主人は最高である
最初に店に入ったときから感じていたが、この店のワインの品揃えは他のどのワイン屋とも全く異なる
いわゆる有名ワインがほとんどないのだ
しかし値段は決して安くはない(10ポンドを下限にボリュームゾーンは30ポンド近辺)
プロバンスやラングドックのワインが40ポンドなど意味がわからないレベル
何回か通ってご主人と仲良くなり、その理由を聞いた
彼のポリシーは二つ
ワインの本質はそのテイストなのだから、そのテイストがよいものを厳選して店に置く
有名シャトーやドメーヌのものは、質と値段がマッチしているものだけを置く
私は軽い衝撃を受けた
こんな店は理想だが、実践している店をみたことがないからだ
何しろ無名ワインをある程度の値段で売ることほど難しいことはない
ワインにある程度詳しい人なら、「この値段なら、格付シャトーものが買える」と思うだろうし、ワインに詳しくない人なら「ワインは近くのスーパーで5ポンドで買えるのに」と思うだろう
店を訪れる人の信頼なくして成り立たない
そして信頼は彼の勧めるワインが、購入者をコンビンスさせることによってのみ築かれるのだ
私は間違いなくコンビンスさせられた
先日購入した、ソゼのブルゴーニュ、神の雫ル・ピュイ、そしてこのワイン
当分の間ロンドンではこの店以外でワインは買わないだろう
このワインの売り文句は、「ブラインドで飲めば、マルゴーと間違えるだろう」
値段からするとそれはありえないが、彼が情熱を持って勧めるところを見ると相当よいのだろう
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/04/chateau-margaux.html
このワインは面白い
もちろんマルゴーとは違うが、リベラ・デル・デュエロのワインとしては、「ガッツリ」したところがなく非常にエレガントさが前に出ている
凝縮感と樽香、カシス、ブラックカラント、若干のスパイシーさが見事なバランスを保っており、複雑味をかもし出している
若いワインであるにも関わらず、とげとげしさもない
スペインワインのなかから、(この値段で)こうしたワインを見つけ出すのは困難を極める
ご主人のワイン選択眼に改めて敬意を表したい
この店とともに、さらにワインの深さを学んでいきたいと思う
2006
ARZUAGA NAVARRO
CRIANZA
RIBERA DEL DUERO
LONDON HOME
近くのワイン屋で購入
http://www.zelas.co.uk/
このワイン屋のご主人は最高である
最初に店に入ったときから感じていたが、この店のワインの品揃えは他のどのワイン屋とも全く異なる
いわゆる有名ワインがほとんどないのだ
しかし値段は決して安くはない(10ポンドを下限にボリュームゾーンは30ポンド近辺)
プロバンスやラングドックのワインが40ポンドなど意味がわからないレベル
何回か通ってご主人と仲良くなり、その理由を聞いた
彼のポリシーは二つ
ワインの本質はそのテイストなのだから、そのテイストがよいものを厳選して店に置く
有名シャトーやドメーヌのものは、質と値段がマッチしているものだけを置く
私は軽い衝撃を受けた
こんな店は理想だが、実践している店をみたことがないからだ
何しろ無名ワインをある程度の値段で売ることほど難しいことはない
ワインにある程度詳しい人なら、「この値段なら、格付シャトーものが買える」と思うだろうし、ワインに詳しくない人なら「ワインは近くのスーパーで5ポンドで買えるのに」と思うだろう
店を訪れる人の信頼なくして成り立たない
そして信頼は彼の勧めるワインが、購入者をコンビンスさせることによってのみ築かれるのだ
私は間違いなくコンビンスさせられた
先日購入した、ソゼのブルゴーニュ、神の雫ル・ピュイ、そしてこのワイン
当分の間ロンドンではこの店以外でワインは買わないだろう
このワインの売り文句は、「ブラインドで飲めば、マルゴーと間違えるだろう」
値段からするとそれはありえないが、彼が情熱を持って勧めるところを見ると相当よいのだろう
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/04/chateau-margaux.html
このワインは面白い
もちろんマルゴーとは違うが、リベラ・デル・デュエロのワインとしては、「ガッツリ」したところがなく非常にエレガントさが前に出ている
凝縮感と樽香、カシス、ブラックカラント、若干のスパイシーさが見事なバランスを保っており、複雑味をかもし出している
若いワインであるにも関わらず、とげとげしさもない
スペインワインのなかから、(この値段で)こうしたワインを見つけ出すのは困難を極める
ご主人のワイン選択眼に改めて敬意を表したい
この店とともに、さらにワインの深さを学んでいきたいと思う
KIRSCHGARTEN GG
RED
2007
KIRSCHGARTEN GG
PINOT NOIR
PHILIPP KUHN
LONDON HOME
フランク・フルトの街の中心にあるワインショップ
ホテルから歩いて1分のところにあるため、出張に行く度に必ず顔を出す
ご主人も顔を覚えてくれていて、直近ではお勧めのワインをアドアイスしてくれるようになった
このワインもそのお勧めに従った買ったワイン
ドイツで「赤」。。。
寒い地方のピノ・ノワール。。。
私の中では正直半信半疑で「買わされた感」があった
実際他のワインはすべて白を購入したのだから
結論から言うと、このワインは明らかに「傑出」している
信じられないほどの凝縮感
ジュヴレ・シャンベルタン村のピノ・ノワールを3倍濃くしたといえばいいのだろうか
フランスのピノのような、華やかさとはかなさはない
どっしりとしたピノ、ごつごつとした筋肉質のピノとでも言おうか
ピノの性質とは矛盾している感覚だが、それ以外に形容しようにない
そしてエレガントさを併せ持つのである
この驚きと感動
知らず知らずのうちに持っていた、偏見を見事打ち破ってくれた
「ドイツ(寒い地方)の「赤(ピノ)」
また違う境地に導いてくれた店のご主人に本当に感謝したい
ワイン好きなら一度は飲むべきワイン
今年のベスト10にランクインさせることに決定
2007
KIRSCHGARTEN GG
PINOT NOIR
PHILIPP KUHN
LONDON HOME
フランク・フルトの街の中心にあるワインショップ
ホテルから歩いて1分のところにあるため、出張に行く度に必ず顔を出す
ご主人も顔を覚えてくれていて、直近ではお勧めのワインをアドアイスしてくれるようになった
このワインもそのお勧めに従った買ったワイン
ドイツで「赤」。。。
寒い地方のピノ・ノワール。。。
私の中では正直半信半疑で「買わされた感」があった
実際他のワインはすべて白を購入したのだから
結論から言うと、このワインは明らかに「傑出」している
信じられないほどの凝縮感
ジュヴレ・シャンベルタン村のピノ・ノワールを3倍濃くしたといえばいいのだろうか
フランスのピノのような、華やかさとはかなさはない
どっしりとしたピノ、ごつごつとした筋肉質のピノとでも言おうか
ピノの性質とは矛盾している感覚だが、それ以外に形容しようにない
そしてエレガントさを併せ持つのである
この驚きと感動
知らず知らずのうちに持っていた、偏見を見事打ち破ってくれた
「ドイツ(寒い地方)の「赤(ピノ)」
また違う境地に導いてくれた店のご主人に本当に感謝したい
ワイン好きなら一度は飲むべきワイン
今年のベスト10にランクインさせることに決定
MARQUES DE MURRIETA RESERVA ESPECIAL
RED
2001
MARQUES DE MURRIETA
RESERVA ESPECIAL
RIOJA
東京からの重鎮とのディナーで出てきた一本
このワインは私の中でトップクラスに入るもの
くしくもこの日、私のかばんの中には同じビンテージの同じワインが入っていた
後輩が週末のスペイン旅行で気を利かせて買ってきてくれていたのである
http://www.marquesdemurrieta.com/
このワイナリー(ボデガ)は数年前のスペイン旅行で訪問している
英語を話す広報担当もいるリオハでは大きなボデガ
それゆえにこのようなテイスティングノートも簡単にダウンロードできる
http://www.marquesdemurrieta.com/download/fichastecnicas/ygay/ingles/ygay2001ingles.pdf
このワインは同ボデガの上級ワインである
作柄のよい年にしか作られないもの
それゆえに、ヴィンテージはとびとびになっている
スパイシーさとエレガントさを両立させた素晴らしいワイン
一瞬よくできたボルドーを思わせるが、のどを通過するとそれがスペインワインであることがわかる
豊かな土壌の香りとフルーツ感
余韻も長い
残念なのは二本も出てきたのに、二本ともだれていたこと
個人でレストランにいっていたら、間違いなく少しの時間氷にボトルをつけさせていただろう
ロンドンはこういうレストランが多いのが極めて残念である
やはり食へのこだわりが欧州大陸に比べて、一段も二段も下回る
後輩が買ってきてくれたワインは、適温でセラーに入っている
うちでその実力をもう一度見極めたい
2001
MARQUES DE MURRIETA
RESERVA ESPECIAL
RIOJA
東京からの重鎮とのディナーで出てきた一本
このワインは私の中でトップクラスに入るもの
くしくもこの日、私のかばんの中には同じビンテージの同じワインが入っていた
後輩が週末のスペイン旅行で気を利かせて買ってきてくれていたのである
http://www.marquesdemurrieta.com/
このワイナリー(ボデガ)は数年前のスペイン旅行で訪問している
英語を話す広報担当もいるリオハでは大きなボデガ
それゆえにこのようなテイスティングノートも簡単にダウンロードできる
http://www.marquesdemurrieta.com/download/fichastecnicas/ygay/ingles/ygay2001ingles.pdf
このワインは同ボデガの上級ワインである
作柄のよい年にしか作られないもの
それゆえに、ヴィンテージはとびとびになっている
スパイシーさとエレガントさを両立させた素晴らしいワイン
一瞬よくできたボルドーを思わせるが、のどを通過するとそれがスペインワインであることがわかる
豊かな土壌の香りとフルーツ感
余韻も長い
残念なのは二本も出てきたのに、二本ともだれていたこと
個人でレストランにいっていたら、間違いなく少しの時間氷にボトルをつけさせていただろう
ロンドンはこういうレストランが多いのが極めて残念である
やはり食へのこだわりが欧州大陸に比べて、一段も二段も下回る
後輩が買ってきてくれたワインは、適温でセラーに入っている
うちでその実力をもう一度見極めたい
CHATEAU MONTROSE
RED
1995
CHATEAU MONTROSE
SAINT-ESTEPHE
LONDON HOME
ワイン会最終ワイン
かなり前に、ハムステッドのワイン屋に一本鎮座しているのを発見
セール中で合ったこともあり、迷わず購入
モンローズは初めて飲む
もう何年も前からあこがれていたワイン
昨夏ボルドーに行ったときも車で、シャトー(の前)まで訪れたがジロンド川を見下ろす広大なワイン畑の中に荘厳なシャトーが建っていた
この畑は、もともとヒースの丘で、春になるとヒースのピンク色の花が咲き乱れたことから“バラ色の丘”の意味を持つ「モンローズ」と名付けられている
2級のワインながら、その品質はすでに1級レベルといわれており、その実力を昔から試したかったのだ
ワインをグラスに少し注ぐと、色は漆黒の黒
グラスの底から沸き立つその香り、力強さ
それだけで只者ではない、強烈な個性を感じ取ることができる
ワイン会の後輩が、「鳥肌が経つ」といったのは本当に共感できる
デキャンタに移し、30分ほど経過させてから飲み始める
直前に飲んだシャス・スプリーン90年の凝縮感もすごかったが、このワインは数段上のそれ
時の経過で丸くなって飲みやすくなっているものの、枯れた感じは一切なく、フレッシュさと力強さをいまだに十分もっている
香りは花の爆弾が目の前で破裂したかのごとく芳醇
これほどの香りを楽しませてくれるワインはそうそうない
余韻の長さも永遠に続くかのように長い
味は、甘いチェリーかカシスのジャムのような感覚
「噛んで」いる感覚を持たせてくれる味覚
後ろの腐葉土、ぬれた芝生の瑞々しさを同時に思わせるものがある
ワイン会最後の一本にふさわしいものだった
このワインは何かあるたびに思い出し、比較の対象の一本となるだろう
違うヴィンテージを是非試したい
1995
CHATEAU MONTROSE
SAINT-ESTEPHE
LONDON HOME
ワイン会最終ワイン
かなり前に、ハムステッドのワイン屋に一本鎮座しているのを発見
セール中で合ったこともあり、迷わず購入
モンローズは初めて飲む
もう何年も前からあこがれていたワイン
昨夏ボルドーに行ったときも車で、シャトー(の前)まで訪れたがジロンド川を見下ろす広大なワイン畑の中に荘厳なシャトーが建っていた
この畑は、もともとヒースの丘で、春になるとヒースのピンク色の花が咲き乱れたことから“バラ色の丘”の意味を持つ「モンローズ」と名付けられている
2級のワインながら、その品質はすでに1級レベルといわれており、その実力を昔から試したかったのだ
ワインをグラスに少し注ぐと、色は漆黒の黒
グラスの底から沸き立つその香り、力強さ
それだけで只者ではない、強烈な個性を感じ取ることができる
ワイン会の後輩が、「鳥肌が経つ」といったのは本当に共感できる
デキャンタに移し、30分ほど経過させてから飲み始める
直前に飲んだシャス・スプリーン90年の凝縮感もすごかったが、このワインは数段上のそれ
時の経過で丸くなって飲みやすくなっているものの、枯れた感じは一切なく、フレッシュさと力強さをいまだに十分もっている
香りは花の爆弾が目の前で破裂したかのごとく芳醇
これほどの香りを楽しませてくれるワインはそうそうない
余韻の長さも永遠に続くかのように長い
味は、甘いチェリーかカシスのジャムのような感覚
「噛んで」いる感覚を持たせてくれる味覚
後ろの腐葉土、ぬれた芝生の瑞々しさを同時に思わせるものがある
ワイン会最後の一本にふさわしいものだった
このワインは何かあるたびに思い出し、比較の対象の一本となるだろう
違うヴィンテージを是非試したい
CHATEAU CHASSE-SPLEEN
RED
1990
CHATEAU CHASSE-SPLEEN
ワイン会も最終コーナーへ差し掛かる
ボルドー無格付けの王様、シャス・スプリーン
後輩がワインショップで見つけた一本
このワインで学べたのは、やはり「時の経過の尊さ」と「グッド・ヴィンテージの強さ」だと思う
昨年のんだ同ワインの2006年とはまるで別物
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/03/chateau-chasse-spleen.html
アルコールの「角」は時の経過で完全に取れて、「丸み」を帯び、非常に滑らか
カベルネ・ソービニョンを6割以上使っているが、男性的な力強さというよりも、どちらかというと女性的な優しさがある
タンニンは感じられるが、これも時の経過がワインの中に上手く溶け込ませているのか、いい具合にワインの味を引き立てている
豊かな味、ミックスされたフルーツを思わせる甘み
どの評論家がいうように、このワインが「クリュ・ブルジョア」というのは信じ難い
枯れた感覚も一切なかったので、今がまさにピークなのかもしれない
デキャンタして飲んだが、デキャンタ後はあまりおかず、30分程度で飲み始めるのがいいのではないか
店で見つけたら、無言で買うべきワイン
1990
CHATEAU CHASSE-SPLEEN
ワイン会も最終コーナーへ差し掛かる
ボルドー無格付けの王様、シャス・スプリーン
後輩がワインショップで見つけた一本
このワインで学べたのは、やはり「時の経過の尊さ」と「グッド・ヴィンテージの強さ」だと思う
昨年のんだ同ワインの2006年とはまるで別物
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/03/chateau-chasse-spleen.html
アルコールの「角」は時の経過で完全に取れて、「丸み」を帯び、非常に滑らか
カベルネ・ソービニョンを6割以上使っているが、男性的な力強さというよりも、どちらかというと女性的な優しさがある
タンニンは感じられるが、これも時の経過がワインの中に上手く溶け込ませているのか、いい具合にワインの味を引き立てている
豊かな味、ミックスされたフルーツを思わせる甘み
どの評論家がいうように、このワインが「クリュ・ブルジョア」というのは信じ難い
枯れた感覚も一切なかったので、今がまさにピークなのかもしれない
デキャンタして飲んだが、デキャンタ後はあまりおかず、30分程度で飲み始めるのがいいのではないか
店で見つけたら、無言で買うべきワイン
2011年3月31日木曜日
CHAMBOLLE-MUSIGNY
RED
2004
CHAMBOLLE-MUSIGNY
MILLESIME
DOMAINE PATRICE RION
LONDON HOME
ワイン会3本目
このワインは、日本に帰国したワイン会メンバーが残してくれたもの
もう一年くらい預かっていたが抜栓のときがきた
http://www.patricerion.com/
神の雫では「陰性ワイン」の典型としてこの村のワインが取り上げられているが、このワインにはそれを感じない
むしろしっかりとした骨格をもち、かつ華やかな印象のあるワイン
このワインも時間の経過とともに返信し皆を驚かせた
30分もしないうちにピノノワールの持つ力を十分に発揮するワインとなった
デキャンタ必須
1時間は待つべし
※備忘録
ニュイ・サン・ジョルジュのダニエル・リヨンは、ダニエルの長男であるパトリス・リオン氏が醸造を担当するようになり、名声を復活させた。 アンリ・ジャイエからの強い影響を受け、 オレゴンなどで、コンサルタントなどで 活躍するなど、天才的な醸造のセンスを開花させたパトリス・リオン。
ブルゴーニュでも更なる高品質を目指したが、保守的 な彼の兄弟そして、父親と対立し 2000年に自らのドメーヌを立ち上げた。
「私の仕事は、テロワールを如何にこの一瓶の中に引き出すかだ。」テロワールの体現に非常に意欲的なパトリス氏は、常に葡萄の取り扱いに細心の注意を払う。収穫の際は合計で3度の選別を行う。まずは畑での選別、更に房の選別、最後に最新鋭のゆっくりとしたスピードで進むソーティングテーブルを合計10~12人で囲み、徹底的に粒選りする。最新の栽培技術、最新の醸造技術、そして最新の熟成技術に絶えず関心をよせる。
2004
CHAMBOLLE-MUSIGNY
MILLESIME
DOMAINE PATRICE RION
LONDON HOME
ワイン会3本目
このワインは、日本に帰国したワイン会メンバーが残してくれたもの
もう一年くらい預かっていたが抜栓のときがきた
http://www.patricerion.com/
神の雫では「陰性ワイン」の典型としてこの村のワインが取り上げられているが、このワインにはそれを感じない
むしろしっかりとした骨格をもち、かつ華やかな印象のあるワイン
このワインも時間の経過とともに返信し皆を驚かせた
30分もしないうちにピノノワールの持つ力を十分に発揮するワインとなった
デキャンタ必須
1時間は待つべし
※備忘録
ニュイ・サン・ジョルジュのダニエル・リヨンは、ダニエルの長男であるパトリス・リオン氏が醸造を担当するようになり、名声を復活させた。 アンリ・ジャイエからの強い影響を受け、 オレゴンなどで、コンサルタントなどで 活躍するなど、天才的な醸造のセンスを開花させたパトリス・リオン。
ブルゴーニュでも更なる高品質を目指したが、保守的 な彼の兄弟そして、父親と対立し 2000年に自らのドメーヌを立ち上げた。
「私の仕事は、テロワールを如何にこの一瓶の中に引き出すかだ。」テロワールの体現に非常に意欲的なパトリス氏は、常に葡萄の取り扱いに細心の注意を払う。収穫の際は合計で3度の選別を行う。まずは畑での選別、更に房の選別、最後に最新鋭のゆっくりとしたスピードで進むソーティングテーブルを合計10~12人で囲み、徹底的に粒選りする。最新の栽培技術、最新の醸造技術、そして最新の熟成技術に絶えず関心をよせる。
PULIGNY-MONTRACHET
WHITE
2007
PULIGNY-MONTRACHET
CLOS DU CAILLERET
MONOPOLE
DOMAINE JEAN CHARTRON
LONDON HOME
ワイン会二本目
このワインは二年前のブルゴーニュ旅行で直接ドメーヌから買い付けたもの
この畑は、本来グランクリュだったが、その昔、この畑の持ち主が節税のためあえてプルミエ・クリュに格下げ申請を行なったという逸話を持つ(グランクリュ畑に課せられる税金は非常に高かった
)。古地図で確認したがまさにその当時はグランクリュ畑として線引きがなされていた。期待できるワイン。
最初の飲み口は、その香りの華やかさに反比例し、サラリとしたもの
瑞々しさはあるが、特筆すべきものでもない
一部をリザーブして赤ワインに移行
2時間後このワインの本当の姿がわかる
ハチミツの香りを存分に放ち、ミネラル感、複雑味、程よい酸味が一体となってバランスのよく取れたワインに変貌
化ける白の典型
デキャンタ必須
飲み頃は1時間半を経過してからか
2007
PULIGNY-MONTRACHET
CLOS DU CAILLERET
MONOPOLE
DOMAINE JEAN CHARTRON
LONDON HOME
ワイン会二本目
このワインは二年前のブルゴーニュ旅行で直接ドメーヌから買い付けたもの
この畑は、本来グランクリュだったが、その昔、この畑の持ち主が節税のためあえてプルミエ・クリュに格下げ申請を行なったという逸話を持つ(グランクリュ畑に課せられる税金は非常に高かった
)。古地図で確認したがまさにその当時はグランクリュ畑として線引きがなされていた。期待できるワイン。
最初の飲み口は、その香りの華やかさに反比例し、サラリとしたもの
瑞々しさはあるが、特筆すべきものでもない
一部をリザーブして赤ワインに移行
2時間後このワインの本当の姿がわかる
ハチミツの香りを存分に放ち、ミネラル感、複雑味、程よい酸味が一体となってバランスのよく取れたワインに変貌
化ける白の典型
デキャンタ必須
飲み頃は1時間半を経過してからか
QUINTA DO CARMO
RED
2005
QUINTA DO CARMO
PORTUGAL
神の雫で「プティ・トリアノン」と評されたワイン
後輩が見つけてきたので、脊椎反射で購入を決意
2本のうち1本を抜栓
さすがはラフィットがポルトガルで作るワイン
半端なところがない
強烈な樽香
凄まじい凝縮感
長い余韻
複雑性
どれをとっても、パーカー好みのワインに仕上がっている
翌日飲んでもヘタレることなくその深みを堅持
コストパフォーマンスに優れたワイン
異論もあるが、デキャンタは必要だと思う
基本硬いワインなので、慣らしは必要なのではないか
2005
QUINTA DO CARMO
PORTUGAL
神の雫で「プティ・トリアノン」と評されたワイン
後輩が見つけてきたので、脊椎反射で購入を決意
2本のうち1本を抜栓
さすがはラフィットがポルトガルで作るワイン
半端なところがない
強烈な樽香
凄まじい凝縮感
長い余韻
複雑性
どれをとっても、パーカー好みのワインに仕上がっている
翌日飲んでもヘタレることなくその深みを堅持
コストパフォーマンスに優れたワイン
異論もあるが、デキャンタは必要だと思う
基本硬いワインなので、慣らしは必要なのではないか
2011年3月26日土曜日
CHATEAU LE PUY
RED
2006
CHATEAU LE PUY
BORDEAUX COTES DE FRANCS
LONDON HOME
さらに家に近いところでワインショップを発見
このワインショップは庶民的なワインショップだが、店長がフランス人
ワインのセレクションも面白い
そこで発見したのが、テレビ版神の雫で「神の雫」として登場したワイン
紹介された2003年とは違うが、あまりに安いので即購入
買うときに店長が、「いいワインを選ぶね」と言ってきたので、神の雫の話をしてみたが全く知らない様子
その意味でこの店長が選んでいるほかのワインも面白いのかもしれない
しばらく通うことにする
ワイン自体、以前飲んだ2005年とほぼ同じ感想なので多くは書かない
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/05/chateau-le-puy.html
が、やはり重要なのはデキャンタと待ち時間
本領を発揮するのは、抜栓後最低1時間後だろう
今回は体調もよく、キチンと飲めたのでよかった
値段と質、そして話題性を考えるともう少しまとめ買いをすべきワインかもしれない
2006
CHATEAU LE PUY
BORDEAUX COTES DE FRANCS
LONDON HOME
さらに家に近いところでワインショップを発見
このワインショップは庶民的なワインショップだが、店長がフランス人
ワインのセレクションも面白い
そこで発見したのが、テレビ版神の雫で「神の雫」として登場したワイン
紹介された2003年とは違うが、あまりに安いので即購入
買うときに店長が、「いいワインを選ぶね」と言ってきたので、神の雫の話をしてみたが全く知らない様子
その意味でこの店長が選んでいるほかのワインも面白いのかもしれない
しばらく通うことにする
ワイン自体、以前飲んだ2005年とほぼ同じ感想なので多くは書かない
http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2010/05/chateau-le-puy.html
が、やはり重要なのはデキャンタと待ち時間
本領を発揮するのは、抜栓後最低1時間後だろう
今回は体調もよく、キチンと飲めたのでよかった
値段と質、そして話題性を考えるともう少しまとめ買いをすべきワインかもしれない
BARBERA d'ALBA
RED
2008
BARBERA d'ALBA
PIO CESARE
LONDON HOME
http://www.piocesare.it/home.htm
神の雫で「宇宙」を感じさせるワインを作り手の手がけるワイン
紹介されていたものとは異なるが、ためしに買ってみる
ちなみに引越先近くにあるワインショップが(値段はさておき)種類が充実しており楽しめる
ロンドン市内でヴィレッジ(村)と呼ばれるところが複数あるが、そうしたところは英国人のESTABLISHMENTに好まれる
そうした場所にあるWINE SHOP (非チェーン店)はたいてい、いわゆるFINE WINEの品揃えがよい
英国人の一本あたりの平均支出が確か3-5ポンドと聞いたことがあるが、こうした店のワインの最低価格は15ポンド。ボリュームゾーンは30-50ポンドであることからもそのことが伺える(もちろん100ポンド以上のワインもたくさん置いてある)
前置きはこれくらいにワインの感想
色は光を通さないくらい真っ黒
アタックは強めで、凝縮感もある
ただし単調
イタリアワインのいいところと悪いところが両方出ているワインだと思う
味に変化がなく、飽きてきてしまい、最後まで飲みきれない
悪いワインではないがリピートはしない
ただ紹介されていた、バローロは次回飲んでみよう
宇宙を感じることができるか。。。
デキャンタ不要のワイン
2008
BARBERA d'ALBA
PIO CESARE
LONDON HOME
http://www.piocesare.it/home.htm
神の雫で「宇宙」を感じさせるワインを作り手の手がけるワイン
紹介されていたものとは異なるが、ためしに買ってみる
ちなみに引越先近くにあるワインショップが(値段はさておき)種類が充実しており楽しめる
ロンドン市内でヴィレッジ(村)と呼ばれるところが複数あるが、そうしたところは英国人のESTABLISHMENTに好まれる
そうした場所にあるWINE SHOP (非チェーン店)はたいてい、いわゆるFINE WINEの品揃えがよい
英国人の一本あたりの平均支出が確か3-5ポンドと聞いたことがあるが、こうした店のワインの最低価格は15ポンド。ボリュームゾーンは30-50ポンドであることからもそのことが伺える(もちろん100ポンド以上のワインもたくさん置いてある)
前置きはこれくらいにワインの感想
色は光を通さないくらい真っ黒
アタックは強めで、凝縮感もある
ただし単調
イタリアワインのいいところと悪いところが両方出ているワインだと思う
味に変化がなく、飽きてきてしまい、最後まで飲みきれない
悪いワインではないがリピートはしない
ただ紹介されていた、バローロは次回飲んでみよう
宇宙を感じることができるか。。。
デキャンタ不要のワイン
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