2010年12月31日金曜日

CREMANT DE BOURGOGNE

SPARKLING ROSE
N.V.
CREMANT DE BOURGOGNE
LOUIS BOUILLOT
NUITS-ST-GEORGES
LONDON HOME

パリで買った一本

今年最後のワイン
季節の風物詩、バシュラン・モンドールとともにいただく

今年の最後にこのワインを選んだことに意味はない
あまりいいことの無かった、本年の最後くらいはおめでたくロゼのスパークリングで飲もうという軽い気持ち
しいて言えばLBを飲むといったしゃれっ気程度のもの

色は桜色で本当に美しい
泡もクリームとはいえないが、上級シャンパーニュと全く遜色のない細かさはある
深みは無いがストレートにスパークリングを楽しめる一本
コストパフォーマンスもいい

明日は2010年のベストワインを選定して見たいと思う

来年も感動的なワインに出会えることを祈りつつ

※備忘録
造り手のルイ・ブイヨ社は、1877年設立のニュイ・サン・ジョルジュにある歴史あるメーカー。
ブルゴーニュのブドウを愛し、シャルドネとピノ・ノワールでシャンパーニュと同じ製法で、クレマン(スパークリングワイン)を造っている。
ルイ・ブイヨ社は、規定では9ヶ月で良いとされているクレマンの二次発酵を、14ヶ月~36ヶ月もかけて行っているこだわりの造り手。フォアール・ド・マコン、クレマン世界コンクール、コンクール・ジェネラル・アグリコル ・パリ、ブリュッセル・世界コンクールなどで銀賞。そしてフルール・ド・ブルゴーニュで金賞を受賞。また、フランスの最も権威ある ワイン評価誌『ギィド・アシェット』で2ツ星に輝いている。

2010年12月30日木曜日

TICINELLO


RED
2008
TICINELLO
TICINO
SWITZERLAND
HOTEL IN SWITZERLAND

ジュネーブのスーパーで購入
ラベルがあのティニャネッロにそっくりというか、ほとんどコピーに見えたので購入


メルローで造られたワイン
正直シンプルかつ味気ない

残ったワインを翌日改めて飲んだがやはり味気ない
値段を考えると仕方ない

デキャンタは不要


CHATEAU GRAND-PUY-LACOSTE

RED
1997
CHATEAU GRAND-PUY-LACOSTE
PAUILLAC
LONDON HOME

パリ旅行で購入

抜栓直後の酸味
いいワインの予感

腐葉土の香りが最初のイメージ
その後、ベリー・カシスが舌を通過する
奥行きも豊かで格付けワインの風格は十分

97年というボルドーでは厳しい年でもクオリティは高い
最近は会えて難しい年の優良シャトーのワインを買うようにしている
その方が本当の力が理解できると思う

デキャンタが必要
30分を経過したあたりから急速に変化する
その後は同じ味わい

※備忘録
ポイヤック村の格付け第5級シャトー。名前の由来は、16世紀の所有者であるラコスト家と、ポイヤック村の南のバージュ台地のグラン・ピュイ(大きな丘)から。1978年からはデュクリュ・ボーカイユを所有するボリー家が経営。5級格付けシャトーの中心的存在となっている。


CHAMPAGNE


WHITE SPARKLING WINE
N.V.
CHAMPAGNE
LAURENT PERRIER
HOTEL IN SWITZERLAND

ヒースローの免税店でジュネーブ旅行のために購入

よく出来たワイン
定評のあるスパークリングなので、安心して抜栓できる
ある意味無難なワインだが、ポールロジェのような感動はない

値段から考えてもコストパフォーマンスはよいワイン

2010年12月21日火曜日

CHAMPAGNE

WHITE SPARKLING
2004
HEIDSIECK & CO
MONOPOLE
GOLD TOP
LONDON HOME

少し離れたワイン屋で期間限定セールをやっていたので購入
シャンパーニュでヴィンテージもの
期待が高まる

グラスに注ぐと非常に細かい泡が無数に現れる
いい兆候
香りは桃の香りがうっすらとする
焼いたトーストのこうばしい香りも

一口飲むと、細かい泡が舌の上で踊る
一方で細かくあわ立てたクリームのようにまったりとしている
程よい酸味とフルーツの味わい

このすばらしいワインがスーパーのカヴァとおなじ程度の値段とは信じがたい
後で調べるといい名のあるメゾンのシャンパーニュであることも判明


もう少しストックしておけばよかったと後悔
数本まとめ買いしておいたのが、せめてもの救い

2010年12月18日土曜日

IL PASSO

RED
2008
IL PASSO
VIGNETI ZABU
SICILIA
HOTEL IN TOKYO

一時帰国中、懇意にしている神田のワイン屋で購入した一本
カサーレヴェッキオを買おうとしたら、同じ値段を出すのならこちらを薦める、という言葉に従う

結論からいうと大当たりのワイン
カサーレヴェッキオとは全くつくりが異なる
アマローネのような甘さを感じる一方、優しいタンニンが効いている
スパイシーさと、葡萄の甘みが渾然一体となり、味に深みを与えている
最近の高級スパニッシュのような過熟感もあるが、意外とアルコールは低め

このワインは新たな発見
値段を考えるとありえないクオリティ
今年のベストバリューワイン候補にあげられる一本

開けてすぐ楽しめるのもいい

2010年12月12日日曜日

CHAMPAGNE


WHITE SPARKLING WINE
N.V.
CHAMPAGNE
PERRIER JOUET
GRAND BRUT
IZU, SHIZUOKA

これもロンドンから持ち帰ったワイン
今回は、シャンパーニュ・ブルゴーニュの白、赤、そしてボルドーの赤の中で優良(とされる)ワインを両親に飲ませようという企画

他のワインに比べてこのシャンパーニュは見劣りするが、私のお気に入りワインの一つなので選択

派手さはまったくなく、泡も少なめの落ち着いたワイン
ドライではあるが、のどを通るとほのかに甘さを感じる
大人のシャンパーニュ

ベル・エポックは(瓶代も含めて)高いが、私の感覚ではベルエポックの80%はこのワインで表現されているように思う

今回は母親の揚げる自家製野菜てんぷらと共に飲んだが、マッチングが非常に良かった
特に桜海老と春菊のてんぷらとの組み合わせは忘れられない

※備忘録
ペリエ・ジュエ社は、1800年代後半に時代に先がけて辛口シャンパンやヴィンテージシャンパンの醸造を始めたことでも知られており、1861年には、ビクトリア女王の指名により、英国王室向けシャンパンのオフィシャルサプライヤーとなっている。

CONO SUR 20 BARRELS PINO NOIR

RED
2008
CONO SUR 20 BARRELS
PINO NOIR
IZU, SHIZUOKA

帰国にあたり予め実家に送ってあった一本

私の中のベストバリューワイン、コノスルの最上級キュベ
今回はカベルネではなく、ピノを選択

色は深く凝縮感に満ち溢れている
一口飲んでみるとジュヴレイ・シャンベルタンのワインを連想させる
強さはボーヌようでもあるが、決定的に違うのは複雑味
味はシンプル
これがピノの典型であるかと聞かれれば違うような気もするが

スタンダード・キュベとは確実に一線を画している
値段を考えると非常にコストパフォーマンスが高いと言える
ただ先日飲んだメルロー(スタンダード)と比べるとインパクトが薄い

次回はメルローの20 BARRELSにチャレンジしてみたい


CROS DE VOUGEOT

RED
2002
CROS DE VOUGEOT
GRAND CRU
DOMAINE DROUHIN LAROZE
IZU, SHIZUOKA

昨年の夏ドルーアンラローズにて購入したワイン
ずっと眠っていたが、両親に飲ませるべく持ち帰る

このワインは骨格と力強さが伝わってくる強いワイン
ほどよいタンニンとコク、黒い熟した果実のようなスパイシーなアロマ
酸味と果実味のバランスも実に素晴らしい

時間の経過とともに頭角を現すワインの典型
1時間まってから飲み始めたが、その後の1時間も変化に富んでいた

少し残してあったワインを3時間後に飲んでみたが酸味が立つ事もなく
深い果実味を舌に残してくれた

このワインも持って帰って良かった

CORTON-CHARLEMAGNE


WHITE
2003
CORTON-CHARLEMAGNE
GRAND CRU
DOMAINE LOUIS LATOUR
IZU, SHIZUOKA

ロンドンから両親に飲ませるために持ち帰った白ワイン

抜栓直後はどうしても酸味が前にでるのがいいワインの特徴
デキャンタに移して45分放置

二口目からは本領発揮
蜂蜜、くちなしの花、ミネラル感、複雑味
どれをとってもいいワイン

私よりは確実に人生の短い両親には、これからもいいワインをたくさん飲んでもらいたい
持ち帰ってよかったと思う

2010年11月30日火曜日

CHATEAU DE SALES

RED
2007
CHATEAU DE SALES
POMEROL
LONDON HOME

実は家の近くにあったワイン量販店のフラッグシップ店
通常店の品揃えはもちろんのこと、いわゆるファインワインコーナーもあり楽しい
デイリークラスのワインで面白いものが多く、量販店だけあって値段も安い
しばらく通いそうな店

店員の勧めもあってこの一本を購入
ハーフボトルだが、一人で飲むのには十分すぎる量

ワインはポムロールらしい味わい
もちろん若さゆえのとげとげしさは少しあるものの、果実味やエレガントさは申し分ない

時間とともに変化していくワイン
デキャンタは必須

2010年11月21日日曜日

CHATEAU COUTELIN-MERVILLE

RED
2002
CHATEAU COUTELIN-MERVILLE
SAINT-ESTEPHE
LONDON HOME

パリ出張の帰りに買ったワイン

香りはいい
ただ味にあまりにも奥行きがなく、平べったい

有名な産地の安すぎるボルドーはある意味バクチ
当たればいいが、外れれば。。。

2010年11月19日金曜日

POL ROGER CUVEE WINSTON CHURCHILL

SPARKLING WHITE
1999
POL ROGER CUVEE WINSTON CHURCHILL
CHAMPAGNE
RESTAURANT IN LONDON

ワイン通の大先輩との食事での最初の一本
先輩が熟慮に熟慮を重ねた上で選んだもの
ワインリストを閉じた時に、「たまにはいいか」とつぶやかれていた

このワインを知っているかと聞かれ、「残念ながら」と答えてしまった自分を恥じる
飲ませがいのない人間にだけはなるまいと思っているが、シャンパーニュまではなかなか手が回らない

ワインが運ばれ、シャンパーニュグラスに注がれたときに色の違いに気づく
深い黄金色の液体に、決め細やかな泡
グラスに鼻を近づけると漂う、深い、こうばしいロースト香

最初の液体を口に運ぶ
この舌触り、この深み、この余韻
衝撃という以外の言葉が見つからない
これまでシャンパーニュを多くのんできたが、これは全くの別物
これ以上のシャンパーニュを私は知らない

久しぶりに新しい発見があった
本当に上質のシャンパーニュとはこういうもののことを言うのだと

星付レストランでこのシャンパーニュはきっと高価だったに違いない
ただ、決して「高く」はない
このワインは値段に値するワイン

当然ベスト10に入るどころか、ベスト3にランクされうるワイン

今年もあと1ヶ月半
こうした衝撃にあと何回出会えるか

ワインは楽しい

CHASSAGNE-MONTRACHET

WHITE
2006
CHASSAGNE-MONTRACHET
1ER CRU
LES VERGERS
DOMAINE RAMONET
RESTAURANT IN LONDON

ワイン通の大先輩との食事での二本目

一本目のシャンパーニュがあまりにも圧巻だったので、正直少し影が薄くなってしまった
ただピュリニーよりもシャサーニュが好きな私にとっては偶然にも好みの一本が出てきたことになる

シャサーニュらしく、白でもしっかりとした「コシ」がある一方、ピュリニーほどではないがミネラル感も豊富で、温度が上がると花の香りがでてくる
非常にバランスの取れたワイン
まさにサシャーニュのお手本というべきワインで、誰もが好きになると思う
さすがコシュ・デゥリと並び、世界最高の白の作り手といわれるだけはある

大先輩のマネをして、少量のワインを残して赤に進む
最後の最後に飲んだ味は。。。今も忘れられないほど芳醇だった

やはり、白はお金を出してでもいいものを飲むべきだと改めて思わせられる
素晴らしいワイン
これもまた、今年のベスト10に入るワイン

CHATEAU COS D'ESTOURNEL

RED
1999
CHATEAU COS D'ESTOURNEL
SAINT ESTEPHE
RESTAURANT IN LONDON

ワイン通の大先輩に連れて行ってもらったレストランでのトリ

あらかじめデキャンタしてあったこのワインは、スパイシーな香りと芳醇なベリーの香りが渾然一体となってウットリするほど妖艶なワインに変化
腐葉土、芝生、など土系をベースに様々なイメージを感じさせる複雑系ワイン

こんなに有名なワインだが、実は初めて飲む
今年の夏にボルドーを訪れたときも、このシャトーの隣にあるCOS LABORYを購入
隣であるが、やはり差は大きい

有名な(かつ非常に高価な)ワインなので、おいしくて当たり前のような気もするが今年のベスト10に入るワイン

味の変化も見事
デキャンタは必須

2010年11月7日日曜日

CHATEAU MUSSET CHEVALIER


RED
2006
CHATEAU MUSSET CHEVALIER
SAINT-EMILION GRAND CRU
HOTEL IN PARIS

最近訪問のサンテミリオン地区のワイン
同地区のワインは本当にピンキリでやすくてもマイナーゆえにいいワインもあるのが特徴
ラベルがいいのと、2010年のワインコンクールでメダル獲得という宣伝にひかれて購入

メルローらしいやさしさと、温かみを兼ね備えたワイン
カシスとイチジクのジャムを思わせる感覚
余韻は長くなく、複雑さはさほど感じられない

ただこのレベルのワインがテスコ(スーパー)のデイリーワインレベルの値段で売っているのが驚き
退職したら一度はフランスに住んでワイン三昧をしてみたいと思わせるワイン

CHATEAU MOULIN

2005
RED
CHATEAU MOULIN
CANON FRONSAC
RESTAURANT IN PARIS

ビンテージと、ボルドー旅行以来はまってしまったマイナー地域名にひかれて注文

果実味はあるものの、舌にざらざら感がのこる
荒削りなワイン
もちろん悪いというわけではないが、このブログに掲載しているスタンダードには及ばない

ブラッセリーで気軽に食事を楽しむためのワイン
時間とともに変化
デキャンタがあればもう少し楽しめたかもしれない


2010年10月31日日曜日

MARSANNAY

RED
2004
MARSANNAY
DOMAINE LOUIS LATOUR
LONDON HOME

カレーの免税店で買ったワイン
ブルゴーニュ村名、有名ドメーヌなのにまさかの値段

静かなワイン
色は薄めのピンク色
酸味を感じながら、ピノらしいイチゴの香りと味
複雑さはあまりないものの、絹のようなのどごしは十分に感じられる

疲れている時、精神的につらい時に、すこし優しい気持ちになれるワイン
ゆっくり時間をかけて飲みたい
デキャンタは全く必要なし

2010年10月30日土曜日

CHATEAU LE MANOIR DE CROIZET BAGES

RED
2001
CHATEAU CROIZET BAGES
PAUILLAC
LONDON HOME

カレーの免税店であてずっぽうにかったワイン
5級ワインのセカンドかサードだろうと勝手に推測
ブランドに期待するも、あまりの安さに懸念もあり

土、腐葉土の香りが強烈
時間の経過とともに薄れるものの、継続
カシスなどブラックベリー系の香り、余韻は短め
複雑とまではいかないまでも、格付ワインの片鱗を感じることができる

正直この価格帯でこの品質はすごい
また海を渡ったら購入したいワイン

このワインがセカンドかサードかも未確認
だれか分かったらおしえてください

CHATEAU LA CROIX DE MARBUZE

RED
2001
CHATEAU LA CROIX DE MARBUZET
SAIT-ESTEPHE
LONDON HOME

カレーの免税店で購入
今年の夏に実際に訪れたシャトーゆえに思い入れあり

全くもって期待を大きく上回ったワイン
今年のベストバリューワインに指定したい
ビンテージも適度な熟成感があってよい
マルビュゼは超熟ワインだとオーナーから教えられたが、セカンドゆえに飲みごろを迎えているのかもしれない

複数本買ってきたが、次回発見次第ケース買い決定

2010年10月24日日曜日

DUCKHORN VINEYARDS #2

RED
2006
DUCKHORN VINEYARDS
NAPA VALLEY
LONDON HOME

今年の四月に飲んだワイン

感想はかわららないが、先日飲んだコノスルのメルローにイメージが重なる
もちろんフィニッシュやアフターの長さ、独特の土の香りと干草の香りは明らかこちらのワインのイメージを上げているが、カテゴリーは同じように感じる

間隔をあけてまた飲んでみよう

2010年10月20日水曜日

CLOS LES FITES

RED
2004
CLOS LES FITES
CRIANCA
PRIORAT
LONDON HOME


近くのワインショップでスペインワイン20%オフセールにて購入

プリオラートはスーパースパニッシュワインを多く輩出しているワイン産地
一度訪れたことがあるが、断崖絶壁が多い岩山の中にところどころ畑があるような天空の地

ワイン自体は非常にエレガントでボルドーの左岸を彷彿とさせる
このワインも凝縮感やアフターの長さは値段とかけ離れているように思われた

当然デキャンタは必須
一時間前には開けておきたい

2010年10月15日金曜日

MOREY-SAINT-DENIS

RED
2004
MOREY-SAINT-DENIS
1CRU
LES RUCHOTS
DOMAINE JEAN-LOUIS ET DIDIER AMIOT
LONDON HOME

ブルゴーニュ旅行で買ったもの

モレサンドニらしい果実味とイチゴジャム系の味
あまり特徴を感じられず
インパクトはなかった

デキャンタは不要

デキャンタは不要

CHATEAU LA CROIX DE GAY

RED
1999
CHATEAU LA CROIX DE GAY
POMEROL
LONDON HOME

サンテミリオンでの夏休みで購入
ポムロールのメゾンデュヴァンのお勧め

すでにオレンジがかった紫
光はあまり通さない

時間を置くと出てくる複雑性
ベリー系をベースに、カシス、チョコレートという一瞬まとまりのない味が現出
ただ、飲んでいると不思議と統一感が出てくるワイン

期待していなかっただけに逆に驚いた
買うときには思い出せなかったが、実は神の雫掲載のワイン
このワインでも十分楽しめるが、この上級キュベを飲みたくなった

CHSSAGNUE MONT

WHITE
2006
1ER CRU
LES CHARMES
DOMAINE VINCENT GIRARDIN

LONDON HOME

ブルゴーニュ旅行のときに購入したワイン
大事なお客様とのワイン会で出す

やはりヴァンサンジラルダンは素晴らしい作り手
広域名から村名、もちろん格付畑にいたるまで、一貫したクオリティがある
日本での経験を含め、この作り手で失敗したと思ったことがない

抜栓直後の酸味はいつものご愛嬌
30分を経過したころからこのワインの本当の姿が現出
花の香り、蜜の味、シャサーニュの特徴を備えつつ、決してだるくはなく、シャープな印象
素晴らしいワインとなった
本来ならあと10年寝かしてから飲むのがいいのだろう
また出会ったときに飲みたいワイン

CHATEAU DE LA RIVIERE

RED
1988
CHATEAU DE LA RIVIERE
FRONSAC
LONDON HOME

ボルドー訪問時に、シャトーから直接買い付けたもの
先に書いたARIAを作っているシャトーの看板ワイン
ロンドンでの大事なお客様を自宅に招いたときに抜栓

若いものはシャトー滞在時に飲んだ
このワインはやはりすでにレンガ色になってきており、ピークを過ぎているかもしれないという不安がよぎる

飲んでみて全く杞憂であることがわかった
目をつぶれば2000年代といわれてもわからないくらいにパワフル
ただし、とげとげしさは全くなく、歳月を経たワインだけが持つ、優しさとやわらかさがある
ベリー系をベースに、イチジクやカシスの味が舌をうつ
もちろん腐葉土の香りも併せ持ち、いいワインであることがよくわかる

このワイン、値段を聞くと誰もが驚くだろう
フロンサックというドルドーニュ川沿いの豊かな土地で取れる葡萄
ボルドーと名乗ることができないだけで、値段が安いのであれば、もっと注目すべき場所であることは確か
来年は、サンテミリオンの衛星地区、ブライを含め、少しマイナーな地域のワインをどんどん試していきたいと思う

2010年10月10日日曜日

NUMANSHIA

RED
2006
NUMANTHIA
TORO
LONON HOME


スペイン・アリカンテで購入のワイン

デキャンタに移す時点で、部屋に香りが充満
ただものではないことがこの時点でわかる

一口目、硬い
腐葉土に顔を突っ込んだような土臭い香りをベースにカシス、ジャムの味覚
あまりにタンニンが強く、硬さが抜けないので一時間放置

二口目、硬い、が香りが圧倒的に増幅
トロのワインにいつも感じる、あのフルールケーキ(果物がいろいろ入ったスポンジケーキ)の味覚が現出
さらに三十分放置

三口目、柔くなってきた
このあたりからマジメに飲みだす
タンニンは感じられるが、非常に滑らかな、やわらかいボディーのワインに変化
トロのワインは、ボルドー左岸と右岸のいい所を両方兼ね備えているように思える

時間をかけすぎたのと、アルコール分の高さゆえに最後は記憶を喪失した上で気持ちのいい睡眠へ
ただ翌日見るとボトルに残った液体はきれいになくなっていた

スペインワインの上級キュベは本当に時間をかけて飲まなければならない
これも国民性が出ているのかもしれない

日本とスペインの価格差が激しいワインなので次回またセラーで発見したら確実に抑えたいワイン

CHATEAU CROIX DE TOURANS

RED
2005
CHATEAU CROIX DE TOURANS
SAINT-EMILION GRAND CRU
LONDON HOME


最近転居した会社近くで購入のワイン

少し荒っぽいワイン
やはりこのクラスは舌触りがいまいち

ただ葡萄本来の味は十分楽しめた
テスコデイリーワインに毛が生えた程度の値段でこれなら十分

2010年10月5日火曜日

ALTE REBEN

WHITE
2008
ALTE REBEN
RIESLING
VAN VOLXEM
LONDON HOME

フランクフルト出張時に購入

http://vanvolxem.com/


おいしかった。確かにおいしかった、はず。
思い出せない。。。

やはり飲んだときに書かねば。

2010年10月2日土曜日

CHASSAGNE-MONTRACHET

WHITE
1988
CHASSAGNE-MONTRACHET
1ER CRU
LES VERGERS
DOMAINE MICHEL COLIN DELEGER
LONDON HOME


近くのワインショップで買ったワイン
店の人からもすでにピークを超えている可能性が高いといわれる
しかし1988年というビンテージの誘惑には勝てず
20%引きというのもあって購入を決意

これも大学の友人夫妻とあける

色は茶色を帯びており、さすがにピークを超えた感がある
最初の一口は、すでに終わった、すえた香りと味
しかし、しかし、15分も経過すると、ライムやレモンの香りが強くなる
どんどん深みが出てきて、まさに息を吹き返したよう

30分経過したころには、非常にまろやかな、いいワインに仕上がってきた。
そのままさらに1時間ほど、ポテンシャルをすべて発揮して、急速に色あせてしまった
その頃にはほとんど飲んでしまっていたが、劇的な変化を遂げるワインだった


眠りから覚めた美女が、2時間だけその美しさを存分に見せ付けたあと、
急速に年齢分衰えていく、そんなワインだった
ワインは本当に面白い

CHATEAU ROCHEBELLE

RED
1995
CHATEAU ROCHEBELLE
SAINT-EMILION GRAND CRU
LONDON HOME

今年のボルドー旅行で買ってきた一品
サンテミリオンからすぐのところにあるシャトーを訪問
珍しくバックビンテージで優良年があったので迷わず購入

大学時代の友人(ロンドン駐在)夫妻と飲む

凝縮感こそ少したりないものの、果実味ははっきりと感じ取れる
イチゴの酸味と、ベリー系の甘みが一緒になっている感覚
さすがに95年、時を経たまろやかさがある

デキャンタは必要
へたれもしないので、ゆっくり時間をかけてのみたいワイン

2010年9月29日水曜日

CONO SUR

RED
2008
CONO SUR
RESERVA
MERLOT
LONDON HOME

スーパーで買ったとびきり安いワイン

9年前ロンドンから日本に戻ったときにはまった一本
当時は自由になるお金も今にくらべれば格段に少なく、いろんな葡萄の種類を試し飲みした
ソムリエ田崎氏の強力なリコメンド記事に影響されていた面もあったが、非常にいいワインと感じた
特にカベルネソービニョンは秀逸

それから徐々に購入ワインの値段もあがり、いつからかこのワインを飲まなくなった
スーパーでこれを発見したときに、今このワインを飲んだらどんな感想を抱くのだろうかという気持ちがフツフツと湧き上がり購入

やはり良かった
値段を超越したクオリティ
凝縮感もあり、この値段ではありえないクリアさも併せ持つ
さすがに複雑性はなく、平べったい感じを受ける
強い土の香りは、まさに葡萄畑の真ん中に立っている自分の姿を想起させる

高級ワインの経験をつんだ今もなお、良いと感じられる素晴らしいワイン
素朴だが深い
ワインはやめられない

2010年9月26日日曜日

CHATEAU COS LABORY

RED
2006
CHATEAU COS LABORY
SAINT-ESTEPHE
LONDON HOME

ボルドー旅行でサンテステフ村に立ち寄ったときに購入
以前から気になっていた5級ワイン

余韻は長く、キリっとした端正な味わい
サンテステフらしい酸味をずっと保ちながら、エレガントさがある
ただ味に劇的な変化が感じられない
飲み疲れはしないが、食事の間の変化を楽しむことができないワイン

コスといえば、一般にコス・デストゥルネルを思い出してしまう
このシャトーは、いつもその偉大なワインの名前の陰に隠れてしまっている
今回行ってみてわかったが、実際にシャトーも隣同士
すこし多くを期待しすぎたかもしれない

デキャンタは不要
空けた瞬間から楽しめるボルドーワイン

2010年9月22日水曜日

ARIA


RED
2001
ARIA
CHATEAU DE LA RIVIERE
FRONSAC
DINING ROOM AT CH. RIVIERE

同シャトーのフラッグシップワイン
ミシェル・ロランをコンサルタントに迎え、同シャトーが保有する最高の畑から収穫したメルローを100%使用
一つの葡萄の木からたった4房しかとらない徹底した収穫制限を実施

ワインをついでいるときから感じられる異次元の凝縮感
香りからその複雑性と深みが推察される

一口のむと、その凝縮感とともにタンニンの強さが強烈さを放つ
ただし思ったよりアフターが短い

しばらく時間を置いて飲む
高級な香水の香り、上等のバター、カシス、最後はクリームブリュレのようなデザート感
感動

この値段でこのパフォーマンスはありえない
右岸フロンサックという比較的マイナーなところで、素晴らしいワインが造られていることがわかる
これだからワインはやめられない

今年のベスト10に入るワイン
2000年が初ビンテージで2005年が(おそらく)最終ビンテージという短命な企画ワイン
あまりにもコストに見合わないのだろう
左岸でこのワインを売り出したら、いったいいくらの値段がつくのだろう
ロンドンで見つけたら確実に買い

CHATEAU DE LA RIVIERE

RED
2002
CHATEAU DE LA RIVIERE
FRONSAC
DINING ROOM AT CH. RIVIERE

このシャトーの宿泊者に振舞われるフラッグシップワイン

一瞬シラーズと間違えるほどの果実味を感じるもののアフターは短い
太陽を一杯浴びているであろうワイン
シャトーからワイン畑を見下ろすと、それがよくわかる

普通にいいワイン
しかし没個性

値段を考えると明らかにVALUE FOR MONEY
ロンドンで同じ値段で売っているならデイリーとしてお勧め

URBINA

RED
1998
URBINA
RESERVA ESPECIAL
RIOJA
LONDON HOME

近くのワイン屋でREDUCED TO CLEAR対象となっていたため購入

色はオレンジがかったレンガ色
古酒であることが伺われる
にもかかわらず香りは非常にフレッシュ
期待しながら最初の一口
深い
複雑味こそ感じられないものの、時間の経過とともにタバコ、口紅、香水といった香りが渾然一体となって鼻腔を刺激

ミスプライスとしか考えられない一本
早速また店に行ったが、元の木阿弥
残念

2010年9月5日日曜日

MONGAGNY

WHITE
2007
MONTAGNY
DOMAINE OLIVER LEFLAIVE
1ER CRU
RESTAURANT AT THE CITY IN LONDON

ニコラ・ポテルを飲んだレストランでの一本目のワイン
やはり半額だと飲んでしまう


ある意味正統派ブルゴーニュワイン
太陽を一杯浴びた感じではないけれども、シャルドネの味はしっかり、という感じ
酸味はそれほどなく、非常に飲みやすい

このワインもよかったが、やはり途中から飲みだした二本目の影響で影が薄くなってしまった
正直あまり記憶に残らず

CLOS DE LA ROCHE

RED
1989
CLOS DE LA ROCHE
DOMAINE NICOLAS POTEL
GRAN CRU
RESTAURANT AT THE CITY IN LONDON

大学来の友人が今年の夏も自宅に滞在
滞在最終日の金曜日に金融街THE CITYにあるレストランで抜栓
この日はワインがすべて半額(!)で気軽にオーダー


デキャンタを勧められるもそのまま飲むことを決意
色は若干オレンジがかっているものの、しっかりした赤紫

最初から、ピノノワールの華やかなイチゴの香り
しかし決して甘ったるいものではなく、シャープな印象
ゆっくりとではあるが、徐々に上等な香水の香りが混ざりだす
滑らかな舌触り、スムースさ、そして熟成したワインだけが持つ落ち着き

このワインは掛け値なしに素晴らしい
20年以上の時を経てもなおこの力強さを保ちながら、全く枯れた気配はない
スケールの大きさも相当なもの
飲んでいる間もゆっくり変化していった
今年のベスト10に確実に入るワイン

ただ、2時間を経たあたりで酸味が急にたってきたのはやはり古いワインの繊細さの表れか
このワインはデキャンタなしで飲むほうがいい

在庫が多くないとのこと
このワインを飲むために、もう一度このレストランに行くことになるだろう




2010年9月4日土曜日

FORSTER UNGEHECER

WHITE
2005
DR. BURKLIN WOLF
LONDON HOME

ドイツ出張でホテルの目の前にあるショップで購入
選択は店主任せ


最初は糠漬けのような香りが鼻につく
10分もするとそれはなくなり、代わりにモモの香りが前に
程よいミネラル感とふくよかさが同居
真夏ではなく、晩夏に冷やしすぎないで飲みたいリースリング

デキャンタは不要

CHATEAU CHASSE SPLEEN

RED
2000
CHATEAU CHASSE SPLEEN
HAUT MEDOC
CRU BRURGEOIS EXCEPTIONAL
RESTAURANT AT BOULOGNE SUR MER IN FRANCE

バンクホリデーを利用したフランス小旅行に立ち寄った一つ星レストラン
ワインリストの中、偉大な年2000年のワインかつ同行した友人が唸りそうなものを選択


2000年ということで迷いなくデキャンタを要求
最初の一口はタンニンが強すぎて友人も「おいしい」と言いながらも得心しない様子
時間の経過とともに大きく変化を遂げる
荒削りな部分が全くなくなり、非常に滑らかな舌触りに
ベリー、花、香水の香りがバランスよく融合
3時間かけた食事に見事にマッチ
最後は面倒くさがりの友人もワインの銘柄を写真で記録
エクセレント・ワイン


レストランも一つ星でありながら全く気取りのないレストラン
きれいな砂浜の海岸の側
ワインの値段も手ごろでリストも興味深かった
また夏に訪れたい場所

CHATEAU RAUZAN-SEGLA

RED
2004
CHATEAU RAUZAN-SEGLA
MARGAUX
LONDON HOME

たしかスーパーのセールで購入
ボルドー旅行を控え、勉強の意味もこめて開栓


マルゴー村らしい香水を思わせるエレガントさと凝縮感が印象的
時間の経過とともに酸味が消え、複雑味が増すという、いいワインの典型

よい年ではないが、デキャンタ後もへたれずに素晴らしさを維持
2-3時間かけて飲むワイン

2010年8月16日月曜日

CHATEAU LAFON-ROCHET

RED
2002
CHATEAU LAFON-ROCHET
SAINT-ESTEPHE
LONDON HOME

随分前のパリ出張で買った一品
昔グラスワインで飲んだ味が忘れられず購入


まさにサンテステフのお手本というべきワイン
最初は酸味があり少しとっつきにくいものの時間とともに解消
2時間後には深みと複雑性が幾重にも重なる素晴らしいワインに変貌

しかし、2時間待つともう睡魔に勝てずダウン
残り4分の3は奥様ののどを潤す結果に
残念


2010年8月12日木曜日

CHATEAU HAUT-NOUCHET

RED
2005
CHATEAU HAUT-NOUCHET
PESSAC-LEOGNAN
LONDON HOME

会社近くのスーパーでビンテージに惹かれてかった安ワイン
全く期待していなかったワイン

いい意味で期待は裏切られる
時間の経過とともに変化する味
複雑味こそ感じられないものの、ベリーの香りがしっかり
華やかさもそこそこ感じられる
ただし、樽香はなく、新樽は一切使ってない様子
愚直な、まじめなワイン

30分ほど前に開けておくのが吉

SCHLOSS JOHANNISBERGER

WHITE
2007
SCHLOSS JOHANNISBERGER
RHEINGAU
LONDON HOME

フランクフルト出張で購入
ドイツワインに全く明るくないので、店主のお任せ


ある程度の値段のリースリングで、いわゆる「ハズレ」をひいたことがない
リースリングの経験が少ないから、比較感がないのか
それともリースリングが好きなのか

このワインも非常に飲みやすく、かつミネラル感が圧倒的
白ワインだが余韻も長く感じる
魚とは会わない雰囲気で、むしろ肉料理との相性がよさそう

デキャンタは必要なし
冷やしてのみたいワイン


LUCENTE

RED
2006
LUCENTE
TOSCANA
LONDON HOME

あまりにも安いので空港で購入
飲むのは3回目くらい

ファーストワインのLUCEにはふかみと複雑味では及ばないもののレベルは高い
この値段帯でかえる同じクオリティのワインはそう多くない

若いが特にデキャンタの必要もなし

2010年8月11日水曜日

BISHOP

RED
2008
BISHOP
BAROSSA VALLEY
BEN GLAETZER

近くのワインショップの勧めで購入
先日、この作り手の上級キュベであるアモン・ラを飲み感銘を受けた
アモン・ラ同様、ラベルが非常に印象的
このワインは、アモン・ラの3分の1の価格
期待と不安を交錯させながら抜栓


最初の一口から強烈な印象
猛烈なアタックと長い余韻
まさにアモン・ラと同じ系統
圧倒的な凝縮感、まるでシロップのような液体
漆黒の闇を思わせる色

正直、ブラインドで飲まされたらアモン・ラとの区別は不可能
その意味で、このワインは買い

難点はアルコール度数が異常に高いこと(15.5度)
平日に飲むと次の日がつらい


2010年7月16日金曜日

CHATEAU MUSAR

RED
2002
CHATEAU MUSAR
BEKKA VALLEY
LEBANON
LONDON NOME

近くのスーパーで購入
とあるワインマンガのテーマになっていたワイン


ボルドータイプのワイン
非常に凝縮感があって洗練されている
ただ、ただ、何かが足りない
おそらく複雑味
ひらぺったい印象がのこる
バリューなワインではあるが


RESERVE DE LA COMTESSE DE LALANDE

RED
2005
RESERVE DE LA COMTESSE DE LALANDE
PAUILLAC
LONDON HOME

スーパーのセラーにあったもの
ピション・ロングヴィルのセカンドであること、偉大なヴィンテージであることを考え購入


素晴らしいワイン
ファーストは昔一度だけ飲んだことがあるが、このセカンドは「セカンド」という感じがしない
努力のない格付ワインなどはこのワインの足元にも及ばないだろう

最初から飲みやすいが、やはり変化率は高い
デキャンタは必須



GEVREY-CHAMBERTIN

2006
RED
GEVREY-CHAMBERTIN
DOMAIN DROUHIN-LAROZE
LONDON HOME

昨夏のブルゴーニュ旅行で買ったものの一つ

もうジュヴレシャンベルタン村の王道を行く味
おそらくブラインドで飲んでも、これがどこの村のワインかはわかるだろう

相変わらず素晴らしいワイン
値段を考えるとある意味ミラクル
常備しておきたいワイン

デキャンタは不要

HOLLICK

2006
RED
HOLLICK
COONAWARRA
LONDON HOME

近くのワイン屋のお勧めワイン
クナワラは2007年の夏に訪問
今でも印象に残るワインの産地
豪州には全くもって興味がないし、食もよくないので訪問する気はないけれど
クナワラにワインを飲みにもう一度訪れたい


このワインはすぐ飲める
開けてすぐに楽しめる

深みはないが凝縮感はある
甘いシラーズ

リピートは、、、しないと思う

BEAUNE LES COUCHERIAS

RED
2000
BEAUNE
LES COUCHERIAS
1ER CRU
DOMAINE COMTE SENARD
LONDON HOME

昨年のブルゴーニュ旅行のときの生き残り
蔵から買い付け

いつ飲んでもボーヌはいい
10年経過して、いい意味で落ち着いている
全くとげとげしさがない
しかし、しっかりとした味
イチゴが熟れた感覚

2010年6月27日日曜日

VEGA SICILIA

1998
RED
VEGA SICILIA
LONDON HOME

スペインのワインセラーの奥に鎮座していたこのワイン
店主との話を楽しんだあと勢いで購入
いつか開けようと思ったがその日が来たので、迷わず抜栓


デキャンタが必要なのはわかっているので、客人に飲んでもらう1時間前に抜栓
実際に飲み始めたのは2時間後くらいか

荘厳、流麗、華美、静寂
あらゆる表現がすべて当てはまるワインだと思う
無条件にみんなに飲んでほしいワイン
いろんな人に実感してほしいワイン

飲んだ状況もあるが、今年のベスト10にランクイン
またスペインで見つけたら必ず購入したい

GEVEREY-CHAMBERTIN

RED
2006
GEVEREY-CHAMBERTIN
DOMAINE DROUHIN-LAROZE
LONDON HOME

最近連続して銘酒を空けている
母親がロンドンに滞在しているのもあるがペースが尋常ではない
飲まなければワインはわからないのでいいのだが

村名ワイン
造り手が造り手だけにやはり期待は高まる
強烈な酸味
いつものパターンなので全く驚かない
迷わずデキャンタ
三十分待機

期待を裏切らない開花
ジュブレシャンベルタンを余すことなく表現したワイン
村名とは思えない深みと凝縮感

ありがとうとしか言いようにないワイン
半分で撃沈してしまったが
やはりいい記憶だけが残った

2010年6月26日土曜日

CHATEAU TEYSSIER

RED
2005
CHATEAU TEYSSIER
SAINT-EMILION GRAND CRU
LONDON HOME

近くのワインショップで買ってあった在庫の最後
コストパフォーマンスが非常にいいワイン

ただ、私は眠ってしまい一杯で終了

SAVIGNY-LES-BEAUNE

RED
2006
SAVIGNY-LES-BEAUNE
1ER CRU
LES FOURNAUX
DOMAINE SIMON BIZE & FILS
LONDON HOME

先輩からいただいたワイン
このドメーヌは広域モノでも決して飲み手を裏切らない
数あるドメーヌの中でも好きなドメーヌの一つ

このワインもGOOD
ただし華やかさはなかった
ゆっくりと、飲み疲れせず、淡々と飲めるワイン

デキャンタは必要なし


TREBBIANO d'ABRUZZO

WHITE
2001
TREBBIANO d'ABRUZZO
VALENTINI
LONDON HOME

ワイン通の大先輩に教えてもらったワイン
レストランで初めて飲んだときが忘れられない

時間が必要なのはわかっているので、1時間はデキャンタに移して放置
樽香と、蜜の香りが渾然一体となって、素晴らしい輝きを放つ
余韻も長く、存在感が大きい
かといって太陽を浴びているワイン、という感じではない

このワインはブラインドでも当てることができるだろう
それくらい特徴のあるワイン

この先何回もリピートするであろうワイン
次回も楽しみ

CHAMBOLLE-MUSIGNY

RED
2000
CHAMBOLLE-MUSIGNY
1ER CRU
DOMAINE DANIEL MOINE-HUDELOT
LONDON HOME

昨夏ブルゴーニュで買ったことは間違いないのだが、どういう理由でどこで買ったかを失念
この人は確かシャンボールミュジニー村の村長さんだったと記憶





MONTAGNY

WHITE
2000
MONTAGNY
DOMAINE LEROY
LONDON HOME

昨夏、ボーヌのワインショップで購入
飲みたい飲みたい病にかかっている奥様の強力なプッシュに負けて抜栓
言われなければなかなか飲まないので、割りきりが必要


最初の一口で酸味を感じたのでデキャンタに
移す間にも部屋中に広がる蜂蜜と花の香り
この時点ですでに普通のワインとの違いを感じる

一時間待った末、飲み始める
かすかな酸味を感じながらも、口の中で広がるシャルドネらしい味覚
はっきりとした味を一瞬感じるが、それが残らない
そして古いワインなのに瑞々しい

さすが天才の作るワイン
村名レベルでこのすばらしさ
彼女の作るグランクリュをいつかはのんでみたい

2010年6月10日木曜日

GEVEREY-CHAMBERTIN

RED
2004
GEVERY-CHAMBERTIN
LES COMBOTTES
1ER CRU
DOMAINE PIERRE AMIOT ET FILS
LONDON HOME

昨夏のブルゴーニュで買ってきたもの
師匠パスカルのおすすめドメーヌ

ジュブレシャンベルタンらしい、ジャムとほろ苦さと凝縮感を兼ね備えたワイン
難しい年なので途中でへたれないか心配したが、二時間の間ゆっくりと味を変化させた

デキャンタは不要

CHATEAU MAZEYRES

RED
1999
CHATEAU MAZEYRES
POMEROL
LONDON HOME

パリのユーロスター北駅にあるローカルワインショップで購入
好きなポムロールのワインであったこと
ビンテージの割にはデイリーワイン並みに安かったことが購入動機

抜栓後硬かったこのワインも時間を経るとなんともまろやかな味に
好きなポムロールのワインの特徴を十分にもったワイン
値段を考えるとある意味意外感があった

ブラッセリーなどで見かけることがあればお勧め

2010年6月6日日曜日

MOREY-SAINT-DENIS

RED
2005
MOREY-SAINT-DENIS
DOMAINE DROUHIN-LAROZE
LONDON HOME

昨夏のブルゴーニュ旅行で買ってあったもの
このドメーヌは「いける」ことがデフォルトになっているので期待値が高い

この村のイメージどおり、明るく陽気な味
香りは典型的なピノノワールのジャム、イチゴをを想像させるもの
透明感もある一方、余韻もある程度長い

村名であることを忘れさせてくれる一本
さすがドルーアンラローズ
今回も楽しませてもらった

2010年6月2日水曜日

THE CHOCOLATE BLOCK

RED
2008
THE CHOCOLATE BLOCK
BOEKENHOUTSKLOOF
HOTEL IN SOUTHERN WEST ENGLAND
(JURASSIC COAST)

近くのワイン屋のお勧め
南アフリカ産のワインでお勧めは、と聞いたら即座にこのワインが出てきた
値段もリーズナブルだったので購入


即座にシラーが多いと思える香り
スパイシーさと凝縮感が渾然一体となった味わい
ただ予想通り若さを隠すことができない
どことなくぎこちないフレッシュさと酸味が舌の上で抵抗する
半分も飲まないうちにあきらめる

もったいないので、栓をして家に持ち帰る
その日の夕方に飲むと驚くべき変化が
味がまろやかになり、チョコレートブロックの名を髣髴とさせるカカオとほろ苦さが前面に

通常24時間も待てない
難しいワイン

※備忘録(ワイナリーのテースティングノート)




2010年5月24日月曜日

CHAMPAGNE RUINART

WHITE SPARKLING WINE
NON VINTAGE
RUINART
LONDON HOME

近所のワインショップで購入
店員の強力な薦めが決め手


泡の決め細やかさは、さすがに名門シャンパーニュでは当たり前
いやみのない酸味は、この季節にに良く合う
柑橘系のフレッシュな味わい
こうばしさが前面にでた香り

1729年設立の世界最古のシャンパーニュメゾンの実力を堪能
地下には全長8キロにも及ぶカーブを保有
最大の深さは36メートルにもなるという
ランスはロンドンからも車でいける距離なので、一度このメゾンを訪れてみたい

CHATEAU HAUT-BRION

RED
2004
CHATEAU HAUT-BRION
PESSAC LEOGNAN
LONDON HOME

昨年のワインセールで購入
しばらく寝かせておくつもりだったが、お祝いを兼ねて抜栓
お祝いのネタは「さようなら終身雇用」
会社が大きく変わる中、個人的にも契約形態を変更
10年前と今では何もかも変わっている
次の10年もきっと予測不可能なまでに世の中や自分の置かれている環境も変わっているのだろう


さすがに5大シャトーなので抜栓後デキャンタで一時間半放置
この凝縮感、果実味、アフターの長さ、透明さ、複雑さ、何もかもが一流
アタックが強いと感じるのに、アルコール度数はたったの13度

ただ、以前飲んだセカンドワイン(バーン・オー・ブリオン)との差をあまり感じさせない
飲み手の問題かもしれないが、このシャトーのセカンドはお買い得な気がした

※備忘録


2010年5月20日木曜日

RULLY

WHITE
2007
RULLY MONTMORIN
DOMAINE JEAN CHARTON
LONDON HOME

夏のブルゴーニュで買ったワインのひとつ
ピュリニーモンラッシェ村の入り口近くにある小規模ドメーヌ
夏休みで従業員がいないので、マダムが直接ワインを説明
試飲の上購入を決定


RULLYのワインは華やかでミネラル感が豊富というイメージ
このワインもその公式に当てはまる
ただ若さゆえか、酸味が最後まで抜けない
やはり2017年に飲むべきワインなのだろう
そんなに待てないのだが

2010年5月17日月曜日

RESERVE DE LA CHEVRE NOIRE

WHITE
2007
RESERVE DE LA CHEVRE NOIRE
BOURGOGNE
MONOPOLE
LONDON HOME

ブルゴーニュ訪問のときに頼りにしたパスカル先生お勧めの一本
いわゆる広域ワインでも素晴らしいワインがあることを教えてくれるワイン

色ははっきりとした黄色
2007年という若さゆえのフレッシュさと、香りの広がりと深みを両立している
一口のむと洋ナシやグレープフルーツがが渾然一体となった風味を感じる

時間と共に味が変化、常温に近づくと香りが広がるが、少し冷やした状態でフレッシュさを味わうほうがいいかもしれない

数本買ってきたが、ストックは一本になってしまった
飲むたびに夏のブルゴーニュを思いださせるワイン
また買いにいきたくなった


CHATEAU LE PUY

RED
2005
CHATEAU LE PUY
BARTHELEMY
BORDEAUX COTES DE FRANCS
LONDON HOME

ジュネーブ出張の時にワインショップで購入
グレートヴィンテージであったこと、テレビ版神の雫で「神の雫」に選ばれていたことが購入動機


400年間の長きにわたり一度も農薬を使わず、葡萄の木は地下70メートルにまで及ぶとのこと
そのためか、ラベルには「Expression Originale Du Terroir」と記してある

最初は還元臭がきつく、温泉卵のようなにおい
しばらくして、酸味がでると、急激に味が変化
深みのある、それでいて素朴さを感じるワインになる

・・・疲れていたせいか、悲しいことに2グラスを飲んだところで撃沈
後は奥様がゆっくり飲むといういつものパターン

その後2時間に渡り味がゆっくり変化して、最後は非常にエレガントなワインになっていたとか
彼女いわく、今年のトップ5に入るらしい

いいワインは体調が万全のときに飲むべし
今回の教訓

2010年4月28日水曜日

NUITS-ST-GEORGES

RED
2004
BUITS-ST-GEORGES
LES BOUDOTS
1ER CRU
DOMAINE JEAN GRIVOT
LONDON HOME

近所のワインショップで購入
一度ジャン・グリヴォのワインを飲んでみたかった


2004年なので抜栓後すぐに飲みはじめる
酸味を若干感じるものの、しっかりした骨格をはっきりと感じる
個人的にはジュブレシャンベルタンに似た味覚
ピノの味わいを十分保ちつつ、熟成感を表現したワイン
ニュイ・サン・ジョルジュとはこういう味なんだと改めて思わせる

最後まで味の変化は大きくは感じない
やはり2004年は少し難しいか

※備忘録(パーカー)
聡明で、思慮深く、じっくりと物事を考えるタイプのエティエンヌ・グリヴォは、ブルゴーニュの新世代の指導者立場にある人物の一人で、この神格化された地域の輝かしい名声に見合うだけのワインを生み出している。

議論好きのギィ・アカと何年も一緒に仕事をしたあと、グリヴォはついに、独自のブドウ栽培法と醸造技術をつくり上げた。以前のグリヴォのワインは、若いうちからおいしく飲める代わりに、すぐに衰えてしまうものだったが、今や、彼のワインは、ブルゴーニュで最もすばらしいもののひとつとなった。このブドウ園は、確実にランクに入りつつある。

CHAMPAGNE G.H.MUMM

WHITE SPARKLING
NON VINTAGE
CHAMPAGNE
G.H.MUMM
CORDON ROUGE
LONDON HOME

ロンドンのスーパーで安売りのときに購入
初めてシャンパーニュの聖地ランスを訪問したときにマムを飲む
その時の味が忘れられない


深夜残業で疲れて帰宅
赤を飲むほどの気力がなく、白を飲むほど軽快な気分ではない
そういう時には泡が飲みたくなる

優しい泡
何か暖かさを感じるから不思議
決め細やかな泡の中に、ドライさを微塵も感じさせないブレンド
メゾンの実力を感じる
自分の中では現在ナンバーワンのシャンパーニュ

※備忘録
G.H.MUMM(ジェ・アッシュ・マム)はモエ・シャンドン、ヴーヴ・クリコに続いて、業界3位の生産量を誇る大手シャンパン・メゾンです。日本人F1ドライバーの佐藤琢磨氏の活躍で日本でもF1人気が高まりましたが、その表彰台で勝者が行うシャンパン・ファイトで使われているのがF1のオフィシャル・スポンサーをつとめるマムのシャンパンなのです。
創業者のG.H.マムはドイツの裕福なワイン商の家庭に生まれました。1827年にマムの親族がランスに設立した会社に、1838年自らの名前を付け今日のG.H.Mummが誕生しました。マム社は最上級のブドウだけを用いるという手法で、世界中のエリートたちをそのシャンパンの虜にしてきました。1875年、パーティの招待客に敬意を表するため、レジオン・ドヌール勲章をモチーフにした赤いリボンで装飾しました。これが現在マム社の売り上げの75%をしめるマム・コルドン・ルージュ・ブリュットの始まりです。

2010年4月24日土曜日

BRUNELLO DI MONTALCINO

RED
2003
BRUNELLO DI MONTALCINO
CASANOVA DI NERI
TENUTA NUOVA
LONDON HOME

週末出勤のストレス解消に、と帰りに会社近くのワインセラーを持つスーパーを訪問
このワインのみ40%近く値下げされていたため、なにも考えずに購入
予備知識ゼロ


最初の一口からいきなり濃厚
液面もシロップのように粘りをもって動く
それでも30分ほど放置
すごいことになっている
圧倒的な主張、深み、余韻の長さ
スパイシーさも感じるが、一番直感的に感じるのがスミレの香り
そのあとカカオ、そしてリオハのワインに感じる葉巻タバコのフレーヴァーが重なっていく
一方、タンニンはそこまで強くなく、しなやかさを備えている

衝撃的なワイン
今年のワインランキングで上位に入るかもしれない
あと1本あったが買っておけばと後悔

CHAPELLE-CHAMBERTIN

RED
2002
CHAPELLE-CHAMBERTIN
GRAND CRU
DOMAINE DROUHIN LAROZE
LONDON HOME

昨夏ジュブレシャンベルタン村のドメーヌに訪問したときに購入
地下セラーに整然と保管されてあったものの一本


一時間半まえに抜栓
酸味は消え、葡萄本来の姿がはっきりとわかるワインに
ピノノワールのイチゴを感じさせるエレガントさ
弱弱しい感じは一切なく、どこまでも深い味わい
いいワインには必ずあるフィネスも備わっている

このドメーヌでは、ドメーヌ自身が自らのためにキープしているものを除き、すべてリテール販売しているとのこと
つまり数年おいてから売る、ということはない
実際地下のセラーにはビンテージごとにまばらに数本残っているという感じ
バックビンテージは私が訪問したときには2001年が最古のものになっていた
ドメーヌではこうしたバックビンテージを中心に購入したい

※備忘録
1850年ジャン・バプティスト・ラローズがジュヴレ・シャンベルタンでワイン農園を開始しし、その農園はフェリックス・ラローズに引き継がれ、1919年フェリックスの娘であるスザンヌは、シャンボール・ミュジニィの畑を持ったアレクサンドル・ドルーアンと結婚し、ドメーヌの名前はドルーアン・ラローズとなりました。現在はフィリップとクリスチーヌ・ドルーアンが運営しています。
 ドルーアン・ラローズは、コート・ド・ニュイのジュヴレからシャンボール、ヴージョにわたる素晴らしい畑を合計11.5ha持っています。
彼らは素晴らしいワインを提案し続け、最高のテロワールとピノ・ノワール種の素晴らしさを広めるという志を持って仕事をしています。
 彼らの畑での仕事の基本は、季節のリズムに合わせることと、テロワールの個性が発揮できるよう自然のポテンシャルを最大限に引き出すことです。
 畑では、グリーンハーヴェスト、キャノピーマネージメント、手摘みにより最高の品質のブドウを得る努力をし、摘み取ったブドウは慎重に醗酵槽まで運ばれます。
 醗酵の後、1815年に建設された2階建ての内部に美しいアーチをもつセラーの中で、3つの有名樽業者の小樽に入れて(特級は50%が新樽で、村名クラスは一年落ちの古樽)最低18ヶ月の長い自然な熟成を行います。
 熟成の後、フィルターも清澄もせずに瓶詰めをします。
 毎年、ドルーアン・ラローズは約5万本のワインを算出し、46%特級、14%一級、40%村名という比率です。

2010年4月20日火曜日

CHATEAU MARGAUX

RED
2004
CHATEAU MARGAUX
MARGAUX
LONDON HOME

ロンドンの某有名スーパーの特別ワインセラーで購入

いつ飲むかと考えていたが、今日が最適な日だと考え抜栓
本当はお祝いになるかもしれなかった日
世の中様々理不尽なことはあるが、それを嘆き続けても得るものはない
今日が新たなスタートと考えてまた一年がんばろうと決意


先日の反省を踏まえて、飲む1時間半前にデキャンタ
ちなみに最初の一口はやはり酸味が
ただし、その一口のスケールの大きさはすでに普通のワインではない
2004年と若いワインにもかかわらず大量の澱

がんばって2時間待ち、グラスに注ぐ
その瞬間、強烈な香りが部屋を埋め尽くす
言葉にならない
フランス5大シャトーでは、最後の未飲ワイン
圧倒的なスケールと圧倒的な主張力
あえて詳細な表現は避けたい
あるいはできない

気軽に飲めるワインではないが、来年また同じ日に飲みたいワイン
そのときは祝い酒になればと期待しつつ


CHATEAU POTENSAC

RED
2000
CHATEAU POTENSAC
MEDOC
LONDON HOME

ロンドンのワインバーで格安でみつけ購入
歴史に残るグレートヴィンテージ

今回も失敗してしまった
最初の一口を飲んで酸味があるなとおもいつつ
デキャンタに移した直後から飲み始める

1時間半が経過して最後の4分の1になった頃
このワインの真の姿が現れる
芳醇な香り、プラム、ブラックベリーやフルーツケーキが混ざった複雑な味覚
アルコールが低いのにまったりとした舌触り

グレートヴィンテージのワインはやはり最低1時間から2時間前に開けて飲むべし
心に刻んだ

※備忘録
サン・ジュリアンのスーパーシャトー、レオヴィル・ラス・カーズのオーナーであるドゥロン家が所有する名高いブルジョワ級シャトーが、このポタンサック。
ドゥロン家と、醸造責任者のミシェル・ローラン氏の努力により、バランスの良い、長期熟成に耐えうる格付けワイン並みの品質を持つワインを造り上げてきました。(ちなみにこのミシェル・ローラン氏は、ポムロールを中心に活躍する醸造コンサルタントのミシェル・ローラン氏とは別人。)

「数年前までポタンサックはいくぶん通向けのワインだったが、もはやそうではない。だが、このワインは、熱心なボルドーの愛好家なら試さなければおかしいとさえ言える高品質なワインである。」byパーカー

2010年4月13日火曜日

SAINT ROMAIN

WHITE
2006
SAONT ROMAIN
SAUS LE CHATEAU
HUBERT LIGNER
LONDON HOME

サン・ロマンを訪問した後、ボーヌのワインショップで同村のワインを物色
店主にサン・ロマンのワインについて聞いたところ、即座にこのワインを勧められる
全く予備知識なし
サルディニアで買ってきたカラスミのパスタと共にいただく

サン・ロマンののワインは、サントーバンとならんで好きな村
山間にひっそりと隠れるように佇み、ブルゴーニュを思わせない雰囲気を持つ
当然名前も売れておらず、ワインの品質の割りに価格が非常にリーズナブル
いわゆる、バリューワインの宝庫

このワインも素晴らしい香りを放つ
ハチミツ香もあるが、プルーンを少しあまく焦がしたような香りもする
青りんごのような、すっぱさも兼ね備える

サントーバンと同じくミネラル感もたっぷり
あの山間の風景とミネラル感がしっかり重なるから不思議

デキャンタは特に必要がないと思う

2010年4月11日日曜日

MAJORA

RED
2003
MAJORA
BENANTI
SICILIA
LONDON HOME

シシリアはシラクサのワインショップで店主の薦めにしたがって購入


ポテンシャルを感じ、最初からデキャンタに移す
直感的にボトルの最下部から1.5センチほど液体を残したが、これが正解
2003年のワインなのに、オリが大量に残存

タンニンは少ないが深い味わい
ブラックベリー、カカオ、チョコレートの味わい
複雑な香り
樽の香りもほのかに漂う
いいワインに必ずといっていいほどある、控えめな酸味も備わっている

同社のHPによると、このワインがトップキュベ
たった8300本しか作られていない
さすがに日本には入っていない模様

やはりというか、さすがというか
世の中は広い
こういうワインに出会うと、シチリアをさらに探求したくなる
そんなワイン

CHATEAU SEGUIN

RED
2005
CHATEAU SEGUIN
PESSAC-LEOGNAN
LONDON HOME

パリ出張の時に、ユーロスター北駅の近くのスーパーで買ったもの
好きなペサックレオニャンのワインでグレートヴィンテージだったことがポイント

タンニンが強い
香りはそれなりにある
瑞々しさと、ダークチェリーの深みが同居
エレガントさにもかける
雑味も少々

これだけみると今いちだがワイン辞典で調べると意外なことがわかる
1988年から現在のオーナーが徐々に木を植え始めて、畑全体が完成したのが2004年という新顔
初ヴィンテージは1999年
そのことを考慮すると非常にいいワイン
いわゆる発展途上のワイン

葡萄はすべて手摘み、手仕分けという手のかけ方
新しいことを、いつ何歳で初めても丁寧に、情熱をもって続ければ、よい結果が出てくるのだと思わせるワイン
10年後のシャトーは今とは見違えているはず
再会が楽しみなワイン

2010年4月6日火曜日

DUCKHORN VINEYARDS

RED
2006
DUCKHORN VINEYARDS
NAPA VALLEY
MERLOT
LONDON HOME

昨年のワインフェアで買ったもの
オバマ大統領の就任晩餐会で出されたワインと聞く


アルコール分が高いせいか、アタックが非常に強い
やわらかいメルローにも力強さを感じる
きわめて高い凝縮感

時間が経つと前に出てくるやわらかさ
奥様に言わせれば、「女性の腰からお尻にかけての丸みを帯びた優しい曲線」
言われてみればそんな気がする

デキャンタで一時間おいて飲むべし
ワイン経験があろうがなかろうが、誰でもその味わいを楽しめるワイン

HOSPICES DE BEAUNE

RED
2005
HOSPICES DE BEAUNE
SAVIGNY-LES-BEAUNE
1ER CRU
CUVEE ARTHUR GIRARD
C.D. CHANZY
LONDON HOME

昨年ブルゴーニュで買ってきた一品
専門書を読むと決して高い評価を得ないオスピス・ド・ボーヌ
個人的には決して「ダメ」と思った経験はない
今回のサヴィニー・ル・ボーヌはどうだろうか

酸味が最初にくる
しかしこれは開くワインの証
一時間ほど置いてみる
酸味が緊張感にかわり、果実味が前面にでてくる
ボーヌのオスピスとは違う点がある
それは少し水っぽい点
ただそれはネガティブな意味ではない
太陽のまばゆい夏の小川がさらさらと流れている風景を思い出させる

デキャンタがMUST
素晴らしいワイン

2010年4月4日日曜日

NYETIMBER CLASSIC CUVEE

SPARKLING WHITE
2002
NYETIMBER
CLASSIC CUVEE
LONDON HOME

近くのスーパーで発見したイギリス産の有名スパークリング
日本でも紹介され一時ブームになったと聞く
日本の値段を調べるとびっくりするほどの価格差
一度試そうと思い購入


非常に強いトーストの香り
一口目は泡と酸味を感じる
泡は良いシャンパーニュほど洗練されていないが、強すぎることはない
酸味は、白ワインの酸味ではなく、レモンに近い酸味
いやらしい酸味ではないが、少し顔が引きつる酸味(レモンや梅干を食べたときのよう)
これは好き嫌いが分かれるところ
全体の味わいはハッキリしている

サセックスに畑があり、このイースターにでも訪問しようと思っていたが一般に公開されていないとのこと

※備忘録
ナイティンバー(「新しい木の家」という意味)でワインが作られていたという記録は古く、11世紀までさかのぼります。
地理的にも気候的にも理想的なナイティンバーの土壌に、フランスのシャンパンに勝る世界級の高級スパークリングワインの元となる最高品質の10万ものブドウが栽培されています。ナイティンバーは、自家栽培以外のブドウを一切使用をせず、畑、原料、技術のすべてに、こだわりと誇りを持って醸造をおこなっています。
最近では、例年のエリザベス女王結婚記念式典や、 2002年のブレアー首相が主催の女王即位50周年記念(Golden Jubilee)式典晩餐会のテーブルを飾りました。また今は亡きエリザベス皇太后もご自身の生誕100周年記念パーティーに起用され、ナイティンバーのワインをご愛飲されました。
英国王室、エリザベス女王、セレブ中のセレブ、そして世界のVIPが愛飲する銘品です。

BAROLO ODDERO

RED
2005
BAROLO
VITICOLTORI ODDERO
LONDON HOME

会社のワイン会で名のあがったスーパー売りのバローロ
ためしに購入


香りは凝縮感を感じさせるもの
色は若干明るめ
果実味もあるし、雑味もなくそれなりに美味しい
ただ、私が期待するバローロの味からは、残念ながら遠い

デイリーにしては、少し高めで、特別な日に飲むワインとしては
若干ものたりない印象

2010年4月2日金曜日

CHABLIS GRAND CRU

WHITE
2007
CHABLIS GRAND CRU
LES VAUDESIRS
DOMAINE LONG-DEPAQUIT
LONDON HOME

イースターホリデー第一弾として飲む
購入場所は失念

若く酸味が前に出すぎる
一時間以上放置して再トライ
白い花のにおい、ハチミツの香り、そして樽香
上品な、そしてドライではないシャブリの極上な味

シャブリと名のつくワインは数多くあるが、いいワインは全く別物
セラーに寝かせておく我慢ができず飲んでしまったが、
10年後のこのワインを飲んでみたい

2010年3月31日水曜日

MARQUES DE VARGAS RESERVA PRIVADA

RED
2000
MARQUES DE VARGAS
RESERVA
RIOJA
LONDON HOME

アリカンテのワインショップで購入
ミラクルなワインがミラクルな値段で売っていた
これは店の人の勧めで奥のセラーに入っていたものの一つ


真っ黒で光を全く通さない
最初の一口から只者ではない雰囲気
果実爆弾
だからといって雑ではない
爆弾とシルクが同居しているワイン
余韻も長く、リオハらしいタバコ、スパイシーな味覚が舌にのこる

値段を考えるとありえないほど優れたワイン
あの6ヶ月予約の入らないエル・ブジのワインリストにも搭載されているとのこと

2010年3月20日土曜日

ECHEZEAUX GRAN CRU

RED
2002
ECHEZEAUX
GRAN CRU
DOMAINE EMMANUEL ROUGET
WINE BAR IN LONDON

ビンテージ格安ワインバーの一本目
目移りするなか、アンリジャイエの後継者といわれるルジェのワインが目に留まる
値段も日本ではありえない価格、飲んだことがない、という理由で決定

エシェゾーらしい味わい
酸味・スパイシーさがベースとしてありながら、ピノノワールの繊細さ上品さがよくわかる
時間が経過すると、余韻も長くなり舌の上に残るようになる
当然最後まで味がしっかり

若いものはデキャンタしたほうが良いように思う

※ロバート・パーカー
アンリ・ジャイエの甥であるエマニュエル・ルジェはいわゆる「ジャイエ風」ワインを生産し続けている。
それらは色合いが良く甘いアロマを放ち、ミディアムボディからフルボディですばらしい熟し具合とふくよかさを備えている。 洗練された、豊かなワインである。 また、力強さ上品さ深遠さとしなやかさを兼ね備えブルゴーニュに見せるワインの中でも最も高級な部類に属している。
ルジェはブルゴーニュに「ルネサンス」を巻き起こした新世代のなかでも間違いなく最もすばらしい醸造家の一人である。


CHATEAU PALMER

RED
1978
CHATEAU PALMER
MARGAUX
WINE BAR IN LONDON

休暇前の金曜日
会社の同僚と伝説のワインバーに出かける
オールドビンテージワインが信じられない値段で飲める気さくな店
何気なく「マスター・オブ・ワイン」のサーティフィケートが飾ってあるところがすごい
「前座」で飲んだ「エマニュエル・ルジェ」の「エシェゾー」に続く二本目
枯れててもあきらめられる値段であること、後輩が「モナリザが見たい」と発言し決定

(日本語あり。美しいページで一見の価値あり)

色は少しだけオレンジがかったルビー色
全くかれた印象は受けない
苔むした杉、ヒノキの香りがする
一口舌に落とすと、これが信じられないフレッシュさを保っている
かすかな酸味が全体を引き締めつつも、豊かな果実味を感じさせる
やさしい、滑らかなワインであるが、奥底に確かな力がある
32年のときを経たワイン
素晴らしい熟成

デキャンタは不要
ただしゆっくり飲んでも、すぐにはへたれない強さを持ったワイン

※オフィシャルサイトの1978年ビンテージコメント


※備忘録
ナポレオンの時代が終焉に向かった1814年、イギリス人のチャールズ・パルメ少将はフランスに渡り、莫大な資産をもとにシャトー・ガスクを手に入れ自らの名前を付けました。これがシャトー・パルメの始まりです。その後シャトーは銀行家のペレール兄弟の手に渡り、更なる発展を遂げました。しかし1930年代の大恐慌によってシャトーを手放すと、1938年にボルドー、イギリス、オランダの複数のファミリーによって購入されました。これらのファミリーはパルメの畑を手に入れると財政的リスクを冒してまでも常にクオリティの向上を目指し続けました。こうした揺るぎ無い努力の結果パルメの素晴らしいテロワールが開花し、偉大なワインが生み出されるようになったのです。

マルゴー村典型的なスタイルでもありますが、シャトー・パルメの持つフィネス、エレガンス、凝縮感は砂利層の丘の頂きという固有のテロワールが生み出しています。もちろん、人間という要素もこの素晴らしい個性を最大限に活かすの為に欠くことができません。すなわち、この類まれなるワインを生むのに必要とされるのは、テロワールとワイン造りの技術との結合なのです。 メルローとカベルネ・ソーヴィニョンを同量の47%、それらを補うプティ・ヴェルドを6%使用することでフルーツ、花、スパイスの驚くほど複雑なアロマ、豊かなボディと骨格が生まれます。 テロワールのもつ力を最大限引き出すために、長期の樽熟成は欠かせません。熟成のスピードが遅いので長期保管も可能です。美しいアロマと複雑でリッチ、エレガントで時折エキゾチックなニュアンスも覗かせる印象的なフィニッシュはセラーで数年熟成させることで更に開花します。

2010年3月15日月曜日

CHATEAU LALANDE-BORIE

RED
2007
CHATEAU LALANDE-BORIE
SAINT-JULIEN
LONDON HOME

近くのワイン屋で購入
ボーカイユフェアの一環で、このワインのみ未飲だったので購入

若い、若すぎる
すっぱい
フレッシュだけど

30分デキャンタに放置
変わらず
さらに30分で、、、変わらない

頑固なのか
もう数年おいておくべきなのか

※備忘録
1970年に、デュクリュ=ボーカイユーの所有者であるジャン=ユジェンヌ・ボリーが、
一時はシャトー・ラグランジュの一部であった30ha の土地を購入した。ボリーはそのうちの18ha をわずかに超える土地にブドウを植え、それが今日の畑の広さとなって受け継がれている。

CHATEAU SOCIANDO-MALLET

RED
2007
CHATEAU SOCIANDO-MALLET
HAUT-MEDOC
LONDON HOME

パリに行ったときに買ったワイン
CHASSE SPLEENとともに「格付が低いがいいワイン」で好きな一本
ホームパーティであける


メドックらしいワイン
アタックがしっかりとしていて余韻が長い
複雑味、味の広がりがある
果物としてはベリー系、カシス系か

若いのでデキャンタ
味の変化が楽しめるワイン
きっちりデキャンタして30分後くらいが最適

SANTENAY

RED
2006
SANTENAY-MALADIERE
1ER CRU
DOMAINE PRIEUR BRUNET
LONDON HOME

ブルゴーニュ旅行のときに、ホテルの「おかみ」に推薦してもらったサントネーのドメーヌ
途中この畑を見たが、太陽を良く浴びることができそうな斜面に面していた
ドメーヌでは、夕方にもかかわらず大変よくもてなしてもらい、最後には同ドメーヌのグランクリュ、バタールモンラッシェ(!)まで試飲させてもらった


色は深いルビー色
ブルゴーニュでもしっかりした味の部類に入る
畑から想像できた凝縮感
繊細さはないが、雑味は感じられない
このドメーヌでは縦横(ビンテージ・畑)複数飲んだが、個人的にはこの畑のこのビンテージがもっとも良かったと思う

味のしっかりした料理にあうと思う
覚えておきたいワイン

デキャンタは特に不要
最初から美味しい

※備忘録
ドメーヌ・プリュール・ブルネは、サントネー村に位置する、設立1804年の、コートドールで最も古いドメーヌの1つで、8代に渡り家族でドメーヌを経営しています。 現在は、コート・ド・ボーヌの主要な六つの村にある50エーカー以上の畑を所有。 ワインのスタイルは、どのレンジも長熟タイプのクラシックな味わいで、サントネーマラディエールを筆頭に、安定した信頼のおけるワイン造りを目指しています。 リュシアン ミュザールはコート ド ボーヌの南に位置するサントネイの村に1650年から9世代続く家系です。ドメーヌは1960年代にリュシアン氏の父が興し、現在は二人の息子リュシアン氏と兄のクロード氏を中心にワイン造りが行なわれています。畑はサントネイの他ポマール・シャサーニュなどに22ヘクタールを所有。生産量の95%までが赤でピノノワールの専門家と自負、99年には、「ジョーヌ ヴィニョロン トロフェ」のチャンピオンに輝きました。サントネイらしくほど良いコクを持ち、骨格のしっかりしたスタイルが特徴です。

SAINT-VERAN LES MORATS

WHITE
2008
SAINT-VERAN
LES MORATS
DOMAINE VINCENT
LONDON HOME

近所のワイン屋が強烈にリコメンド
買うつもりはなかったが、「これはリアルバーゲン」「バニラフィニッシュが素晴らしい」など熱意のある言葉に負けて購入

確かに面白いワイン
シャルドネであることは間違いないが、さすがにフランスワイン
強烈な押し出しはないが、複雑味を感じる
樽香はなしで葡萄の味が良く出ている
余韻も長い方

コストパフォーマンスのいいワイン
お客様を招くホームパーティに最適ではないか

2010年3月14日日曜日

FIANO

WHITE
2008
MANDRA ROSSA
SICILIA

近くのワイン屋で購入
シチリアらしい太陽浴び系の味を期待

意外にドライ
アプリコット、グレープフルーツ系の味わい
フレッシュさを感じる

時間による味の変化は僅少
デキャンタは不要と思われる

2010年3月13日土曜日

GERIONE

RED
2005
GERIONE
FEUDI DELLA MEDUSA
ISOLA DEI NURAGHI
LONDON HOME

年末のサルディニア旅行で買ってきたワイン
ワインショップ店主のお勧めであり予備知識はゼロ
前回感動したTURRIGAの次にいいワインだという


一口飲んで、「これは葡萄の原液か?」と思うほどの凝縮感
というよりもトロトロな感じ
ありえない複雑味と深さ
スパイシーさと、ダークチョコレートの味が矛盾なく並存している
シラーズのワインと比べても飲み疲れがしない
最後まで飽きずに飲むことができた

デキャンタ必須
ただ、最初から少しずつのんで味の変化を楽しみたい

もう一度出会いたいワイン
いいイタリアンレストランでストックがあれば、必ず注文したい一品

※備忘録
南イタリアの楽園サルディーニャ島の南端、イス・カンノネリス自然公園と海に囲まれた、古生代の花崗岩の砕片を豊富に含む昔からの農地に、メデューサ社の50ヘクタールのブドウ畑が広がっています。 海に近い複雑な土壌組成に加えて、風そよぐ気候、昼夜の大きな温度差が織りなすバラエティが、ブドウ栽培に適したこの地域の自然の適性と個性を作り上げています。 生涯をワインにかけるという熱意をもったフランチェスコ・シクラーリとその妻ハイジが、1996年に初めてワイン作りを思い立ったとき、彼らが頼りにしたのはこの土地とその古代の恵みでした。以来、品質にこだわった素晴らしいワインを作り続けています。

※受賞暦(96年が初ビンテージにしてこの受賞暦。ただものではない。。。)


2010年3月8日月曜日

CORTON

RED
2000
CORTON
CLOS DU ROI
GRAND CRU
DOMAINE COMTE SENARD
LONDON HOME

個人的なお祝いのため、グランクリュを空ける
尊敬する先輩とまた同じ部門で働くことが出来る機会を得た
またお世話になった大先輩のご栄転
今日はとにかく飲もう

昨夏ブルゴーニュのアロース・コルトン村でドメーヌを訪問
村の中心にある老舗ドメーヌ


色は若オレンジがかったルビー色
いきなり襲いかかってくる華の香り
張り詰めた緊張感がある、いいワイン
最初の一口から凝縮感を感じさせる
ポテンシャルを感じたのでデキャンタに移す

樽の香りはしない
ブドウそのものの味わい
時間とともに酸味が感じられるようになるが、それがワインを引き締めているのが良くわかる
香りにどんどん奥行きがでてくる
適度な熟成感とフレッシュさ
よくよく計算された演出
あと10年は持つかもしれない

2000年は、その先輩に初めてお会いした年
この10年を振り返ると様々なことが思い出される
初めての海外も10年前だった
こうやって熟成を楽しめるのもワインの楽しみの一つ

これからの10年も楽しかったといえるようにやっていきたい

※14世紀の聖マルグリツト修道院のセラーを使っている老舗。1857年ジュル・スナールによって設立されたドメーヌです。その時に整備された2.5haの特級畑クロデメは、現在もここのモノ・ポールです。現在の当主は、ひ孫のフィリップ・スナール氏で、シュヴァリエ・タストヴァンの年何回かの晩餐会のアレンジをするシェフでもあります。珍しい赤のコルトン・シャルルマーニュやAOCの例外としてピノ・グリのアロース・コルトンを作っていることでも有名です。それも歴史のなせる技です。

1988年よりマセラシオン・ア・フォア(低温浸漬)と醸造中の温度管理を採用しています。現在の所有畑は9ha(粘土石灰質土壌)。ブドウの樹齢はブレッサンドが40年、クロデュ・ロワが35年、アロースコルトンが25年、ヴァロジエールが10年です。熟成はどれも3/1新樽を使用し18ヶ月間です。


2010年3月7日日曜日

CHATEAU CHASSE SPLEEN

2006
RED
CHATEAU CHASSE SPLEEN
MOULIS EN MEDOC
WINE BAR IN LONDON

会社の先輩と「ちょっと飲み」のために選ぶ
大好きなワインの一つであるが、2006年ヴィンテージは初めて


ビンテージのせいか、最初はライトに感じられた
時間が経つにつれ、果実味と凝縮感が感じられ余韻も非常に長くなる
最後には、(このワインが好きな理由でもある)香水の香りが出てくる
甘美なバラ系の香水の感じ
このワインはやめられない

残念だったのは、常温で少しダレていたこと
このクラスのワインは店で飲むとセラーに入っていないことがおおいので、買って家で飲むほうがいいかもしれない

※備忘録(R.パーカー4版より)
シャス=スプリーンは傑出したシャトーである。過去30年にわたって一貫して上質なワインを生産し、三級シャトーと同等の出来だったこともしばしばある。貧弱で凡庸なヴィンテージでさえ、そのワインは突出した深みのあるルビー色や、プラムのような熟したブーケ、豊かさと松美のあるしっかりとした風味で特徴づけられている。
 シャス=スプリーンの偉大なヴィンテージは2000年、1990年、1989年、1986年、1985年、1978年、1975年、1970年、1966年で、その中ではメドックのトップ格付けシャトーに匹敵するワインもある。
 シャス=スプリーンはラーリー家の所有だったが、1976年に、筆頭株主をソシエテ・ベルナール・タイヤンとするシンジケートに買収された。取締役のジャック・メルローはシャトーの運営に関する多くの聡明な決定を下した。その結果、いっそうひらめきのあるワインが生まれ、1980年代の終わりには文句なしにトップクラスとなった。4区画からなる畑は主として深い砂利質土壌で、平均樹齢が30年という多くの老木を誇る。ここは非常に伝統的な方法を今も忠実に守るシャトーである。マロラクチック発酵の後も瓶詰めの前も濾過をしない、メドックでもごく少数のシャトーの1つなのだ。現代技術に対する唯一の進歩は、ブドウの収穫の一部を機械で行うようになったことだけである。セカンド・ワインの導入、熟成用のオークの新樽使用率の引き上げ(50%)、細部に至るまでの完璧な配慮など、クレール・ヴィラールのもとでの進歩は明らかである。シャス=スプリーンが過小評価されていることに世界が気づいたため、価格に急騰した。

平均年間生産量:28万本
畑 面積:80ha、平均樹齢:30年、植樹密度:10000本、平均収量:50hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスとコンクリート(エポキシ張り)のタンクで3~4週間。熟成は毎年40%が更新されるーク樽で14~18ヵ月。清澄はするが、いまでも濾過はしていない。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー25%、プティ・ヴェルド5%
所有者:SAデュ・シャトー・シャス=スプリーン

CHATEAU DE REIGNAC

RED
2007
BORDEAUX SUPERIEUR
LONDON HOME

神の雫にのっていたのを思い出し、パリで購入
(漫画のはこれの上級キュベ)


タンニンが強く、雑味も感じられる
時間を置くとどんどんリッチなワインに
ただし「渋めのフルボディ」という性格は変わらず

上級ワインということは決してできないが、
このワインから値段を当てることはほぼ不可能
上級キュベに興味をもった

2010年3月3日水曜日

CHATEAU TALBOT

WHITE
2007
CHATEAU TALBOT CAILLOU BLANC
BORDEAUX
SAINT-JULIEN
LONDON HOME

近所のワインショップで、クリアランスセールの対象になっているのを発見
脊髄反射で購入
タルボは赤を何度も飲んでいるが、素晴らしいワインの一つ


白があることすら知らなかったが、赤が秀逸なので期待が膨らむ

抜栓直後は、フレッシュさを非常に感じさせながら、上品な酸味とハチミツの味が溶け合ったような感じ
樽香も適度に感じる
30分経つと味が劇的に変化し、リキュールの効いたスポンジケーキを想像させる味に
さらに時間が経つと、奥行きが増し、バニラエッセンスのニュアンスを感じた

ドラマのような展開
最初の1グラスからデキャンタ後の最後の1口まですべてを楽しみたいワイン

お客様がいるレストランで使えるワインとして記憶
ただし、この後にブルゴーニュの白や赤を持ってくると失敗するはず
ボルドー(カベルネソービニヨン)、スペイン(テンプラニーリョ)、オーストラリア(シラーズ)を持ってきたい

※備忘録
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第3版」より
 タルボでは、ささやかな量の、おいしくて辛口の白ワインがつくられている。カイユー・ブラン・デュ・シャトー・タルボと呼ばれるこのワインは、新鮮で華やかな香りのする白(メドックで最良のワインのひとつ)である。ただしこれは、各ヴィンテージの2年から4年以内に飲まなければならない。

Caillou Blanc du Chateau Talbot カイユー・ブラン・デュ・シャトー・タルボ
アペラシオン:ボルドー Bordeaux
平均年間生産量:3.000ケース
畑 面積:6ha、平均樹齢:25年、平均産出量(過去5年間):55hl/ha
育て方:発酵と育成は全部で9ヶ月。収穫の半分は新しいオーク樽に、残りは1年使った樽に入れられる。その間ずっと澱の上に置かれ、頻繁にかき混ぜられる(バトナージュ)。瓶詰めの前に清澄処理はされないが、軽く濾過処理される。
ブレンド比率:ソーヴィニョン・ブラン84%、セミヨン16%

2010年2月23日火曜日

HACIENDA MONASTERIO

RED
2002
HACIENDA MONASTERIO
RESERVA
RIBERA DEL DUERO
RESTAURANT IN ZURICH

チューリッヒのスパニッシュレストランで、ワイン通の先輩が選択

噛むことができるほどの凝縮感
豊かなタンニン
葉タバコの香り
ビターチョコ
樽香も十分

テンプラニーリョにカベルネソービニヨンがブレンドされている
印象的なワイン
リスカルのバロンド チレルに似ていると感じた
次はグランレゼルヴァを飲んでみたい

MONTEPULCIANO d`ABRUZZO

WHITE
2001
MONTEPULCIANO d`ABRUZZO
VALENTINI
RESTAURANT IN LONDON

ミシュラン一つ星レストランで、ワイン通の大先輩が選んだ最初の一本
ブラインドで飲む

明らかにフレンチとは異なる「濃い」味
スッキリさをどこかで感じさせるが、瑞々しさよりも凝縮感を先に感じる
太陽をたくさん浴びた感じ
樽香もあるが決して嫌味ではなく、むしろ上品さが際立つ

もはや日本で幻のワインとのこと
レストランで見つけたら、確実に注文したほうがいいらしい
次回見つけたら確実に選択したいワイン

CHATEAU LA MISSION HAUT BRION

RED
1986
CHATEAU LA MISSION HAUT BRION
PESSAC-LEOGNAN
RESTAURANT IN LONDON

ロンドンのミシュラン一つ星レストランで、ワイン通の大先輩が選択
ブラインド状態で飲む


神の雫でいう「ブラックアウト」を経験した気がする
突然の強力なアタック
ありえないくらいの凝縮感
後から追いついてくる果実味
カシス、ベリー、甘口のスポンジケーキ
芳醇な香りと、本当にリッチなテーストが舌の上で広がる

十分にデキャンタされたうえでサーブされる
20年以上経過したとは思えない新鮮さ
衝撃的なワイン


AALTO

RED
2006
AALTO
RIBERA DEL DUERO
RESTAURANT IN ZURICH

チューリッヒのスパニッシュレストランで私が選択
過去に日本で飲んだ経験からアシエンダ・モナステリオの後に続きうるのはこのワインしかないと思ったため

果実味と凝縮感にあふれる素晴らしいワイン
ただし、通常のスパニッシュ比べ、パーカーっぽい味付けに思える
コストパフォーマンスの非常によいワイン

・・・大先輩含め、お褒めの言葉をいただいたものの個人的には最初のワインの強さに負けている感じは否めなかった

デキャンタ必須のワイン
もう少し時間を置けばポテンシャルを遺憾なく発揮できたかも

※備忘録
ヴェガ・シシリアのウニコを世界的な偉大なワインに育て上げ「アリオン」を生み出したことで有名な銘醸造長マリアノ・ガルシアが立ち上げた究極スーパースパニッシュ。登場と同時に「世界の偉大なワインに匹敵」するワインとして各ワイン誌も賞賛。ロバート・パーカー氏はほとんどのヴィンテージにOutStanding(90点以上)の高評価を与え、20~21世紀でもベスト3に入るといわれるグレイト・ヴィンテージこの2001年(パーカー氏は2001年のリベラ・デル・デュエロに過去最高の95点評価)のアアルトのトップ・キュヴェPSで100点満点。手摘み100%フレンチオーク小樽で24ヵ月熟成。

MEURSAULT

WHITE
2004
MEURSAULT
DOMAINE JF. COCHE-DURY
RESTAURANT IN PARIS

ワイン通の大先輩とご一緒させていただいたパリのレストラン
ブルゴーニュでのムルソー村の滞在時間はほとんどなかったため、ムルソー村については知識がほとんど欠落
この偉大なドメーヌの名前すら出てこず

飲んだ瞬間に明らかに違うことがわかる
蜜のような、花のような香り
本当にクリアの舌触り
かすかな酸味
樽香もするがそれに頼らない
地下水脈を想起させる瑞々しさ

もう一度必ず飲みたいワイン
まだ早いが、今年のベスト3に必ず入るであろうワイン

※備忘録
白ワインの神様という異名をもち、ノンフィルターの長熟型白ワインでブルゴーニュを代表する生産者として知られるドメーヌ、コシュ=デュリは国道74号線近く、ムルソー村中心部から少し離れて位置しています。

1920年の設立時は町の中心部にあり、6つの畑の分益耕作からスタートしました。少しづつ畑を購入し、特に40年にドメーヌに入った2代目が所有地を拡大。現当主の3代目になってからも畑の購入は続けられており、一番最近に購入したのは94年のピュリニー、95年のムルソー。現在ムルソーの村名アペラシオンのリューディーは15区画を数える。分益耕作の割合は年々減少し、現在は10.5haのうち1.5haを残すのみとなっています。

ワインの元詰はドメーヌ設立時から始めていますが、商習慣で今でも樽の1/3をネゴシアンに売却しています。白は酸のしっかりとしたボディのある長熟型、赤はピノ・ノワールの果実味のあるフィネスを生かしたつくりが特徴です。そう、ムルソーの名声に隠れてあまり知られていませんが、少量の赤も素晴らしいのです!!!

並行物では大変な高値がつくはおろか、偽物まで出回るほどのドメーヌで、そのワインは世界的な投機的商品となっていますが、当主のジャン・フランソワ・コシュ氏はその名声にあぐらをかくことなく、畑第一主義で真剣にワインを造り続けています。

以上下記サイトより抜粋

http://www.winegrocery.com/fs/winegrocery/c/220

2010年2月22日月曜日

MARQUES DE MURRIETA

RED
2000
MARQUES DE MURRIETA YGAY
GRAN RESERVA
RIOJA
LONDON HOME

実際に訪問したこともあるボデガ(ワイナリー)
そこでつまみ食いした葡萄の甘さが忘れれない
夕暮れのオレンジの光が見渡す限りの畑と城を照らしていた光景が忘れられない
ボデガのサイトが秀逸なので、リンクをどうぞ


最初は酸味とスパイシーさが強く出すぎて、つらいワイン
ボデガのスタッフからも抜栓から1時間は置いてくださいといわれていた
日本でワインショップからはデキャンタにおいて一時間以上といわれていた
疲れと、スペイン産の美味しいハモンがあってついついのみ急ぎ
味が化ける前にダウンしてそのまま睡眠

奥さんいわく、二時間後の味は、最初の30分とは比べられない
深いスパイシーさを残しつつも、非常にエレガントなワインになっていたとのこと

次回は2時間デキャンタしてから飲もう

2010年2月11日木曜日

CHATEAU LASCOMBES

RED
1996
CHATEAU LASCOMBES
MARGAUX
LONDON HOME

会社の同僚と共同購入したワイン(共同購入すれば20%オフに)
それにしてもワインが安い
このワインも日本の半額から3分の1の値段ではないかと思う


凝縮感がありながら、雑味はなくエレガントなワイン
マルゴー村のワインの特徴がよく出ていると思う

ヴィンテージが古いせいか、デキャンタはなくても良いと思う
秋、冬にゆっくりと飲みたいワイン


MEURSAULT

WHITE
2006
MEURSAULT
LES NARVAUX
DOMAINE ROPPITEAU
LONDON HOME

昨年の夏、ムルソー村を訪問したときに購入
観光チックなドメーヌだったことから、いまいち気乗りがせず一本のみ


意外や意外
力強い、濃厚な白ワイン
花の香りが前面に出て、樽香も嫌味なく
時間が経てば経つほどまろやかに

デキャンタ必須
最低30分ほど置いてから飲みたい

最近家の近所のワインショップで発見
値段も手ごろなので、セラーが少し減ったら買いかも

MOREY-SAINT-DENIS

RED
2004
MOREY-SAINT-DENIS
MICHEL MAGNIEN
LONDON HOME

後輩が「セールです!」といって送ってきた情報に即便乗
フレデリック・マニャンのワインはこれまで数回飲んだが、どれも素晴らしかったので購入


果実味は全体的に感じられるものの凝縮感と深みにかける
全体的にイチゴのトーンだが、香りほどに味を感じない
モレサンドニといえば、太陽を一杯浴びたワインという印象だが、少し拍子抜け

もしかして時間を置いて飲むべきだったかもしれない
あるいはビンテージのせい??

2010年1月30日土曜日

POUPILLE

RED
2003
POUPILLE
COTE DE CASTILLON
WINE BAR IN TOKYO

大先輩とのワインバーでの飲み会での私のチョイス
神の雫に登場していたのと、前にブルゴーニュが続いていたことから味の変化を求めて選択

タンニンが強く感じられ、ブラックベリーやカシスのニュアンス
もう一杯飲むと酸味ではない、スパイシーさを感じた

室温だったのが少し残念
セラーから出してもう一度のみたい

CHAMBOLLE-MUSIGNY

RED
2004
CHAMBOLLE-MUSIGNY
DUJAC
WINE BAR IN TOKYO

ワイン通の大先輩との飲み会の一本目
最低二本はいくとみて、最初にこの村のワインから
二本目はジュヴレシャンベルタンに移行しようと、このワインを選択

素晴らしいワイン
ともすれば、ライトな感覚のワインになりがちなこの村のワイン
やっぱりこの作り手は偉大
圧倒的な果実味と深み
何度でも何杯でも飲みたくなるワイン

こんないいワインばかりご馳走になってすいません。。。

GEVREY-CHAMBERTIN

RED
2001
GEVREY-CHAMBERTIN
VINCENT GIRARDIN
WINE BAR IN TOKYO

大先輩との飲み会の二本目
シャンボールミュジニーからの続き
ヴァンサン・ジラルダンは大好きな作り手であり、これまで外したことがなかったのも選択の理由

凝縮感たっぷり
まさにイチゴ
うすっぺらい味ではなく、深遠な畑の香りを感じさせるワイン
安いブルゴーニュにありがちな、甘ったるさは当然ゼロ

このワインのチョイスには大先輩も納得していた
よかった。。。


2010年1月27日水曜日

CHAMPAGNUE

SPARKLING WHITE
NON VINTAGE
NICHOLAS FEUILLATTE
RESTAURANT IN TOKYO

これも大先輩との食事で出てきたシャンパーニュ

シャンパーニュはまだまだ初心者中の初心者
泡の繊細さ、味の深みは感じられど、まだまだ飲んだ本数がすくなすぎて
相対感がでない

勉強しないと

※備忘録
ニコラ・フィアットとは創始者ニコラ・フィアットの名前。彼は、アメリカでのコーヒー・ビジネスで大成功をおさめ、その後1960年代にランスの山にあるドメーヌ・サン・ニコラの畑を譲り受けたことを機にアメリカより戻り、シャンパーニュそして故郷への情熱から、1976年に独自のシャンパン・ブランドをつくろうと決意しました。ニコラ・フィアットの商品は全品プルミエ・クリュ以上(パルメ・ドール以外)で、その品質と価格のバランスの良さを最大のポイントとし、世界各国のホテル並びに高級レストラン、また近年ではエールフランスを始めとする数々の航空会社での採用と、幅広い支持を得ています。

CHATEAU DES EYRINS

RED
2004
CHATEAU DES EYRINS
MARGAUX
RESTAURANT IN TOKYO

ワインに非常に詳しい大先輩のチョイス
初めて見る銘柄
お客様もいたので、詳しくは聞かずあとで調べると意外な事実が

家族三代にわたり、マルゴーの醸造責任者であり畑はマルゴーに隣接
四代目は誘いを断りじか醸造を始めたとのこと

非常に凝縮感のある、エレガントなワイン
マルゴーを超えたかといわれれば、そうでもあるかもしれないし、そうではないかもしれない

もう少し時間をおいて飲めばよかったかもしれない
味が変化する前に飲みきってしまった
お客様がいたので仕方がないかもしれないが

2010年1月21日木曜日

VOSNE-ROMANEE

RED
2004
VOSNE-ROMANEE
1ER CRU
LES SUCHOTS
RICHARD MANIERE
LONDON HOME

ブルゴーニュ・ボーヌロマネ村の教会側にあるワインショップで購入
なぜこれを選んだのかは覚えていない

教科書に出てきそうなくらい典型的なボーヌロマネ村のワイン
(個人的にはボーヌロマネ村のワインだけは区別が付きそう)
バラの香水の香り
そして果実味と凝縮感
ボルドー好きの人間が最初になじめそうなブルゴーニュのワイン

時間の経過、温度の上昇により、より一層深みとまろやかさが増してくる
夜長を楽しみながら、ゆっくり飲みたいワイン


2010年1月17日日曜日

ROVITTELLO ETNA ROSSO

RED
2004
ROVITTELLO ETNA ROSSO
BENANTI
ETNA SICILY
LONDON HOME

シラクサにあるワインショップで購入
店員の勧めとラベル(エトナ山噴火の絵)が購入動機

やはりシラーに近い香り
最初はスパイシーさを感じさせるが、時間の経過とともにベリー系が前に
雑味も感じさせず、いいワインに仕上がっている

飲み疲れはするかもしれない
元気なとき、もしくは落ち込んでいて気分を高揚させたいときに飲むワイン

2010年1月12日火曜日

CHATEAU GRAND PUY LACOSTE

RED
2005
CHATEAU GRAND PUY LACOSTE
PAUILLAC
WINE BAR IN LONDON SUPER MARKET


ワイン部の新年会で選択
「神の雫」でムートンを破ったワインとして紹介されていたのが要因
2005年というビッグヴィンテージというのも訴求ポイント

色は非常に濃い紫色
抜栓直後は香りがたたず、少し肩透かし
時間の経過と共に頭角を現す
カベルネの力強さとメルローのやさしさが渾然一体となって複雑さを増す
最後の一杯は非常にリッチなテイストになっていた

一時間前にデキャンタをし、二時間かけて飲むワイン
値段を考えると相当バリューなワイン


2010年1月10日日曜日

CHATEAU LAFAURIE-PEYRAGUEY

WHITE
2004
CHATEAU LAFAURIE-PEYRAGEY
SAUTERNES
LONDON HOME


後輩からの頂き物をありがたく抜栓

ソーテルヌのワインも当たり外れが極端だと思う
単に甘いだけ(舌に絡みつく甘さ)のワインも多い

このワインは非常にソリッド
甘さの中にドライさが同居している
瑞々しささえ感じられる
飲み進んでも飽きない、おかわりができるデザートワイン
逆に甘いワインを期待すると、がっかりするかも知れない

私はこういうデザートワインが好み

McGUIGAN ESTATE

WHITE SPARKLING
NON VINTAGE
SOUTH EASTERN AUSTRALIA
McGUIGAN ESTATE
LONDON HOME

センズベリーで購入

特徴が見出せない

感想なし

BEAUNE

RED
2003
BEAUNE
1ER CRU
CHAMPS-PIMONTS
DOMAINE LOIS DUFOULEUR
LONDON HOME

師匠パスカルの勧めで購入
ブラインドで飲んだときの印象が強烈で、値段にかかわらず購入を決断したワイン
(結局ありえないほど安いもので、ケース買い)

抜栓して30分ほど待つ
芳醇な香り
完熟した葡萄をぎゅっと搾った感じ
その凝縮感はブルゴーニュワインを超越している
香りは「バイオレット」というより表現できない
素晴らしいワイン
このワインの前にボルドーが来ても全く問題なし

師匠によると、2003年は異常な熱波がフランスを覆った年
それ故に同じドメーヌでも他のヴィンテージとは全く異なる性質を持つとのこと
このワインは普段は凡庸なワインだが、この年は熱波のせいで傑出したものとなった

他のヴィンテージも試してみたくなるワイン

SAINT ROMAIN

WHITE
2006
SAINT ROMAIN
DOMAINE HUBERT LIGNIER
LONDON HOME

ブルゴーニュ訪問時に購入した村名ワイン
コートドールをさらに奥に分け入ったところにある険しい山の間にある小さな村

ミネラル感が豊富
抜栓直後から、ツツジの花の香り(そんな表現があるかわからないが)

時間の経過によっても味に変化なし
気楽に楽しめるワイン

BOURGOGNE

WHITE
2005
LES CHAMPLAINS
DOMAINE SIMON BIZE & FILS
LONDON HOME


ブルゴーニュワインの見本のようなワイン
広域名にもかかわらず手抜きなし
最初は酸味が強い
時間が経過するにつれ、深みと広がりが増す
ハチミツの香りと、(種類はわからないが)花の香り

こういうワインに出会うと、ワインが楽しくなる
逆に同じ金額でも選べば素晴らしいワインに出会えることもわかる
やはりワインを適当にスーパーで買ってはだめ

BARCINO

WHITE SPARKLING
NON VINTAGE
LONDON HOME

ニコラ店員の勧めで購入

繊細な泡
しっかりとした味

いいワインだが何かが足りない

記憶に残らないワイン

2010年1月9日土曜日

RULLY

WHITE
2007
RULLY
DOMAINE MICHEL JUILLOT
LONDON HOME


フランスの師匠パスカル氏にブラインドで飲まされ感動し購入
時間をかけて飲むように指導される

最初の一口は酸味が強く閉口する
香りはホワイトチョコレート
時間がたつにつれ酸味が大きく後退
チョコレートに通じる甘さが現出

素晴らしいワイン
これでこの値段とは信じられない
やはりブラインドでのむと、「高級」ワインと間違える可能性あり

ものの本によると、この生産者はCOTE CHALONNAISEでもっともリスペクトされている生産者であり1404年からここで葡萄を作っているとのこと
ブルゴーニュでRULLYはマイナーな地域だが、それ故にリーズナブルでよいワインが多く眠っているところであると、師匠が言っていた
興味深い地域である

2010年1月8日金曜日

MOREY-SAINT-DENIS

RED
2004
MOREY-SAINT-DENIS
1ER CRU
LES MILLANDES
DOMAINE PIERRE AMIOT ET FILS
LONDON HOME

昨年、モレサンドニ村教会前のワインショップで購入
店員が勧めてくれた一本。このドメーヌのものは4本購入しているが、これがはじめての一本

グラスに注いだ瞬間から感じるピノノワールの華やかな香り
ジャム、若干の腐葉土香
口に広がる香り、繊細さ
ただ、余韻は非常に短い
薄っぺらさは感じさせないが、地下水脈を想起させる瑞々しさがある
ライトボディなワイン

時間を経て若干味の変化はあるが、デキャンタが必要とは思わない

2010年1月7日木曜日

CHATEAU TALBOT

RED
2006
CHATEAU TALBOT
SAINT-JULIEN
LONDON HOME


ノルマンディーの大型スーパーで陳列されていたものを購入

一口飲んであまりに硬いのでデキャンタに移す
1時間後飲み始める
しっかりした骨格
クリアな飲み口
樽香はあまり感じさせない
葡萄で直球勝負しているワイン

値段からは考えられない、コストパフォーマンスの高いワイン
一本は常備しておきたいワインのひとつ

2010年1月3日日曜日

TURRIGA

RED
2004
IMBOTTEIGLIATO DA ARGIOLAS
SERDIANA ITALIA
LONDON HOME

サルディニアのワイン屋で、サルディニア最高峰のワインを尋ねたらこれがでてきたので迷わず購入
ご主人いわく「サッシカイア」と並び称されているとのこと
(・・・にしては、ありえないくらい安いなと思う)

グラスにそそぐと、インクのごとき黒さ
一口飲んで、「グー」で殴られた「衝撃」
あまりのタンニンのすごさから、デキャンタに移す必要ありと判断
デキャンタに移し、小一時間待つ
タンニンは後退してきた
かわりに複雑な香りと味
ヴァニラの香りと、ベリー系の「衝撃」(香りと表現するには強すぎる)
樽の香りも少々
舌にからみつく濃厚さ、その余韻の長さ

このワインはすごい
正直「さすがにサッシカイアはないだろう」と思っていた
ご主人は強い郷土愛からそう言ってるのだと感じた
しかし、これはまごうことなき一流ワイン
誰もがそう思うだろう

ワインの楽しみを教えてくれるワイン
世界は広い

再会の日が楽しみ

2010年1月2日土曜日

DOM VINCENT RARE GRAND BRUT NO.1

ROSE
NON VINTAGE
CREMANT DE BOURGOGNE
MAISON ONESIMUS
LONDON HOME

昨夏現地で買ったクレマン・ド・ブルゴーニュ
ロゼの最後の一本を開ける
田崎信也氏の(自称?)先生に教えてもらったスパークリングで、彼曰く「クレマンの中でも最高の一本のひとつ」
これを飲んでから、シャンパーニュにこだわる必要は全くないと心底思えるようになった

色は、ピノノワールの薄いピンク
泡はきめ細やか
さわやかだが、決して軽薄ではなくしっかりとしたコクがある
スパークリングなのに余韻が長い

あまりに少数生産なのでロンドンで見つけることはできないと思う
次回どこかで出会うことができたら間違いなく購入する一本



NERO D'ACOLA

RED
2006
TENUTE ADRAGNA
TRAPANI
SICILY
HOTEL IN TRAPANI


シチリア島の最後の夜に宿泊したホテル
トラッパーニ地元のワインで、ホテルスタッフのお勧めワイン

香りはシラーに近い
ダークチェリーを思わせる
アタックはシチリアワインの赤に共通に見られるしっかりとしたもの
十分な太陽を浴びて完熟したブドウを搾った感じがする
スパイシーさも併せ持つ
ただし余韻が短い
開けた瞬間から飲める
デキャンタも必要なし